2012年6月29日金曜日

旅の記10-11


2月10日(金)
Cambridge~ Auckland


チェックアウトして、しばし別れを惜しんで、近隣散策。まずは、近郊のカラピロ湖(Lake Karapiro)へ。ここは、ワイカト川
(Waikato River)の水力発電所 (hydroelectric power station) のひとつカラピロ水力発電所(Karapiro Power Station)の人口貯水湖。素晴しい景観と共に世界でも有数の優れたボートレースコースを有し、国際的なボート競技場だ。


カヤキング(Kayaking)の練習をしている学生たちで賑わっている。





その後、Cambridgeの中心街を散策。緑が一杯で、あちこちに残る歴史的建造物をぶらぶら見ながら散策するのは楽しい。


ここは、名馬(競走馬サラブレッド)の産地として有名。町の真ん中に馬の銅像がある。ここにも街のシンボル、時計塔(clock tower)が。



タウンホール(Town Hall:1909年)。この建物は、2012年4月リリースされたNZ製映画(だから多分NZでしか観られない?)"The 
Most Fun You Can Have Dying" の中でこのシティホールが使われたそうだ。


街の中心街を国道1号線が通り抜けるので、車の通りは頻繁だ。でも、パーミーと違って、ここは、目抜き通りのどこでも駐車は無料で嬉しい。


街のカフェでランチの後、オークランド(Auckland)へ向けて出発。Aucklandへ向うにつれ、だんだんアスファルトと建物ばかりの景色になり、味気ない。


今夜は、空港の近くのスディマホテル(Sudima Hotel)に泊り、明日朝、オークランド国際空港(AKL)で、姉たちを見送る予定。空港内のノボテル(Nobotel)ホテルとどちらにしようか迷ったけど、運転手殿が、パーミーの田舎者?で慣れない空港内を車でウロウロするのは嫌だと言う。Sudimaは、無料の送迎シャトルバスを出している。で、朝、シャトルバスで空港まで送って、またシャトルバスでホテルに帰り、そこから車でパーミーへ帰ろうということになった。


ホテルのレストランで最後の夕食。今回は1か月の滞在でのんびりできる、と言っていた姉たちの旅ももう明日でおしまい。あっという間だった。また、寂しくなる・・・ /--,

2012年6月26日火曜日

旅の記10-10


2月9日(木)
Te Mata ~Raglan
Bridal Vale Falls
今日は、ハミルトン(Hamilton)の近くのTe MataにあるBridal Vale Falls(Waireinga Falls)を見に行くのがメイン。


Cambridgeの街から出てハミルトンに近いRaglan(map)からTe Mata Roadを西に5キロ程登った山の上にあるこの滝は、私は十数年前行ったことがあるけど、これまで、あまり滝には行くチャンスがなかった姉のたっての希望をやっと実現することに。次は、NZの滝巡りをするのもいいかもしれない。


以前来た時は、まだ道も舗装されてない山の上だったけど、今は、入り口まで道路もきれいに整備され、駐車スペースもあり、滝へ通じるトラックの入り口には、トイレと書かれた建物もある。


滝を上から見下ろすと、ちょっとめまいがしそう。55メートルあるそうだ。ちなみに、行きそびれたけど、昨日通って来たForgotten World HighwayにあるMt. Dumper Fallsが、北島で一番高い(74m)滝だとのこと。


滝に降りる急な坂も木材の階段ができ、降りるのも楽になっている。水辺には展望所や休憩所までできている。






でも滝は、やっぱり変わらずきれいだ。・・・帰りがけ、トイレットタイム・・・姉の使用後の感想は、「便座があって、その下は深~~い穴になっていた。行かないで済むなら行かない方がいいよ」そりゃそうでしょうね。こんな所に水洗トイレを作るわけがない・・・環境保護のため排泄物は自然に還るように工夫してあるのだ。結局、入らなかったけど、向学?のために見ておけばよかったとちょっぴり後悔。


山から下りて、今度はラグランの海岸(Raglan Beach )に。お天気が良いけど、泳ぐには肌寒い。でも、学校が休みだから、たくさんの家族連れでにぎわっている。


町のど真ん中にあるハーバービューホテル(Harbour View Hotel)で、ランチ。その後、橋を渡って黒い砂のTe Kopua Beach へ(写真は、入り江の向こうに見える家並み)。


Cambridgeに戻って、スーパーマーケットに寄り、マッスルを買い、New Plymouthのレストラン”Salt”で習ってきたマッスルのクリーム蒸しに挑戦。マッスルから出た塩分でちょっとしょっぱい・・・まだまだ、研究の余地がありそう・・・

