2009年5月31日日曜日

NZの隅々を旅するの記6-終章

2008年1月5日~7日 Christchurch~Auckland
10:10am 発NZ航空オークランド行きに乗るため、チェックアウトし空港へ。空港までは5分だが、9時少し前に出てレンタカーを返し、国内線受付で荷物を預け、カフェで朝食を取る。私は、いつもの紅茶(English tea)とチーズ・トマト・ハム入りパニーニ(Panini)。パニーニは、イタリアのパン、フォカッチャ(Focaccia)に、色々具をはさんで焼くいわゆる焼きサンド。カフェの食べ物はどこも代わり映えしない、ミートパイとかサンドイッチ、パニーニ、の類だ。空港のカフェでは、その場で焼いてくれるパニーニを食べる。

Auckland へは、NZ航空の帰国便が朝早い出発(9:15)なので、前日にオークランドに泊まって二人を送っていくことになった。二人旅では心細い姉たちを空港まで送っていくために一緒に行くのだが、少しオークランドも楽しみたいと言う欲張り企画で、パーネル(Parnell)に宿を2泊取った。パーネル通りは、素敵なお店がたくさん並んでいるオークランドでも高級な通りだ。

姉のお気に入りの、クエスト・アパートメントホテルのチェーン、クエスト・パーネル(Quest Parnell)に予約。通りから少し引っ込んだところにあるこのホテルも2LDK のアパートメント式。2晩で4人538ドル。一人当たり、1泊70ドル(1ドル60円として5000円)くらいだ。日本だと、ビジネスホテルの狭いシングルルームでも7,000円位するから、すごくお得感がある。

12時頃、ホテルに着いたが、チェックインは2時ということで、荷物を預かってもらい、通りへ。なだらかな坂になっているパーネルのメインストリートを上りながらウィンドーショッピング。お腹が空いたので、通りにあったRENKONという、日本食レストランに入る。私は、テンプラ丼、他もそれぞれ、うな丼、焼肉丼など、久しぶりの和食にホッとする。

旅行に出ると、基本的には、郷に入っては郷に従え・・・で、現地の特徴あるお料理を食べることにしているのだが、旅の終わりに近づくと、和食が恋しくなるものだ。NZの普通のレストランは、食べたくなるものがあまりない?から選ぶのに苦労する。たいてい、beef、pork、venison(鹿肉)、lamb、 salmon、 hoki(白身の魚)、 などからメインを選び、そのメインが、ドカ~とボリューム。NZのレストランに比べると、日本で美味しいと評判のレストランは、和食でも、洋食でも、本当に美味しいと思う。

ホテルに戻り、お部屋に落ち着いて、洗濯したり、シャワーをしたりくつろぐ。2LDK の部屋は、バスルームが二つ(主寝室にひとつ。もう一つはキッチンの横に)。リビング兼ダイニングはゆったりしていて、心地良い。姉が、また、「こんなホテルが日本にもあったらいいのに!」としきりに言う。

夕食は、イグアシュ(Iguacu restaurant)という、レストランにした。NZの、ベストレストラン賞をもらったというのに惹かれてだが、さてお味は、如何に?1品、日本風のお寿司とやらを取ったが、不味い。NZで、和食の美味しいものにぶち当たった経験がないが、やはりここも同じだった。和食は、やはり日本で食べなくちゃ!

と言いつつ、旅行も終わりに近づくと、やはり和食が食べたくなるものだ。2日目の、夕食は、友人夫妻とBlowfish Sushi To Die For (死ぬほど食べたいフグ寿司?)という名前の和食レストランへ。古い建物の中は、重厚な雰囲気の高い天井に重厚な内装。寿司職人は、日本人の女性だった。お刺身やお寿司は、新鮮で美味しかった。(parnell.net.nz にこのレストランは、載っていない。消滅したのかも?)

