2011年1月31日月曜日

Life with wild birds 2

ついに手から!!
25日に、初めて、つぐみ(thrush)のデブ(Dave)ちゃんに、餌をやって以来、彼は毎日、1~2度近くに来るので、食べ物を与えてきた。ある時は、朝、ある時は、夕方、裏庭、あるいは、表の植木鉢の上に、休んでいたりする。そばに近付いても逃げない。

昨日は、裏庭で草取りをしていたら、彼、いつの間にか、すぐそばの植木鉢の上にいた。土曜日、買物ついでに、Dave用にと、”MIX SEVEN SEED & GRAIN(7種類の穀物と種のミックス)”というのを、量り売りで買ってきておいたので、早速それをキッチンから持って来る。

少し、芝生の上に置いて、「デブちゃん、ほら、栄養満点で美味しいよ。おいで!」と呼びかけると、じわじわと寄ってきてつつき始めた。




残りを手の平に載せて、あれこれ話しかけながらおいでおいでと、何度か言ってるうちに、少しずつ近付いてきて、手から食べ始めた!ヤッタ~~~!!

ツンツンした嘴が、くすぐったいけど、我慢してじっと動かないようにして、彼の様子を見る。背中には、まだ産毛が残っていて、羽根もまだ伸び切っていない。まだ、とても若い。きっと、春に生まれたばかり、生後2~3か月?の小鳥に違いない。親鳥から、もうひとり立ちしなさいと、突き放されて間がなく、まだ、世間?の怖さを知らないのかも?
小鳥のように食べるというけど、ホンの少しつついたら、満足したのか、向こうへ行ってしまった。いずれ、お嫁さん(お婿さんかも?)を、見つけて、巣作りをするようになるのだろうから、自分で餌をとる訓練をしなくてはいけないのに・・・と、思いながらも、懐いてくれると、つい、かわいくて、餌をあげたくなてしまう。いつまでこうして来てくれるのかな・・・来なくなったら寂しいな・・・家庭持ったら、家族を連れておいでね~・・・
子供連れで来たりしたら、楽しいだろうな~・・と、あれこれ、想像しつつ、ダメ、やり過ぎないよう、気をつけなくては・・・と、自戒?

2011年1月27日木曜日

Life with wild birds

1.小鳥の日光浴?
ある暑い日、窓から外を見ると、芝生の上で、小鳥が2羽、じっとうずくまっているのに気付いた。何してるんだろう??

手前の1羽は、ブラックバード、
向こうにいるのは、ツグミ(thrush)。口をポカッと開けて上を向いて、翼をゆるめて、同じ格好をしたまま、じっと動かない。そのまま、5分?も10分?も動かない。
インターネットで調べてみると:
・・・身体を膨らませて、じっとしている時は寒がっている状態、翼を広げ気味にして口を開けているような時は、熱がっている状態・・・自然の中で暮らす野鳥たちにとっては日光浴も大事な日課です。陽射しの中で羽をひろげて、身づくろいをしながら身体につく寄生虫やダニを予防するのです。また、鳥は足に陽射しを浴びることで、日光からの力を借りてビタミンD3を作るそうです・・・

とある。なるほど、暑ければ、木の陰に行けばいいものを?と思ったけど、暑がりながら日光浴してるんだ。


2.瀕死の小鳥
ある朝、ガレージの前のコンクリートのドライブウェイに、小鳥がうずくまっていた。死んでる?!いや、まだ息をしている。どうやら、ガレージの上のリビングの窓ガラスに激突したようだ。胸毛が緑で、背中が茶色い体長5~7センチほどの小鳥。目白(silvereye)??・・・
窓ガラスの真中に灰色の小鳥の産毛がくっついている。窓には、小鳥の巣がある?と思われる、大きなマクロカーパの木の緑が、くっきりと映って見える。以前も、寝室の窓に、目白(silvereye)が、激突して、即死したことがある。今度も、きっと、窓に映った樹にめがけて飛び込んだに違いない。
瀕死の小鳥を、隣家との境にある低い塀の上のフォーシャ(fuchsia)の花の木の下に(私は、怖くて小鳥を触ることができないので家人が)置いた。家人は、「頭を打って、骨が折れているのかもしれない。もう、だめだろう」という。

