2014年5月15日木曜日

旅の記12-11

南島の旅1-9-3
4月9日(水)Otago Peninsula

入り江の向こうにDunedinの街を見ながら狭いくねくね曲がった海沿いの道をしばらく走るとやがてPortobello (マップ)。チェックインしてモテルの人に聞くと、4時からPenguin Placeというところで、黄色目ペンギン(Yello-eyed Penguin)やワイルドライフのツアーがあるという。3時半、急げば間に合うだろうと、荷物を部屋に置いてすぐ出かける。

4時に少し遅れて着いたら、ゾロゾロ人が建物の中に入って行く。ガイドらしき人が、どうぞ入って、と言うので、続いて入って行くと、劇場のように椅子が並んで皆座っている。我々が席に着くとすぐにガイドさんが、説明を始めた。

ペンギンやアホウドリ(albatross)のNZでの生態や保護状況を説明。ここは、民間経営で、1985年にHoward McGrouther氏がペンギンを保護するために始めたそうだ。

その後、イエローアイドペンギン(yellow-eyed penguin)を保護しているリハビリ舎の外から見学。ここでは、何らかの理由で親を亡くした赤ちゃんペンギンや、病気、傷ついたペンギンを保護飼育している。保護されたペンギンは、腕にメタルのリングを付け、元気になって自然に戻された後も、保護観察され記録されている。

4月は、若いペンギンの脱皮(脱羽?moulting)シーズンで、脱羽している間は、防水機能が無くなるので海に餌取りに行かない。結果3~4キロ痩せるとか。ここでは、もちろん餌をもらっているのだろう・・丸々してる。


その後、オンボロ?マイクロバスで山の中へ。山の上から、下の方に広がる遠い海岸(Bushy beachよりもっと遠い)を見る。目を凝らして見ると、ペンギンらしき?ものが動いていたり、fur sealが寝てるらしい影があったり・・

fur seal?
sea lion?
近くの岩場には、fur seal(sea lion?が・・・ひねもすノタリノタリかな・・・

山を歩きながら、あちこちに作ってあるペンギンの巣の近くを見て回る。

2匹(鳥だから2羽と呼ぶべきか?)が、じっと並んだまま直立不動。そばには、白い糞が・・・何を考えているんだろうね~~・・哲学者みたい・・・


腕にリングを付けているから、一度保護され放されたペンギンたちだろう。人が近付いても逃げない。あんな下の方にある海へ毎朝出かけて行って餌を取り、またこんな山の上にある巣まで、あのヨチヨチ歩きで岩場もモノとせず往復するバイタリティ!とてもいじらしいから、守ってあげたくなる!


ペンギンがあちこちで巣作りをしているのを見るために、長~~いトンネル状の道ができている。所々、覗ける所があって、そこから、ペンギンの様子を観察する。

彼らに必要な、シェルターや巣作りのための安全な場所を、人間が、開拓破壊してった。ペンギンプレイスでは、科学的なリサーチをしながら、ペンギンの生態を探り、保護し、植樹をして、あるいは害になる動物を駆除し、ペンギンや野生動物を保護するために様々な活動している。こう言った保護活動の資金は、ツアー料金(一人49ドル)で賄われているという。

ペンギンやキウィバード、その他、飛べない鳥たちは、天敵の居なかった地の果てのこの国でのんびり暮らしていたのに、人間たちが(猫やネズミなども伴って)やって来て彼らを絶滅、あるいは絶滅の危機にさらしてきた。だから、NZではこう言った固有の動植物(natives)の保護活動が活発に行われている。

バスで、Penguin Placeに戻って解散。ガイドの女性に、「私たちまだ料金払ってないんですけど、どこでお払いしたらよいの?」と聞くと、もう事務所は締まっているので、できません。次の機会にでも払ってください」と言う。なんて、大らかな人だろう!

「きっと、明日、払いに来ます。ありがとう!」

夕食は、モテルの人お勧めのレストラン "1908 Cafe" へ。アンティークな雰囲気が素敵な店で、オーナーっぽい女性が、テキパキと機知に富んだ応対ぶりでかっこいい。食事は、NZでは、普通の少し上?でも、姉たちは、昨夜のレストランのシーフードスープの方が美味しかったという。

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