次の日、7日、朝7時にタクシーに来てもらい、オークランド国際空港へ。9:15発NZ航空に乗る姉と友達二人を無事見送ってホッと一安心。
(*写真がないのでウェブサイトでパーネルを見てください)

NZの隅々を旅するの記6-5

2008年1月5日(土) Hanmer springs~Christchurch
チェックアウトした後、いよいよ、メインのハマースプリングズのスパ(
Hanmer Springs Thermal Pools and Spa )に行ってみることにする。1859年に、この地に温泉源が発見され、その後、政府がここにバスハウスや療養所を作ったりして、だんだん今の温泉町に発達していった所だ。 (*写真:別荘など立ち並ぶハマースプリングズの村)

町の中心にあるその温泉・・・といっても日本の温泉を想像してはいけない・・・の受付にはずらりと人が列を作って待っている。水着以外何も持ってきていないので、バスタオルを借りる。入場料、大人1人14ドル+タオル10ドル(5ドルは帰りに返してくれる保証金)合計、お1人様24ドル也を払って、中へ。着替えてプールへ。まさに温泉というより、プール。大きなプールから小さなプールまで、9個。イオウ?な臭いの、岩で作られた小さな硫黄温泉が3箇所。お金を出せば、プライベートのプールもあるらしい。いずれも、満員御礼。あちこち、出ては入り、入っては出る。熱く設定されたプールを除いては、ほとんどぬるめだから、日本人には物足りないだろう。というより、裸になって身体を流し、清潔にしてのんびりつかるという、温泉からすると、私は、衛生問題のほうが気になる。プールを一巡りしたら、それで終わり、オモシロクも、オカシクもない。ここも、これ一回こっきりの経験でもういいって感じ。

温泉を出たら、すぐ前の公園で、マーケットが出ていた。そうだ、今日は土曜日。週末はどこもマーケットで賑わう。ここも、小さいけど、お店が並び、色んなガラクタ?を売っている。見て周るのは楽しい。お土産に、貝で周りを飾った小ぶりのバッグ、キッチンタオルや、エプロンなど買い、カフェでランチをし、クライストチャーチに向けて出発。クライストチャーチへの道は、カイコウラから来る時と違う道で、あまり山道はなく、怖い思いもせずあっという間(多分2時間位?)に街についた。

明日朝、オークランドまで飛ぶことになっているので、今夜は、クライストチャーチの空港近くのホテルに予約。ホテルは、シーニックサークルチェーンのホテル、シーニックサークル・ラスリ・ホテル(Scenic Circle Russley Hotel)で、4人169.25ドル也。バックパッカー並みに安い。寝るだけだから、とお安い部屋を予約したのだが・・・でも案内された部屋は、だだっ広い部屋にシングルベッドが4台~~~!!!仕切りもない。これじゃ、まるで、修学旅行の”団体様歓迎!”はたまた、軍隊の宿泊施設?・・マ、いいか、今夜はパジャマゲームだ~~!
夕食はホテルのレストラン。ここは、部屋のイメージとは違って、ホテルっぽい、一見上品。サービスも程よく良い。何でも、100%良いってことはないもんだ・・・

2009年5月29日金曜日

Macrocarpas

廃棄植物の処理と再利用
家の庭にマクロカーパ(Macrocarpa)の大木(横縦共に15メートル位ありそう?)が2本ある。マクロカーパは、カリフォルニアに自生する杉の一種だそうで、枝葉が密生するのできれいに刈り込んで生垣にすることが多い。家の表通りと、隣との境に、この樹が1本ずつ境界に沿って生垣となっている。お隣との境界のマクロカーパは、特に老木で、大雨が降ると大量の水分を含み、その重みに耐え切れなくなった枝が根元から折れて、下の車庫へつながるドライブウェイを塞いで、始末に大変だったことが過去に何度かある。

5月に入ってから、雨の日が続き、それも豪雨と言ってもいいくらい激しい雨が、短時間だけど、降ることが多かった。この老木は、ついにその重さに耐え切れなくなって、2週間ほど前、中央の高い部分の枝が半分折れて垂れ下がり危険な状態となった。NZは、公園だけでなく、家庭の庭にも大木が多い。従って、庭師とは別に、枯れたり、倒れかかって危険な大木を処理する専門(tree services )の業者も多い。雨が多かったせいか、頼んだAll-Tree Services は、多忙で1週間後しか来れないと言うことで、昨日、久しぶりに晴天に恵まれた日、やっと来てくれた。

午後、大きな、枝木処理機(wood chipper)のついたトラックを、ドライバーが、せまいドライブウェイ一杯にバックで入れる。一人が命綱を付けて高い枝から枝を自在に移動して、チェインソー(chain saw)で、枝葉を次々と切り落としていく。後の二人は、その大小の枝葉を拾っては、機械に突っ込んでいく。機械は、次々と切り取られた枝葉を飲み込んでは、たちまち細切れにしてタンクに吐き出す。すごいパワーだ!音もすごい!3人の仕事人(tree trimmers)たちは、皆、イヤプロテクタ(ear protector)を付けている。私も、難聴にならないよう、耳に人差し指を突っ込んで様子を見る。2時間後、トラックの大きな木屑タンクが溢れそうに一杯になった頃作業は、終わった。この木屑は、オーガニックのマルチ(mulch)となって、売られ、土の上に撒かれ、(保護し栄養となる)覆いとして再利用される。