この夜は冷えたので、小鳥が気になって眠れなかった。朝一番に見に行くと、何と、小鳥は、塀の下のコンクリートの上に横たわっている。何とか、飛ぼうと動いたに違いない!家人は、まだ息があるという。もしや、助かるかも?と思い、しばらくして、水と、パンくずを入れた容器を持って行くと、何と!小鳥がいない!また、少し、動いたのかも?と、あちこち探したけど、見当たらない。
寒い夜を、一晩、生き延びて、元気になって飛んで行ったんだ!きっとそうだ!良かった・・・ほんとに、良かった・・・


3.つぐみのお友だち
2日前、お天気の良い日、洗濯物を裏庭に干していた時のことだ。私の足元に何やら動くもの??ン?小鳥・・thrush(つぐみ)だ。脅かさないようにじっとしていると、私の周りを、トコトコと1周して、逃げる様子がない。

「何かご用?お腹空いたの?ちょっとまって、何か持ってきてあげる」と、言って、洗濯物を干した後、キッチンへ。食料棚(pantry)から、お菓子の材料に買ったまま、使っていないオーツ(oats)を、少し手に持って裏庭につながるサンルーム(conservatory)のドアを開ける。と、すぐドアの向こうの手すりの下に置いているピーマン(capsicum)を植えたポットのそばに彼?がいる。

手すり越しに、オーツを播くと、用心しながらも、近寄ってきて、つつき始めた。人懐っこい。どこぞでいつも餌をねだっているのだろうか?胸が丸々としたthrush だ。「お前良く太ってるね~~!デブだから、今からDaveって呼ぶことにしようね(勝手にオスと決め込む?)。」

昨日、朝、サンルームのドアを開けると、そこに、Dave が!私が外に出たら、彼は、ドアの方にトコトコ歩いて来て、近くをウロウロしている。私はキッチンからまた、オーツを一握り持って来て、今度は、使っていないお皿に載せて、マーガリンの空き箱に水を入れて、植木鉢のそばに置いた。知らんぷりして、様子を見ていると、用心しいしい、寄ってきてつつき始めた。

いつも、残ったパンくずを庭に播くようにしているけど、色んな小鳥が来て、あっという間に、なくなる。Dave は、近所の人から、パンくずかなんか、いつも近くでもらって慣れていたのかな?それとも、いつも私がパンくずを播いているのをどこかで見ていて、危険人物でないと判断したのかも?

夕方、表のドアを開けると、ドアの前に置いてある鉢植えの土の上に小鳥がいた。私が、そばに行っても逃げない。Daveだ!キッチンに行って、また、オーツを一握り持って来て、空いた鉢の皿に入れてあげたら、用心深く寄ってきて、つつき始めた。30センチ程しか離れていない。
手の平に載せて、差し出したけど、さすがに用心深くそれには寄ってこない。でも、根気よくやってみよう。そのうち、”手乗りつぐみ”になるかも?
今朝、表の庭に出ると、つぐみ(thrush) とブラックバード(blackbird) が、2羽、芝生にいた。私が近付くと、blackbirdは、すぐに、トコトコ庭の隅へ逃げて行ったけど、thrushは、逃げない。Daveだ。今朝は、パンくずを、ティッシュに包んでエプロンのポケットに入れておいたので、Daveのそばにしゃがんで、パンくずを少しずつ草の上に置いた。彼は、30センチの距離を保ちつつも、パンくずをつつく。

適量置いて、私がその場を離れると、さっき庭の隅の方にに行って、こちらを見ていたblackbirdが、トコトコ、戻ってきた。じわじわDaveのそばに寄ってきて、パンくずをつつこうとするけど、Daveは、怒って追い払う。blackbirdの方が身体が一回り大きいのに・・・小鳥の世界にも、First come, first served(早い者勝ち)の掟があるのだろうか?

thrushは、別名song birdと呼ばるくらい、歌がとても上手だ。野生の小鳥に餌を与えることは、良いことじゃないけど、いつも、歌を歌ってくれるお礼?に、最小限の餌をやっても、害にはならない?かな?

