2015年2月3日火曜日

Family gathering

従兄弟寄り

1月30日から2泊3日で、Napierへ。

1年半ほど前、Bの母方の祖父母の孫の集まりをしようと言う話が持ち上がった。祖父母は、1男5女の子供に恵まれ、その子供たち、つまり従兄弟たちの集まりをしようと従兄弟の一人が計画したらしい。

孫の代は、バラバラに散らばって、集まることは容易ではない。Bは、ほとんどが、知らない、あるいは、小さい時会っただけの人たちばかりだという。

従兄弟の一人のシャーリーが発起人兼世話役で、半年ほど前に、Napierのモテルに予約してくれている。

Napierは、Palmyから車で2時間ほど。30日(金曜日)、午後2時出発。途中道に迷ったりして、4時過ぎ、Napierの街から10分ほど郊外にあるモテル Parkside Lodgeに到着。既に、たくさんの従兄弟たちが、中庭で談笑している。Bの姉二人も連れ合いと一緒に既に到着。

世話役のシャーリーが、「貴方は日本人でしょう?私の夫はマオリで、息子の嫁は、ベトナム人とカンボジア人です。とても国際的で楽しいワ~!」と、とてもフレンドりーにハグで迎えてくれた。

次々と紹介された従兄弟とその連れ合い・・・すぐには覚えられそうにないけど、皆、すごく、フレンドリー。

案内されたお部屋に荷物を置いて・・・ベッドの上に赤いバラの造花の花束と、カード入り?らしいグレーの封筒がある・・・あら、素敵な花束、こんなの置いて歓迎してくれるなんて、センスの良いお洒落なモテルだな・・・と、軽く思いながら、すぐ階下のキッチンへ。

キッチンでは、既に自己紹介し合って、仲良くなった女性たちが、夕食の準備をしながらおしゃべりに花が咲いている。

メニューは、コールドミートに、コールスローサラダ、ポテトサラダ、グリーンサラダ、それに、フルーツ、ブルーべリー、トースト、丸パン(buns)など、ヘルシー!キッチンから出た中庭には、椅子やテーブル、BBQセットがあり、泊り客が自由に使っていいようになっている。

横縦大きい男性(後で聞いたら、彼お巡りさんだって)が、マッスル(green lipped mussles)の殻をナイフでこじ開けて、実を取りだしてお皿に載せながら、私に、美味しいから食べてみろという。生のマッスルは食べたことがないので、恐る恐る口に入れてみる。ちょっと、苦いけど、結構いけるじゃないの?!彼の、奥さんは、マオリ。マオリの人は、マッスルやウニ(Kina)を生で食べる習慣があるから、彼も生食に慣れているのだろう


食事をしながら、従兄弟たちが、それぞれ持っている家族写真やアンティークな先祖の形見の品物などを披露する。ひとりが、古いペンダントを見せてくれた。中に、金で出来た小さな赤ん坊?の人形が入っている、珍しいものだ。


waistcoat
また、一人は、祖父が作ったと言う、つづれ織り(tapestry)を利用したヴェスト(waistcoat)を、着て見せる。

一人の従兄弟の奥さんは、家系図を調べる仕事をしているとかで、数世代前(1450年代)からの家系図(family tree)を持って来て見せてくれた。小さな文字で、びっしりと書かれている。よく調べたものだ。


family tree
NZでは、家系図を調べるのは、容易らしい。家系によっては、500年前に遡って、調べることもできるという。教会や、結婚式をした所での記録、お墓の記録、その他、あらゆる記録が残っているので、インターネットで見ると、調べてくれる会社が多々存在する。

食事の後、部屋に戻ってベッドの上に置いてあった赤いバラの造花と封筒を、改めて見た。中に入っていたのは、ブラウン家(Browns)、祖父母とその子供たち6人兄弟、の写真。1940~50年代の頃?原版は、セピア色だったに違いない。

写真の説明に、6人の子供たちが育った所は、Harakekeと言う所で、Harakekeとは、マオリ語で、flaxのことで、今回の集いの記念として、flaxで、この花束を造って準備しました、と書いてある。シャーリーが、1年以上前から、計画して、準備していてくれてたんだ。なんて、素敵な女性!

シャーリーの部屋へ行って、お礼を言い、そのまま楽しくおしゃべり。彼女は、手芸が大好きだそうで、色々アートについての話で盛り上がる。ワンガヌイ(Whanganui)に住んでいるけど、娘は、何と、Palmyに住んでいると言う。これから、楽しい交流が続きそうだ。

次の日(31日、土)は、ブランチ(brunch)と称して、10時から中庭でBBQ。その後は夕食まで自由時間。ワイナリー巡りツアーに参加する人たち、買物に出かける人たちと様々だ。ワイナリーは何度も行ってるので、希望者5人でNapierの街に繰り出すことに。

とても良い天気で、Napierの街は、観光客で一杯だ。同行者4人は、皆、男性。ただ、ブラブラ通りを歩いただけで、ウィンドーショッピングも、ままならず・・・やっぱり、こういう時は、女同士でなきゃ・・・

夕食は、NapierのBoardwalkという海辺のレストラン。ずらりとテーブル2列を占領して、ざっと数えて見ると、23人。亡くなったり、都合で出席できなかった従兄弟たちも多いから、実際のブラウン家の孫たちは、もっと多いに違いない。孫たちは、次々と、祖父母のエピソードを、面白おかしく語って、和気藹々とした雰囲気。

左隣の席は、オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)在住の夫妻。右隣は祖父母の住んでいた南島のタスマン地方(Tasman District)の近くに在住。その他、オークランド(Auckland)、ファンガレイ(Whangarei)、南島のアシュバートン(Ashburton)と、広範囲に住み疎遠だった従兄弟たち。これから、仲良く交流が続きますよう。私も、親戚が増えて嬉しい。

2月1日、日曜日、朝、名残を惜しみながら、従兄弟たちは、次々と発って行く。次回会えるまで、皆、健康で、元気でいてね~~

帰り道、HastingsのHawke's Bay Farmers' Market に。このマーケットは、規模が大きく全国的に有名。来たのは、これで3度目だけど、いつ来ても楽しい。各テントを味見しながら歩くと、結構お腹一杯になって、ランチは要らない。フリーレンジの卵、ソーセージ、チーズ、ヴァージンオリーブオイル、などを買って帰る。

途中、雨になったけど、久しぶりの恵みの雨。茶色くなった家畜のファームもこれで少しは生き返るかな・・・