秋になると、あちこちの落葉樹の植えられた並木道は、すごい量の落葉が道端に溜まるが、大きな吸入パイプを備えた清掃車が来て、葉っぱを吸い込んできれいにする。その落葉は、コンポスト処理され、再利用される。緑の環境を大切にするこの国では、家庭や公園から出る緑の廃棄物を有料で処理し、その処理物をコンポストにして、売るといったリサイクリングシステムが実にうまくできている。今日、切り落とされた枝葉は、またマルチとなって、いつかこの庭にまた戻ってくるかもしれない。

リビングの窓からは、緑の枝しか見えなかったのに、前の道路も、前の家も、隣の家も丸見えなり、プライバシーを、守ることからは程遠くなったけど、すっかり明るくなった。大木に囲まれた庭は、日当たりが悪く、花も木も育ちが悪い。でも、これで、枝垂れ桜にも、もう少し太陽が当たるようになって春の開花が期待できそうだ。
(*写真:上から1.カット前、リビングの窓一杯に広がる垂れ下がった枝、2.枝カット中、3.wood chipper、4、カット後スッキリしたリビングからの眺め)

2009年5月27日水曜日

NZの隅々を旅するの記6-4b

2008年1月4日 (金)Kaikoura~Hanmer Springs village
Kaikouraを出るのに、すぐ道に迷い、また元のカフェのところに戻り、道を聞いて出発。何ともはや!?Kaikoura を出てしばらく行くと山道に入る。曲がりくねった道を行けども行けどもたどり着かない?!ような気がする。道々、めったに車とすれ違うこともない。車の前後に、全く車無しでは、谷底に転げ落ちてもきっと誰も気付いてくれないだろう。実際、この辺りで、車が転落し、10年以上経って偶然見つけられ、白骨化した遺体の身の回り品から身元が判明したという事件があったそうだ。ゾ~!!やがて、村らしきところが見えてきたときには、ホ~と安堵のため息が出た。

ハマースプリングズ ビレッジは、山の中に、温泉を作り、観光化した町、ではなく、村。冬はスキーも楽しめる。数えきれないほどの宿、観光客のためのレストラン、お店が小さくまとまっている。とりあえず、予約しておいたアパートメントホテル クリアリッジ(Clear Ridge)にチェックイン。ここは、街の中心の角地辺りに建った、まだできたばかりの新しいホテルできれいだ。1泊4人で320ドル也。
夕方着いたので、温泉は明日行くことにして、今夜はゆっくりお部屋で過ごすことにした。アパート式なのでキッチンも完備している。と言っても、材料を買って来て作るのは大変なので、買ってきたクレイフィッシュ、フィッシュンチップス(fish and chips)、トマト、チーズなどをつまみにNZワインで乾杯。アパート式は、皆で一緒にくつろげるので楽しい。
(*写真:ホテルのリビングルーム)

2009年5月25日月曜日

Women's Lifestyle Expo

女性のライフスタイル博覧会
5月23日(土)~24日(日)、Women's Expo がArena(ここ Manawatu 地方のイベント会場)で開催された。私も女の端くれとして、早速出かけていった。入場料大人8ドル也。

広い会場には、子供用の衣料品、女性用の靴、バッグ、その他の衣料品、宝飾品、アクセサリー、アンティーク家具、ウェディングドレス関連、フォトショップ、台所用品、健康食品、チョコレート、フルーツワイン、化粧品などのお店。試飲、試食、試着、などをさせる所は、特にたくさんの人々が群がってなかなか見ることができない。
(*写真上:肉体改造?ここはすごい人だかり!)