2011年1月23日日曜日

NZの隅々を旅するの記9-9b

10月4日 2.プロの毛刈り見学
ウォーキングの後の、朝食は、また格別だ。でも、ゆっくりしてはいられない。次は、本物の羊の毛刈りを見に行くのだから。
荷物は、夕べまとめておいたので、簡単。フロントに、荷物を預けて、ゲリーに付いて昨日の毛刈り小屋(shearing shed)に。ジェーンも一緒だ。ご主人のアランは、来ない。二人も、今日チェックアウトするそうだ。
昨日と違って、毛刈り小屋の中は、忙しく働く人たちで、活気にあふれている。仕事の邪魔をしないよう、部屋の隅の方に固まって見学させてもらう。

You-Tubeに動画をアップロードしたので、見てください)
プロの毛刈り人(shearer)たちは、さすがに、速い。次々と、羊が後ろのドアから、引っ張り出され、毛を刈られたら、ポンとけられてまた中へ。刈られた毛は、女性たちが集めてまとめて、ストック部屋に運ぶ。合間に、散らばった毛を掃いたり、休む暇もなく働いている。昨日と違って、舞台には、全く糞が落ちていない。さすがだ。まだ、疲れていないのか、ぶら下がりベルトを使っている人はあまりいない。1日に一人が手バサミ(hand shears)で100頭近く刈ると言うから、すごい重労働に違いない。

小屋の外の草地には、毛刈りが済んで解放された真ッ白い羊たちが、3日間の絶食の後のごちそう草を、夢中で食べている。おや?中に、白い体に目立つ赤い丸い色の付いた羊が2~3頭??ハサミで切られて、マーキュロを、ぶっかけられたかな~~??!!

2011年1月19日水曜日

Super Seven series

歩こう走ろう会
マナワツ ストライダーズ(Manawatu Striders)ラニング&ウォーキング クラブは、マナワツマラソンクリニック(Manawatu Marathon Clinic)として、1982年に設立。以来、市民の健康促進のため、マラソンやウォーキングのイベント(Manawatu Striders Vautier Pharmacy Super Seven series)を、毎年、開催している。

Vautier Pharmacy(ヴォーティエ薬局)の後援で開催されるこのスーパーセブン・シリーズは、今年で6回目、参加者はだんだん増えて、昨年は1000人を超えたという。7週間、毎週、火曜日6:15pm から、7キロの行程を走る/歩く競技だ。

前年までは、傍観者だったけど、最近、歩くことに、目覚めて来たので、今年は、7回完歩目指して参加することに。大勢で歩くのもまた楽しいに違いない。

まずは、5時頃、おにぎり食べてエネルギー蓄積?トーストなんぞ食べても、腹もちがしない。おにぎりが、こんな時、一番効果的だ。中身は、ツナマヨ、梅干し、カツ節、すりゴマ。おにぎりの周りに紫蘇とチリパウダー入りピリ辛をふりかけ、焼き海苔をぜいたくに丸ごと1枚巻いてっと~~!ア~~、美味し~~!オレンジジュースをグラスに2杯(これが、後でタタルことになる??)。水は、途中、補給ポイントでもらえるので、身軽に、タオルだけ。というのは、やっぱり不安・・・ポケット・ティッシュ、小銭入れ、ハンカチ、キーを入れたポーチを腰につけて、車で会場へ。

場所は、エスプラナード公園(Victoria Esplanade Parks )の続きにあるオングリー公園(Ongley Park)。エントリーは、その中にあるYMCAの建物で。

既にたくさんの老若男女が、集まってきている。今日から、嵐が来るという天気予報。空は、重い雲が立ち込めている。



参加費一人3ドル。7回分一括前払いだと20ドルで、ゼッケン(bib)をくれて、毎回登録する手間が省けるとか。ウ~~ン・・・考えるな~~・・でも、1回で払っとけば、損しちゃいけないと、7回全部がんばって参加するかも?と、考えた末、40ドル(相棒と二人分)払ってもらった番号は、585と586。スポンサーのロゴマーク入りTシャツ(写真の赤いTシャツ)が18ドル。なんだ、成績優秀者にくれるんじゃないの~~??!! いらな~い!

