旅の記12-7

南島の旅１-7
４月7日（月）Tekapo～Oamaru

１０時前、チェックアウトに２階の事務所に行くとオーナーのWalterもZetaも留守で、若い男性がいた。二人の息子だという。いずれ、このお宿を継いでいく、若旦那だ。

ガソリンを満タンにして、さて出発。初めての道を行くのは不安なので、BudgetでＧＰＳも借りて来ている。我が運転手（shauffeur）君に、「GPS使わないの？」と聞くと、「分かりやすいから大丈夫。Oamaruに近くなったら使う」と言う。大丈夫かな～～？？？彼、ちと方向音痴なとこあるからな～～；と一瞬不安な気持ちがよぎる・・・マ、いいか・・・道路標識があるし、分かりやすいものね・・

Ｌａｋｅ　Ｐｕｋａｋｉ

Lake Pukakiは、今日も曇って、Mt Cookは、見えない。今回はミルキーブルーの湖を見ることができなかった・・・残念・・・

Ｔｗｉｚｅｌ　

国道8号線（State Highway 8）をさらに走ると、やがて、Twizel。タウンセンターへ入り、Twizelの町をぐるりと走って見る。紅葉した大きな樹が印象的な民家。

Ｗａｉｒｅｐｏ　Ａｒｍ

トゥワイズル(Twizel)の町を出て、黄色く色付いたWillow treesが湖面に反映して美しい小さな湖（Wairepo Arm）が！・・・ア！キレイ！と見とれているうちに通り抜け、やがてオマラマ(Omarama)と言う集落へ。

Ｏｍａｒａｍａの集落

ガソリンスタンドと数軒お店があるだけの小さな村。ここでランチ休憩。

Ａｎｔｉｑｕｅ　ｓｈｏｐ

アンティークショップがあるので早速ウィンドーショッピング。入ると意外に奥深く広い。アンティークだか？ガラクタ？だかが、びっしりで、気を付けて歩かないと当たって壊しそう・・・


カフェでランチをした後、出発（運転手殿は、8号線をまた走り始める：ここが運命の分かれ道とは？！）。1時間ほど走ると、展望所らしき所があり、ストップ。Waitaki Districtの看板。どこだろう???
運転手君、「ここは、リンダス　パス（Lindis Pass）だ」と言う。（ン？Lindis Pass?それって、西海岸へ行った時通った道とちゃう？・・；）

Ｌｉｎｄｉｓ　Ｐａｓｓ

 Willow treesが美しい山道。そこから更に走ること1時間?と、クロムウェル(Cromwell)と言う町の表示が？？？・・・

Ｂ：「Cromwell！？しまった！道を間違った！！！」
私：「クロムウェル？！って！？？Queenstownの近くの？？！！エ～～!!ほんとなら、もうOamaruに着いている頃じゃないの～～？！」
Ｂ：地図を見ながら「Oamaruに戻るには遠すぎるから、このままアレクサンドラ（Alexandra）から85号線をを通って、パーマストン（Palmerston）から1号線を北に走ってOamaruに行くコースを取る」

Oamaruで、83号線に曲がらなければならなかったのだ。彼、さすがに反省したと見えて、GPSをオンにして、目的地を設定。

Ｒａｎｆｕｒｌｙ　Ｈｏｔｅｌ

途中、最短距離の細いバイパスを行けと言うGPSと喧嘩しながら、安全な、でもただひたすら何もない山の中のクネクネ曲がった国道85号線をひた走る。４時頃、やっとランファリー（Ranfurly）の町へ。ホテルでお手洗いを無断拝借して出発。

Ｐａｌｍｅｒｓｔｏｎ　の教会

5時頃、パーマストン（Palmerston）の町にたどりつく。北島にある我が町Palmerston Northとよく混同されるけど、オタゴ地方のこの小さな町の方が早く命名されたらしい。

Ｓｔａｔｅ　Ｈｉｇｈｗａｙ　１

国道1号線のHampden Palmerston Roadに入り、やっと、海岸が見えて来た！

10時にTekapoを出てから、7時間近く掛かって、やっとOamaruの街にたどりついた。

6時頃、やっと、お宿に到着。やれやれ・・

メインストリート（Thames St.）を北に抜けた所にあるモテル（High Field Mews）。町で一番新しいモテルらしく、きれい。隣接した2部屋(adjoining rooms)で、キッチンとキッチンの間に行き来できるドアが付いている（connecting rooms）から便利。

すぐに近くのスーパーマーケットで、朝食用の食料を調達して、お宿に帰り、今夜は、残り物の掃除料理で夕食。長距離を一人で運転してぐったり疲れた運転手殿は、「時間がかかったけど、未知の所をたくさん行くことができたし、気分が変わって良かっただろ?」と、負け惜しみ？を言いながら、9時前にはベッドイン。お疲れ様、ごゆっくりお休みください！

3姉妹は、隣の部屋で、バスルームの換気扇が動かないとか、シャワーとトイレに仕切りがないので床が洪水になる、とか、新しいけど、設計ミスが多いお宿を、こきおろし、今日のドライブのハプニングを、良き旅の思い出になったね、とか、かしましくおしゃべりして、夜は更けて行く。