お母さんと赤ちゃんのためのアドバイス機関、フィットネスクラブ、Cancer Society(マモグラフィーによる乳癌チェックが無料)や、Arthritis Foundation(arthritis:NZには関節炎を患う人が非常に多い)のキャンペーン、ボディケア(美顔術、シワ取り、シミ取り、痩身術など)、カリアーウーマンへの勧誘(軍隊、海軍、空軍など)、教育機関(girl's high school、マオリの大学他)、環境ネットワーク、キルティングなどホビークラブ、銀行、その他の機関が多々出展。

試食したり、試飲したりしながら、見て歩いているうちに、棺桶の展示に出くわした。Rose Cityという、何度か前を通ったことがあるが、バラを一杯植えている庭のあるかわいい普通のお家風の葬儀場によるものだ。経営者らしいKiwi のダンナさんと中国人の奥さんのカップルが、女性向け?のカラフルな花模様の飾りが付いたお棺などについて、あれこれ説明してくれた。お棺も、火葬用と埋葬用と、構造が違っていて色々興味深い。この国の the 'cradle to grave' welfare philosophy (ゆりかごから墓場までの福祉政策)に沿った、女性のためのExpo なんだ、と、棺おけディスプレイを見て妙に納得。
(*写真上:お棺;左は火葬用で中の箱だけ焼き、外箱は返す。真ん中:オーダーで、好きな飾りを入れて塗ってもらえる)

私的には、「もう少し、突っ込んだ、職業訓練・・・趣味ではなく、職業に結びつく女性技能者(craftswoman )養成のため・・・の出展も、があったら良かったのに」と言うのが、このExpo を見ての感想。

2009年5月21日木曜日

Coconut oatmeal coockies

クランチーなクッキー
子供が小さい時は、よくケーキを作っていたが、私自身は、甘いものはあまり好きではないので、お菓子作りから遠のいて久しい。先週、療養中の友人に何か、と思って、お料理の本に載っていたココナツオートミルクッキーが美味しそうだったので、作ってみた。

作り方は、チョ~簡単!!材料を見ると、いかにも甘すぎ、バター多すぎ、なので、健康志向で、いつものように自分好みにアレンジ。(*は私流)。

材料:
① 1 cup shredded coconut  (刻んだココナツ 1カップ)
② 125g butter (バター125グラム)
  *バター50グラムにして、Olivani(オリーブ油でできたNZ made マーガリン)を75グラム
③ 1cup brown sugar, lightly packed (ブラウンシュガー 軽くカップ1杯)
  *カップ軽く半分にして、蜂蜜をカップ4分の1くらい足す
④ 1 teaspoon vanilla(バニラ小さじ1杯)
⑤ 1 egg (卵1個)
⑥ 1 cup rolled orts(粒のままのオートミール 1カップ)
⑦ 1/2 cup chopped nuts(刻んだナッツ類2分の1カップ)
*サンフラワー、パンプキン、セサミのシード、アーモンド、を刻んで使用
作り方:

1.ココナツを軽い茶色になるまでフライパンで炒る。

2.ボールにバターとマーガリンを入れ、柔らかくなるまでこねて(堅ければ電子レンジ、5秒くらいかけて柔らかくすると簡単)砂糖、蜂蜜を入れ、滑らかになるまでよく混ぜる。

3.解きほぐした卵を、ほんの少しずつ入れながら(入れすぎると分離する:でも少々分離しても大丈夫)よく混ぜて滑らかにする。バニラを入れて混ぜる。

4.オートミール、ココナツ、シード類を入れよく混ぜる。

5.オーブンを180度にしてプリヒート。

6.オーブン用のトレイにオイルをまんべんなく薄く塗り、小麦粉を薄く振っておく(ベイキングペー パーを使えば簡単)。

7.トレイに等間隔に、スプーンでタネを置いて、平らに丸く広げる。直径5cmほどのが20個できる。

8.熱したオーブンの中段に入れ、15~20分ほど焼く。(オーブンによって違うので、ここは適当に)

9.冷めたら缶等に保存。

香ばしくて、クランチーで、とってもおいし~~~!!
これって、クセになりそ~!!!!(^0^)/

2009年5月18日月曜日

NZの隅々を旅するの記6-4a 

2008年1月4日(金) Nelson~Blenheim~Kaikoura
朝食は、さすがに果樹園で有名な地元だけあって、新鮮な季節のフルーツ、イチゴやオレンジ、キーウィなどをガラス器に美しくたっぷり盛り合わせ、トーストや、クロワッサン、コーヒー、紅茶、希望で、ベーコンエッグなど、作って供してくれた。B&Bの朝食は、そこの女主人のセンスが生きていて、素敵なところが多い。
今日は、カイコウラを通って、ハマースプリングズ(Hanmer Springs)に泊まることにしている。長距離を行かなければならないので、10時前にチェックアウト。Nelsonの街を通り過ぎ、ブレナム(Blenheim)の街へ。ブレナムは、1997年の12月に、訪れ、知り合いの家に1泊した所。こじんまりとした街の繁華街に行き、ランチを取る。予めネットで美味しいところを調べていればいいけど、急に寄ることにした街では、探すのに苦労する。NZのカフェのメニューは、食べ飽きていたので、中華にした。シーフードヌードルなるものを頼んだけど、シーフードのほとんどが、Surimi(スリミ:カニもどき?好きじゃない)なのにはがっかりした。スリミも、魚でできてるから確かにシーフードではあるけど・・・