2012年6月19日火曜日

旅の記10-9


2月8日(水)
New Plymouth~Cambridge
チェックアウトして、ハミルトンの近くの街ケンブリッジ(Cambridge)に向けて出発。New Plymouthから、海岸沿いに国道3号線(State Highway 3)を行くか、あるいは、Stratfordまで戻ってそこから43号線(State Highway 43) の山道を通るか?結局、”お抱え運転手殿”の意向で、まだ通ったことがない後者の秘境?を通って行くことに。良い天気で、Mt. Egmontもすそ野まできれいに見える。


 "State Highway 43" は、別名 "Forgotten World" と呼ばれ、StraffordとTaumarunuiを結ぶ150キロにわたる国道だ。「忘れ去られた世界」?と、聞いただけで、何だかワクワク好奇心がうずく。


山道に差し掛かるとまず、「これから先、100キロはガソリンスタンドが有りません」との注意書きが。「大丈夫?」「車はニュープリマスで満タンにしてきたからOK」「Stratfordまで消費した分入れなくて良いの?」「大丈夫!」・・・運転手殿が太鼓判押すから、ま、いいか・・・


参考:Forgotten World:Text & Photos: Kaori Hibiya, Photos: Stratford District Council)


舗装されているけど曲がりくねった山また山をいくつもいくつも通り抜けて行くと、やがて谷間に小さな集落が見えてきた。 W(h)angamomona Saddle Villageだ。
のんびり道の真中を通るトラクターと馬
古の建物、ポストオフィス(使われていない)とホテル。


家が数軒並んだ中心街?の古い建物 Whangamomoa Hotelで昼食。外も中もバス研修旅行中の大学生で賑わっていた。


山と山の間の凹みにあるのでSaddle(馬の鞍)と呼ばれる小さな部落は、1900年初頭、最初の入植者たちの村で、カフェの中は、当時をしのばせる古い農耕器具や写真が飾られてとてもアンティークな雰囲気。



ここからもうひとつの小さな部落Tahora Saddleを通る。やがてモキ・トンネル(Moki Tunnel:180m)を通り抜ける。車1台がやっと通り抜けられる暗いトンネルの中。天井には材木の梁が・・・落ちて来ないの~~!?


反対方向から車が来ても離合打出来ないけど、この辺りは、めったに車も通らないから大丈夫らしい。


さて、やっと町らしい町、Te Kuitiに着いた。インフォメーションセンターで、あれこれ情報を得、さて目指すはCambridgeの街。


Cambridgeのお宿は、キッチン付きのモテル Colonial Court。夕方近くチェックインして、今夜は外食。街のカフェで夕食。またここでもチップスとマッスル。でも、温めなおしたような干からびたマッスルにがっかり。明日は、スーパーマーケットに行ってマッスルを買ってお宿でお料理しよう。

2012年6月13日水曜日

旅の記10-8


2月7日(火)
New Plymouth
早起きウォーキング・・・は、計画倒れ。8時過ぎに起きて、メインストリートをぶらつき、遅い朝食をカフェで取り、そこから歩いて10分ほどの所にあるプケクラ・パーク(Pukekura Park)へ。ここが、ニュープリマスで一番のお勧めスポットのようだ。


街の中心に近い所に位置する52ha.(520,000㎡≒157300坪)もの敷地内には、池、小川、植物園、動物園、遊園地、スポーツ用広場、野外劇場等の施設があり、市民の憩いの場だ。池があり小川が流れ、小川には野外の舞台が設けられていて、川を隔てた向かい側のなだらかな丘の芝生の上が、観客席になる。その丘の上には、子供たちの遊び場や動物園(Brooklands Zoo)。



 動物園でお猿さんにじっと見入る子供たちが可愛い。




Swan plants に育つNZ固有種の保護蝶、モナク・バタフライ(Monarch Butterfly






カフェでランチ。ここからMt. Taranakiが見える。






ズームして見ると少し雪が残っている。




ホテルに戻ってウォーキングロードを歩いてみる。ロード沿いには、果てしなく大きな岩石が積み上げられている。一体どこから持って来てどうやってこんなにたくさんの岩を積み上げたんだろう。




ホテルのレストラン、”Salt”で夕食。昨夜もここで食べたのに、チップスとマッスルがお気に入りの姉の希望でまたここで食事することに。


マッスルのクリーム蒸しがとても美味しい。ウェイトレスに作り方を教えて、と頼んだら、2晩も続けて来てくれたお客さん?だからか、とても親切で、シェフに作り方を聞いてきてくれて、それをわざわざメモしてくれた。



「オリーブ油でガーリックを炒め、マッスルを入れ、白ワインで蒸して、口を開けたマッスルを取り出した後のスープにクリームを入れて、ぺっぺ-、パセリ、ハーブなど足して、マッスルに掛けて食す。」これは、その後、我が家の定番メニューになっている。