6時20分、まず、ラナー(runners)がスタート。ふたごの赤ちゃんをベビーカーに乗せて走っている人がいる!!






その後、ウォーカー(walkers)が続く。ウォーカーの中にも、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた人とか、赤ちゃんを背負っているお父さんとか、多々いる。

コースは、オングリー公園から隣接するエスプラナード公園を通り、川沿いにサイクリングロード、マッシー大学教育学部キャンパス沿い(2km地点)、ゴルフコースの周り3.5km地点で、水補給。川沿いのサイクリングロードに戻り後は、同じコースを戻る。

皆、すごい速足で歩く。大きな人ばかりの中で、小ぶりでストライドの短い私は、遅れをとってはならじと、むきになって速足になる。

途中、マッシーの辺りは、緑がいっぱいの美しい並木通りや、カモが優雅に泳ぐ大きな池があり車もめったに通らない。池の向こう岸には、豪邸が並ぶ。散歩やジョギングするにはもってこいのコースだ。道路わきに、お父さんと二人の子供が、”マミー、がんばれ”と書いた旗を持って、応援している。そのマミーが、私の背後にいたみたいで、応援に応えている。微笑ましい。

この辺りから、汗が噴き出てきて、足の動きが鈍る。誰かとしゃべるどころじゃない、もう疲れて来たヨ~~・・・フ~フ~・・水が欲しいヨ~~~・・やっぱり水ボトル持ってくればよかった~~・・・3キロ半の飲み物補給地点で、やっと、コップ1杯の水をもらい、歩調を緩めることなく、ガンバ~~!!

4km地点を過ぎた頃、osikko(wee-wee)に行きたくなる(;´Д`A ```) ハ~出発前にトイレに行かなかったことが悔やまれる。ガマンの子~~・・・デモ、デモ~~(~д~*)・・・(汗;汗;) ・・・くたびれたヨ~~、そのうえ、くしゃみでもしようものなら・・・爆発しそう・・・相棒に、もう後2キロちょっとだ、ガンバレ!と叱咤激励され、まだ2キロも~~!!と、ブチブチ言いながら歩く(そこらの藪でチョット・・・・というわけにもいかず・・・(><;)

嵐が来るとの予報通り?この辺りで、恵みの雨と風が・・少し、気分を良くしてくれる・・やがて、エスプラナード公園の美しく咲き乱れる花が見えてきた・・・でも愛でるゆとりはない・・・ア~、もう少しだ~~・・・ガマン、ガマン・・・

やっと、フィニッシュ!!!!ゴール!!!ダ~~~~!!!と、YMCAのビルの中のtoiletへkakekomu・・ハ~~o(´^`)o ・・・

完歩のご褒美は、スポンサーVautier Pharmacyの名前入スポーツソックス。

その他、バナナ、水、ソーセージ・シズルズ(*sausage sizzels)が準備されている(ドタバタしてるうちにどれも売り切れていた~~;)。
(*sausage sizzels:焼いたソーセージを白い食パンに挟んでトマトケチャップなどつけて食べる、NZのポピュラーな軽食:ソーセージをジュージュー焼く音(sizzel)から付いた名前)

ゴールした時間は、69分25秒。腰につけていた万歩計(pedometer)は、10762歩。

この後、両足のふくらはぎから指まで、強烈にツッタ~~~!!!イテテテ~~!!(;*´Д`*;)、ヽこむら返り(cramp)・・・急激な運動による筋肉の疲労・・

予防法:運動前の十分なストレッチ、スポーツドリンク、ビタミン、ミネラル、カリウム(バナナなど)などの補給・・・

あれこれ、勉強になりました。次回は、あまりがんばらないで、楽しんで歩こうゾ~~。( ̄ー ̄;)ゞ

2011年1月17日月曜日

NZの隅々を旅するの記9-9a

Wilderness Lodge 3
10月4日1.早朝バードウォッチング?