ブレナムからカイコウラまでは、国道1号線(State highway 1)を、約2時間のドライブ。途中海沿いの山道をくねくね通り、やがて平地に下りて海岸沿いに、素晴らしい海を左手に眺めながらカイコウラに近づく。と、あちこちで、クレイフィッシュ(crayfish:イセエビみたいなザリガニ)を売っている車や小屋が目に付く。今夜の食事にと、2~3軒見て周り、比較的安いところで2匹買った。もう、茹でてある。
Kaikouraの街で、トイレタイムを取りに、カフェに入る。と、何を思ったか、我が運転手殿、トイレを借りたらさっさと、テーブルに着かず、出ようとする。私と姉は、そんな~!ことできず、お礼のつもりでクッキーを4枚買ってあわてて付いて出た。これから、ハマースプリングズまでは、山道で時間がかかるのでゆっくりしていられない、というのがその理由だった。
(*上記地図はhttp://www.nztourmaps.com/より)

2009年5月14日木曜日

NZの隅々を旅するの記6-3

2008年1月3日(木) Nelson~Mapua
たった一晩で、この転げそうなロッジを去らなければならない(自分で立てた忙しい)プランに、少し腹を立てながら、宿のご主人夫妻に心からお礼を言ってチェックアウト。2年後くらいにモキヒヌイ川にダム建設の計画があるので、その案が通ればこのお宿も、ダムができる間休館しなければならないという。そうなる前に、もう一度訪れたいものだ。

幸い、良いお天気で、道の浅瀬も今日は、乾いて無事通過。目指すは、南島の北端のネルソン(Nelson)。ネルソンから海岸沿いに左に入り、モトゥエカ(Motueka)の手前、ルービー湾(Ruby Bay)にある マプア(Mapua)に宿を予約している。657号線をまたウェストポートまで戻り、6号線を左に北上する。そこからネルソンまでは、3時間余り、途中ほとんど、山の中のクネクネした道を通る。

南島は、東西南北の海岸に沿って街が発達し、人が集中しているが、真ん中は、空から見るとよく分るが、年中雪をかぶった南アルプスに続く山々やブッシュが西と東を分けている。北島に比べて土地の広さの割りに人口比率が少ない訳がよく分る。従って小さな町から次の街に行くまで、民家も建物も何もないところが続く。燃料は、ガソリンのゲージに警告サインが出てから次のガソリンスタンドに行くまではもつようにできているらしいけど、車で移動する時は、まず燃料を満タンにして出かけた方が安心だ。

ネルソンは、ブレナムと共に、北島の北端のタスマン海に面した美しい街で、NZで一番”太陽がいっぱい”のところ。従って果樹園、ワイナリーで有名。ネルソン・マルボロー地方(Nelson/Marlborough region )の美味しいワイン Sauvignon Blanc それにChardonnay や Pinot Noir はあまりにも有名。 さらに、おしゃれなアーティスト達の集まる街としても有名だ。

クリスマス休暇で、ネルソン市内の素敵なB&Bやホテルは、満杯。仕方なく少し西にはずれた街、マプア(Mapua)のB&B、マハナ・エスケイプ(Mahana Escape)に予約しておいた。海のすぐそばのつもりだったが、探しあぐねてやっとたどり着いたこのお宿は、家がぽつぽつと建ち始めた造成地のホコリの立つ道を上り詰めたところにあった。海は遙か彼方に見える。
(写真上:B&Bのお庭から望む海;アルパカ (*間違い訂正m(__)m:ラマではありません)が草を食んでいる)
しばらく、お庭に備えたテーブルで、女主人のもてなしの飲み物を頂きながら、遙か彼方のタスマンの海を堪能?する。
(写真右:B&Bのお庭でくつろぐ)
夕食は付かない、街まで降りていって、2階建てのカフェレストランを見つけて入った。今度は失敗しないよう、いちいち、どの位の量か聞きながら、3皿ほどオーダーし、シェアすることにした。シェアするから、とオーダーしたんだから、日本のレストランだったら、気を利かせて取り皿を4枚持ってくるのに・・・とぶつぶつ言いつつカウンターまでお皿をもらいに行く。注文したのは、カラマリ(Karamari)のフリッター(?って?何のことはない、イカのリング揚げ)。ピザ、それに、姉の大好物のチップス。これって夕食?と思いながら、地元ブレナム(Blenheim)のMoa beer で乾杯。
(写真上:B&Bの庭から見た夕焼け雲)