食後、海岸からメインストリートまで散歩。今夜は、満月?Windwandとお月さんが向かい合って何か語り合っているよう。



海岸沿いに走るレールは貨物列車専用で、街の左端の港まで続く。ここは色んな貨物の荷揚げ積み出し港だそうだ。夕日でピンクに染まる空と海にトゥイの好きなフラックス(flax)のシルエットがちょっとアーティスティック。



メインストリートのはずれにある、1923年に建ったアンティークで素敵なアパートメント、Devonport Flats


さて、明日は、ニュープリマスともお別れ。荷物をまとめなければ・・

2012年6月6日水曜日

旅の記10-7

2月6日(月)
Stratford~New Plymouth
今日はニュープリマス(New Plymouth)に行く日。少し、お天気も回復したので、朝食後、荷物をまとめもう一度展望台へ。少し晴れ間が出て来たけど、やはり眼前にあるはずのタラナキ山は、雲に隠れて見えない。


逆方向の遥かかなたのルアペフ山は、雲が少し動いて、ア~~!見えた~~(右端)!!


チェックアウトして、山を降りる頃、雲の上にタラナキ山が少し見えてきた。でも、冠雪のタラナキの方が、やっぱり素晴しい。今度は、雪の頃、来ようね、と話しながら、Stratfordのメインストリート(町のシンボルの時計塔がここにもある)を通り抜ける。


3号線を通らず、海岸周りに行こうということになり、Opunaki Roadを通って、オプナキ(Opunaki)から、国道45号線を走りながら、右手にタラナキ山を見る…と言う予定で走るけど、相変わらずタラナキは雲の中・・・左手に美しい海を見ながら、いくつか小さな町を通り抜け、やがて目指すニュープリマスへ到着 (Map)。


ここは、タラナキ地方(Taranaki Region)の中心都市。メインストリートの近くに駐車し、広場に行くと、何だかいっぱい人だかり。しつらえた舞台で、黒人のバンドがジャズの生演奏。そうだった。今日は、ワイタンギ記念日(Waitangi Day)で、祝日なのだ。


しばらくジャズ演奏を楽しんだ後、さて、ホテルにチェックインしましょう・・・と、車まで戻った。さて、ホテルの住所は?場所は? 


アレ~~~!?!旅程や、ホテルの予約の書類、飛行機のE-チケットなど全て挟んでいるバインダーが~~?!ない!オーマイゴ~ドゥ!<(T0T;)>


 車の中から、歩いてきた道の周りまで、探せど、探せど、バインダーは見つからない。ホテルの名前だけは、私が予約したので覚えている。"Water Front"・・先ほどの広場の前に、インフォメーションセンターの入ったビルがあったので、そこへ戻って、地図をもらい調べる。どうやらホテルはそのビルの裏らしい。


予約の書類は無いけど、名前を告げて、ホテルにチェックインできた。お部屋に落ち着いて、よくよく考えたら、どうやらStratfordのMountain Houseにチェックインした時、ホテルのフロントに書類を出して、その時、バインダーを置き忘れたらしい。でも、フロントの人が気付いたはずなのに、どうして教えてくれなかったんだろう・・・と考えていたら、電話…フロントからだ。「先ほど、Mountain Houseの方が、書類の入ったバインダーを届けてくれましたので、フロントまで取りにおいでください」


な~~んてこと!!何て、親切な!!!Stratfordから3号線を来れば、約40キロ。30分くらいで来れるらしいけど、ついでの用事があったのか、それともわざわざ届けてくれたのか・・・いずれにしろ、何とありがたいこと!電話を掛けて知らせてくれるだけでも済んだだろうに・・な~~んて親切なホテルでしょう!!感激~~!!きっと、きっと、また泊まりに行きますね~~!!
ありがと~~!!(^Q^)/ と、とりあえず、お礼の電話をして一件落着。


まずは、街中を探索。ホテルは、海岸沿いにあり、街にも近くとても便利な所だ。海岸からタラナキ山が見える。
すぐ前の海岸には、この街のシンボル的なWind Wondが、風にゆらゆら揺れている。


海岸の砂や積み上げた岩が黒い。これは、鉄分を含有しているからだそうだ。この辺りは、豊かな鉱物を産出するだけでなく、沿岸は、原油、天然ガスの宝庫なのだ。


この広場を中心に左右の海岸沿いに、10キロに及ぶウォーキングコースがあり、たくさんの人がウォーキング、サイクリング、犬の散歩と楽しんでいる。


結婚式をした後?のカップルと参列者数人らしき人たちが、海岸の広場に来て写真撮影している。寒くないのかな~~?


明日朝は早起きして、10キロ(?)ウォーキングに挑戦するかな?