4月11日(金)Larnach Castle
ラナーク城はPortobelloに行く途中にラナーク城(Larnach Castle)
への道標があったので、運転手殿は自信たっぷりでGPSは使わなくて良いと言う(大丈夫かな~~・・・)
案の定、Dunedinからオタゴ半島へ抜ける分かれ道で、左に入るべきところを右へ入り、右往左往して、何とかオタゴ半島への道に戻った。そこから、しばらく走ると"Larnach castle→"と書いた道標。→に従って右に曲がる。やがてすごい狭い曲がりくねった山道を登って行く(Camp Road)。左側は、断崖絶壁だったりして、オ~こわ~~・・・1871年に建ったと言う・・・その当時、車も無かっただろうに、こんな山道を通ってそんな高い山の上にお城をどうやって建てたんだろう???
山の上に上がるにつれ、霧が出て周りは白く見えにくい。と、やがて、まるで国境の検問みたいなブースが道の真ん中にあり、中から顔を出した中国系の顔をした男性が説明してくれる。
Rhododendron room |
案内された部屋は、ロッジ(Lodge Rooms)の1階の左端の2部屋。角部屋Rhododendron room (部屋の周囲がベランダで眺望は抜群)と隣のKate's Room。
ベランダに出ると、壁板も床板も椅子も白茶けて、古くて、相撲取りでも立った日にはボリっと折れそう・・・
辺り一面霧(mist)がかかり、オタゴ半島の湾(Hoopers Inlet?)を一望に見下ろす景色はとても幻想的!この景色を見られただけでも、1泊の価値ありだわ・・・
お部屋に荷物を置いて、さて、お城めぐり。宿泊客は、無料で自由にお城の内外を見学できる。
ラナーク氏 |
「・・・1906年に政府が買い取り、精神病院として使われたのを始めとして、何度も売りに出され、持ち主が変わり、1967年、Barker夫妻がこのお城を買い取った時は、家具も何もなく、大変な荒れようで、人々から、狂気の沙汰だと言われた。一家は、荒廃したお城とお庭を、少しずつ、少しずつ、修復して行ったので、お城は再びDunedinのランドマークとなり、当地の観光業界に大いに貢献している。・・・」web siteより
螺旋階段を昇りながらたくさんのお部屋を一つ一つ見て回る。
屋上への急勾配の階段 |
屋上につながるせまいコンクリートの螺旋階段を上がると、お城全体が見渡せる。
屋上から下を覗く |
屋上 |
屋上から見る庭園 |
お庭を歩き回って見る。残念ながら今は季節的にお花が少ない時期。
Stable |
ロッジのそばのStable(かつての家畜小屋)は、宿泊施設と朝食用のダイニングルームになっている。
ディナーの前まで、時間がたっぷりあるので散歩。
お城の前に行くと、靄の中で、白いウェディングドレスに包まれた花嫁が花婿に抱き上げられた写真を撮ってもらっている。
お城の前にはたくさんの人だかりどうやら結婚式があったようだ。こんなミストの中での結婚式も幻想的で悪くないかも・・・
dining room |
お城に入って行くと、恭しく礼服?に身を包んだ若くてハンサムな男性が、書斎みたいな部屋に案内してくれて、食前酒の注文を取る。私は、NZが誇るソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)を。
そこへ、カップルが2組入って来て、彼が紹介してくれる。それぞれ食前酒を飲みながら、自己紹介。1組は、Invercargill(インヴァカーグに近い発音)から来たカップル。もう1組はアメリカからきたカップルで、Camp Estateに滞在しているらしい。
やがて、ダイニングルームに案内される。昼間見学したお部屋のひとつだ。ちょうど8人用のテーブル。もっと、他にお客がいたらどうするんだろ?
それぞれ、メニューを見て注文。私は、サーモン。やがて運ばれたお皿の上には、でかいサーモンがドンと乗っている。他の人たちのも似たり寄ったり。
アメリカ人のカップル |
和気藹々と食事をしながら、おしゃべりに花が咲く。Invercargillからのカップルは、結婚50周年で、子供たちがお祝いにここでの宿泊をプレゼントしてくれたのだと言う。
食事は、いまいち?だったけど、アンティークで素敵な雰囲気の中でのディナー。ちょっと優雅な気分になれて良かった!
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