2009年5月9日土曜日

Aloe skin lotion made of Vodka

ウォッカ(Vodka)で作ったアロエ化粧水
十数年前、お友達から作り方を教えてもらって、以来、アロエの化粧水を手作りして使っている。私は、鈍いのか、肌が頑丈にできているのか、特に効果の程は?分らないけど、最初たくさん作って余ったこの化粧水を、教会のバザーに献品したら、それを買って使った方から、「私は、肌が弱くて、何をつけてもかぶれたり、荒れたり、大変だったんだけど、このアロエの化粧水は、肌荒れも治ってすごくいいの。また作ったら是非売ってください。」と、言われたことがある。今、インターネットで検索すると、完全無添加アロエ化粧水とか銘打ってたくさん売っている。あの時、これを即ビジネスに持っていける商才があったら、今頃私は億万長者になってたかも!!??

必需品になっているこのアロエ化粧水、NZに来て以来、姉が引き継いで作っているものを、機会あるごとに持ってきてもらって使っていたが、いつももらうわけにはいかないので自分で作ることにした。

まずは、アロエ作りから。ナースリー(nursery)でアロエベラ(Aloe Vela)の苗を買って来て、鉢植えにし、我が家で一番日当たりの良いコンサーバトリ(conservatory:温室)に置いたら、たちまちスクスク、はびこるほど大きく育った。

次に、化粧水作りに必要な果実酒用ホワイトリカーを探すが、どこにも売ってない。聞くと、この国では、果実酒を作る時は、どうやらウォッカを使うらしい。という訳で、写真(上)のようなアルコール度23%と13%ほどのものを購入。ミックスして使うことにした。

作り方はいたって簡単。

1.アロエを数本(大きさにもよるので、私はいつも適当に入れている。目安としては、1.5リットルのホワイトリカーに5~10本?)、きれいに洗って水気をふき取り、トゲトゲしてる端を切り取り、縦に半分に切る。(アロエのエキスが出るように、でも崩れて液を濁さないようにできるだけ大きいままで)

2.清潔な容器にアロエを入れ、ホワイトリカー(アルコール度25%位の果実酒用)を静かに注ぎいれる。ホワイトリカーの代わりに日本酒(の燗冷ましは、とても肌にいいらしいから)を使うのもいいかも?(*私は、買ってきた容器を、不覚にも熱湯を入れて割ってしまったので、ウォッカのボトルにアロエを直投入。アロエを入れた分溢れるのでもう1本空洋酒瓶を使用)

3.レモン(できれば有機栽培のものか、安全に育ったもの)の皮(これも自由裁量で:目安は2~3個分くらい)を、香り付けに入れる。

4.この段階で、蜂蜜を入れて半年ほど置けば、健康果実酒としても飲める。

5.化粧水にするためには、保湿剤のグリセリン(200ml位)を入れてできれば半年ほど冷暗所で寝かせておく。(*ちなみに私は、グリセリンがなかったので、1年後くらいに使用する段になって購入して入れました。)長くアロエやレモンの皮を入れておくと、崩れて液が濁るので様子を見て色がきれいな琥珀色になったら取り出す。 (*蜂蜜を少し加えてもお肌に良いみたい?)

写真(上下)の化粧水(2007年9月23日制作)を、今年になって小瓶に分けて毎日たっぷり、惜しげなく使用している。アルコール分も和らいでとっても良い気持ち!ウォッカでも、全然問題ナシ!!
(*不精して、アロエもレモンの皮も取り出してないので上澄みを静かに取って使ってます。 殿方の髭剃り後にも、すごく良いそうです。是非お試しあれ!!)