いよいよ最後の日だ。有効に残り時間を過ごしましょう、と、皆、張り切って早起き。ゲリーについてまたブッシュへ。ちなみに、このウォーキングコースは、Rainbow Nature Valley Walkと言う。(写真:ピンク色に染まる夜明けの空)

小鳥のさえずりの解説など、そっちのけ、ゲリーは、昨日通ったコースを外れて、苔生して、水たまりのある森の中の道無き道に、どんどん入り込んで我々を連れて行く。人が入らない薄暗い森の中は、細い清流、朽ちた枝で一杯で濡れないようにまたいで歩くのが大変。木の下は、一面、苔の絨毯。寝転んでみると、ホンワカ、暖かくて柔らかくてすごく気持ちが良い!
ゲリーは、ブナの木と、ヤドリギの説明に夢中だ。

NZのブナの木(Beech tree)は、常緑樹で、4~5年に1回、前年の夏が暑い(せいと考えられている)と、次の年には普段より大量の小さな赤い花を咲かせる(この年をMust yearと言う)。必然的に、この後、動物人口も激増する。花の後の実は、ネイティブバード、カカリキ(Kakariki) やケア(Kea) の食料となる。

ヤドリギは、ブナの木に、寄生して (parasitic) いるのではなく、共生して(symbiotic)いると言える。ヤドリギの花の蜜や実は、ベルバード(Bell Bird)を始めとするネイティブバードの糧となる。鳥たちが、ブナの木の種もあちこちに運んでくれ、お互いに利益を享受するから、共生なのだそうだ。

このヤドリギを好んで食べるポッサムのために、一時、NZのヤドリギは、絶滅の危機に瀕したそうだ。ポッサム駆除の努力で、その数が回復し、ここレインボーバリーに育つヤドリギの数は、国内最大数と言ってもいいほど、たくさん育っているとのこと。ゲリーがヤドリギの1本1本に宿った年を書いているけど、その年から推測するに、ヤドリギは、1年に10数センチしか成長しないようだ。

ヤドリギは、西洋では、クリスマスの飾りとして、用いられ、色々言い伝え(参考サイト:shunさんが調べてくれました)があるようだ。ゲリーは、大きく育ったヤドリギを「キッシングボール(kissing ball)だ」と、嬉しそうに撫でる。この木の下で、キスした人いるかな?

バードウォッチングを楽しめる森にするためにも、ブナの木とそのヤドリギの共生は、不可欠なんだな、と、改めて、ゲリーが、ヤドリギの宿った年を記して、大切に育てている意味が分かった。

2011年1月11日火曜日

NZの隅々を旅するの記9-8d

10月3日 午後
3.子羊を抱っこ
私が、子羊を抱いてみたいと言ったら、ゲリーは、裏の方の納屋のある所に皆を連れて行った。
柵で囲まれた庭には、ホテルの食事に出る卵を生んでくれている放し飼いの鶏(free range chickens)に交じって、子羊も2~3匹いる。
その中の1匹を抱いて連れて来て、抱かせてくれた。
生後3週間だそうだ。毛がベタベタ脂っこくて、暖かい。かわいい~~!!!ゲリーが「この子が、今夜のラム料理になるかも??!!??!!」と、言いながら、笑ってたけど・・・エ~~!!あり得る~~?!今夜、ラムは食べまいゾ!!