2009年5月8日金曜日

NZの隅々を旅するの記6-2b

2008年1月2日(水) Westport~Seddonville
Punakaiki から国道6号線を北上してウェストポート(Westport)へ。今夜のお宿は、Rough & Tumble Bush Lodge(荒くて転げ落ちそうなブッシュにあるロッジ?)。

名前からしてすごい所にありそうなホテルだ。転げそうな名前のそのお宿は、ウェストポートから国道67号線(State Highway 67)に入り、そこからさらに50キロ先にある。67号線の最果てにあるKarameaに行ってみたかったが、何しろ今回はどこも1泊の旅。往復に時間をとられるだけでは何もならないので、ウェストポートとKaramea の中間にある、ノーザン・ブラー(Northern Buller )のお宿に泊まって自然を楽しむことにした。このあたりはフィッシング、カヤキング、トレッキングなどのアウトドア愛好者にお薦めの場所のひとつだ。

ウェストポートから、迷い迷いやっと着いた田舎町セドンビル(Seddonville)。そこから車で5分のところNorthern Buller にあると、お宿の案内には書いてある。「・・・未舗装の山道を行くと、ホテルの手前800mほどのところに浅瀬(ford)があり、大雨の後は通れないことがある・・・」と言う説明通り、小雨の後なのか、細い浅い川(水溜り?)が道を遮断している。雨が降ると道が水で寸断されることがあるので、連絡をくれたら迎えに来てくれる、とも書いてあった。浅い水たまりなので、迎えに来てもらうこともなく、通り抜けたが、今夜大雨が降って明日不通になったら?どうするの?と少し心配になる。 (写真上:細い山道の先にお宿あり)
やがて細い山道を上り詰めたところに2階建ての山小屋風ホテルが見えてきた。ホテルの前は、石ゴロゴロの河原があり、その向うには澄んだモキヒヌイ川 (Mokihinui River)が流れている。ホテルの後ろはブッシュで行き止まり。チェックインして案内された部屋は、ロフトつきの部屋。1階の入り口付近にバストイレがあり、クイーンベッドが窓際に、その中間の階段を上がるとロフトがありそこにもクイーンベッド。4人は泊まれるようになっている。窓から見えるのは、ただ山脈(Glasgow Range)と原生雨林(native virgin reinforest)だけ。ほんとに山小屋の雰囲気だ。1泊、4人で710ドル。ちょっと高いけど、山の中で食べに行くところはないので朝食夕食付だし、アウトドアを楽しむ人のために昼食も用意してくれるのだからリーズナブル。

(写真上:転げそうな?お宿)
廊下でつながった別棟の食堂兼リビングの広い部屋には、全て現地木材で製造という木製の大きなテーブルが並び、先客が既にゆっくり飲んだりおしゃべりをしたりしていて、at homeな雰囲気だ。

(写真上:山小屋風の左は食堂兼リビング、右は宿泊施設)

もうすぐ夕食の時間・・・ン?クンクン良い臭い!?に惹かれていった板張りの廊下の中間で、ホテルのご主人が炭火でエビを焼いている。美味しいパンも自家製だ。ご主人が、NZワインのサービスもしてくれる。両側に6人ずつ位座れそうな長いテーブルに座ってする食事は、和気藹々として、知らない人ともすぐ仲良しになれる。私たちの隣に座った夫婦と子供二人連れ家族は、オーストラリアのブリズベーンから来たという。やはりインターネットでこの宿のことを知り、予約したそうだ。どんな辺鄙なところでも、インターネットがあれば、世界中から人が集まってくる。一昔前の旅行では考えられなかったことだ。

食事の後は、宿の主人夫妻が、ギターやバイオリンを弾いて楽しいミニコンサートで盛り上がる。皆で言葉遊びゲームをしたり、ワイワイ遊んでいるうちに、9時半過ぎまで明るい夏の夜、いつの間にか12時近いことに気付き、三三五五、部屋に戻っていく。


テレビもラジオもなく、ただ川のせせらぎと、緑豊かなブッシュの、時々甲高い小鳥の鳴き声だけを聞きながら、美味しい空気を肺いっぱいに吸い込んで静謐な自然の中で過ごす・・・なんて贅沢なことだろう。日頃、インターネットに毒された毎日を送る身には、心洗われる思いがする。まさに命の洗濯、体中からたまった垢が抜けていくような気がする。今度はゆっくり原生林のトレッキングを楽しみに、来たいものだ。(写真上:Mokihinui River)

2009年5月6日水曜日

NZの隅々を旅するの記6-2a

2008年1月2日 Hokitika~Shantytown~Punakaiki
遅く起きたので、初日の出ならぬ二日の出?が見えたかどうか確かめる術はなかったが、ホテルの朝食は、卵料理、フルーツやチーズの盛り合わせ、ビュッフェ式の新鮮なジュースや飲み物など、かなり豪華で満足。でも、もうここに泊まることはないな、と思いながらチェックアウト。