小さな囲いの中には、子牛が・・・ゲリーは、いとしそうに撫でながら、「この子牛は、アンガス種で、コウビビーフ(ン?交尾牛?ノ~、どうやら神戸牛のことらしい)もアンガス種(Angus beef)だ。脂身が真っ白だよ」と、説明する。じゃ~~、この子も、今夜のビーフ料理になるかも~~???!!!!こんなかわいい子たちを見た後には、ベジタリアンになりそ~~・・・><;

ホテルへ戻る途中で、ゲリーは羊の餌やりをさせると言う。ファームの囲い越しに、手をたたくと、向こうの方から羊の群れが、ドッと、こちらに我れ先に走ってくる。大小様々な羊たち。

ゲリーが私たちの手にコロコロしたドッグフードみたいな餌(sheep pellets)を載せてくれる。干し草にビタミン類を加えて固めたものだそうだ。羊用のサプリメント?

囲い越しに餌を差し出すと、大きな羊が、ベロベロよだれを垂らしながらボリボリ餌をむさぼる。小さな羊に、餌をあげようとしても、大きなのが、邪魔して、なかなか餌をもらえない。「コラ、!あんたはもういいの!たくさん食べたからあっち行きなさい!」と、言っても、やっぱり日本語は通じないみたい?!!?結局子羊たちは、ほとんど何も食べず、あきらめて向こうに行ってしまった。

明日は、チェックアウト。ゲリーは、昨日の朝、寝坊して行かなかった早朝バードウォッチングに連れて行き、出発前に、プロ達の毛刈りのシーンを見せてくれると言う。

2011年1月8日土曜日

NZの隅々を旅するの記9-8c

10月3日午後
2.毛刈りの実演
その後、いよいよ、ゲリーの毛刈りの実演。
毛刈り小屋(shearing shed)の外の、柵の中には、羊が一杯押し込まれている(写真左)。草は、生えていない。ここで、毛刈り前の羊たちは、3日間飲まず食わずで過ごすんだそうだ。そうしないと、毛刈りの時、糞や尿で、大変なことになるらしい。

小屋の入り口の囲いから続いた中には、羊用の通路があり、3日間絶食済みの羊が、毛刈りのために待機させられている。中に入ると、毛刈り用の舞台みたいになった台があり、その向こうはドア。そこから、通路にいる羊を入れ、刈ったら出すのだ。舞台と反対側の壁際には、刈り取られた毛が入った囲いが、いくつかある。それぞれ名前と等級が表示されている。アーサーズパスは、NZで最も高地にある集落で、メリノ羊を育てるのに最適の所だそうだ。ここ、ウィルダネスロッジは、最高品質のmerino fine woolの生産を誇っている。
細い繊細な毛ほど、品質の良い毛で、メリノウール製品の原料用に輸出。NZブランドのicebreaker、イタリアのアルマーニ(ARMANI)、その他アメリカや日本(メーカー名?忘れた・・)など、有名メーカーと契約して、卸しているそうだ。最低の品質のものは、中近東に輸出され、カーペットの原料になるという。
ゲリーが、1頭のメリノのメス羊(ewe)を、舞台の後ろの扉から連れて来た。ここでは毛刈りに、電気バリカンを一切使わないそうだ。海抜700メートル以上の高原では、暑い夏でも、夜はとても寒いことが多いので、年中、外で過ごす羊を寒さから守るため、毛を短く刈ってしまう電気バリカンではだめだそう。ある程度毛を残して切るためには、手ハサミを使って毛刈りをするから、大変な重労働に違いない。

見ると、舞台の上から、ブランコみたいな皮の輪が、いくつかぶら下がっている。腰を傷めないよう、この輪に身体を預けて刈るんだそうだ。小屋には、マーキュロ?らしい殺菌剤が備えてあり、羊も人間もハサミで、傷ついた時、これをぶっかけて消毒するとか。

すごく良く切れそうな大きなハサミで、「まずは、足から」と、ゲリーは、あれこれ説明しながら刈っていく。プロは、1頭6分ほどで刈ってしまうけど、ゲリーは、10分かかるとか。羊は、実におとなしく、じっと動かず、されるがままだ。でも、途中、ピクっと2度ほど動いた・・皮膚を切られたな?!と、思ったとたん、羊のお尻から、黒いものが~~!!
ウンチだ~~!!!羊は、緊張のあまりお漏らししたんだ。絶食させなければ、大変なことになると言ってた意味が良く解った。何百頭もの羊をどんどん刈って行くんだから、たちまち台は糞だらけになってしまうに違いない。
首のまわりを切る時は、一番緊張するそうだ。一人ひとり、試しに、ハサミを持たせてちょっぴり刈らせてくれる。写真は、ジェーン。ちなみに、私は、左利き、と言ったら、ハサミは右利き用だから、だめだ、と言われ、させてもらえなかった。o(´^`)o
刈り取られた毛の内側は、まっ白!どの羊も灰色か、茶色いのでそんな色の羊だと思っていたら、何と、実は、毛は真っ白だったんだ!年がら年中、外で過ごす羊たち。寒さから守るために脂で覆われた毛がドロドロに汚れるのも無理は無い。納得~~!
ゲリーに刈られた後の真っ白な羊!!と、待機している羊たちのこの違い!!!!


2011年1月1日土曜日

Free Range Cook

明けまして、おめでとうございま^^す!


Annabel Langbein The Free Range Cook
今、NZで旬のお料理番組、”annabel langbein The Free Range Cook”の、アナベル・ラングバインは、まさに旬の、子供から大人に至るまで超人気の、NZだけでなく世界でも注目されている、料理研究家だ。

フリーレンジ・クッキングとは、よく名付けたものだ。今、フリーレンジで育ったかどうかが、卵、チキン、ポーク、ラム、ビーフなど、買う時の決め手になる。自由な発想で、フリーレンジで育った安全な素材で、お料理し、家族や友人をもてなす・・・どんな有名なシェフのお料理番組より人気のある所以だ。

(*彼女のレシピを動画サイトで見ることができるので、お暇な折にどうぞ。)

アナベルのお料理に、目新しい瀟洒な高級料理は無い。でも、彼女の美貌もさることながら、美しい緑と青い空の下の恵まれた地元の自然環境の中で育って、採れた、あるいは獲れたもの全てが、お料理の素材となっている所が、最大の人気の秘密のようだ。
彼女は、NZ南島、オタゴ地方(Otago Region)に住み、家庭菜園で採れた野菜、ハーブ、果物、ナッツ類、近隣の友人の養蜂家、ハンター、ファーマーなどから手に入れた蜂蜜、ゲーム肉、肉類、卵、乳製品、あるいは近辺の湖や入り江で獲ってきた魚介類・・・などなど、新鮮な素材を使ってお料理をする。
手に入れた素材を生かし、家族のため、あるいは、お友達との集いのために、心をこめて作ったお料理は、暖かくて、美味しそうで、お腹も心も、いっぱい、豊かに満たしてくれそう。
写真上は、アナベルの本と、我が家で収穫した、今が旬のボイズンベリー(Boysenberry)とストロベリー。
我が家も、ちょっぴりだけど、畑で採れた(と、ちょっと自慢させてもらって?)野菜、ハーブ、果物、ベリー類でお料理をすると、ささやかな幸せで心もお腹も満たされる。

ボイズンベリー。赤い内は、まだ酸っぱくて小鳥も食べない。(黒く熟してきたので、今は、ネットを掛けています)







今日採れたて、白いコリフラワーと緑のブロッコリーの両親、その子供、黄緑のブロッコフラワー(broccoflower)一家が勢ぞろい。






10月に植えた葡萄の小さな青い実。









旬は過ぎたけど、ミズナとラディッシュ


その他、キャベツが今、たくさん。トマト、カボチャ、ネギ、チャイブ、リーク、ガーリック、人参、ピーマン(capcicum)も順調に育っている。

アナベルみたいにはいかないけど、採れたての野菜でお料理できることを感謝。


では、皆さま、今年もどうぞよろしく~~!! (*^o^*)ノ