レンタカーでの移動は、自由が利くので、普段あまり行かない秘境?ウェストコーストをさらに北上した国道6号線(State Highway 6)の先の67号線行き止まりにある小さな村まで、途中寄り道しながら行くことにした。

チェックアウトした後、Hokitika に寄り、ジェイド(グリーンストン)ファクトリ(Jade Factory)で目の保養をし、プナカイキに向けて出発。途中、時間があるのでGreymouth の手前10キロ程の所にあるシャンティ・タウン(Shantytown)に寄ることにした。

Shantytown は、歴史的な建物や、蒸気機関車(steam locomotive)を修復し、1860年代のゴールドラッシュ時代の金鉱の町を再現したアトラクションタウンだ。かつて、炭鉱から石炭を運んで活躍した 黒塗りのクラシックな2両編成の蒸気機関車KAITANGATA号で、機関士さんの解説を聞きながら敷地内や、ブッシュをゆっくり巡る。 (写真:KAITANGATA号)


機関車を降りた後、ゴールド・パニング(gold panning:タライに掬った川砂の中から重い砂金を選り分ける方法)を体験し、当時をしのぶ銀行や、床屋、靴屋、郵便局などを再現した建物を覗いて回り、ギロチンに頭を突っ込んで写真を撮ったり、しばらく子供に返って楽しんだ。カフェでランチををして、次の目的地に向けて出発。
(写真:タライの底に残った砂金)

途中PunakaikiのPancake Rocks に再び寄ってみたが、天気が良く、海は穏やかで、今回も岩の間からしぶきが吹き上がるのを見ることはできなかった。あきらめて、Westportに向けて北上。
(写真:Pancake rocksから望む穏やかな海)

(次回に続く)

2009年5月4日月曜日

Jazz Session

銀杏が Jazz に
昨日の日曜日は、ちょっと空気が冷たく肌寒いけど、良い天気。先月、Palmy のエスプラナード公園(Victoria Espranade Park)のカフェ(Victoria House Cafe) の前にある大きな銀杏(Ginko)の樹に実がたくさんなっていたのに目を付けていたので、そろそろ実が落果している頃だと、ビニール袋を2~3持ってでかけた。
すると、カフェの外の敷地内で、思いがけず、Jazz Session が始まったところだった。3月は毎週日曜日1時から4時までJazz Sessionをするというお知らせを地元のフリーペーパーで見て、ある日曜日の午後、カプチーノ1杯で、Jazzを楽しんだことがある。嬉しくて、銀杏のことは忘れて、また、カプチーノとキャロットケーキを注文してJazz session を真ん前で楽しんだ。
(写真上:3月のJazz sessionで、右上に銀杏の葉っぱが見えます)

エレキギターの男性、ギター兼ボーカルの女性、ギターの男性、バイオリンの男性の4人。分厚い楽譜から、彼らは楽しそうに話し合いながら曲を決める。バイオリンを時々リコーダに変えて、アドリブを入れながら演奏する男性は、なんと、連れの職場の同僚だと言う。趣味で、たまにこうして演奏しているようだ。途中で、彼らの知り合いらしいマオリ(?らしい)男性が、ギターを持ってsession に参加。
楽しい演奏が始まると、後ろのテーブルにいた若い夫婦の、やっと歩き始めたばかりの赤ちゃん(toddler:Kiwi Englishではanclebiter)が、ヨチヨチ歩きながら、身体をリズムに合わせて動かしながら彼らに向かって歩いていく。リズムを取るたびに、よろけては、ハイハイしながら近づき、無心に見つめている。な~んて、かわいい!!天使のような瞳で見つめられながら演奏するなんて、彼らにとって最高の栄誉かもしれない!


席を立って帰る人たちは、彼らの前に開けておいてあるギターのケースに、次々小銭を投げ入れていく。2時間ほど、なつかしの曲をたっぷり堪能させてもらった後、私たちも、なけなしの小銭を入れて外に出る。

さて、目的の銀杏は如何に?落果して皮がつぶれたものを少し見つけた。形は銀杏の実そのものだけど、すごく小さい。これでは、殻を割った中身は豆粒ほどしかないに違いないと、拾うのを諦めた。銀杏ご飯の夢は、立ち消えてしまったけど、素敵な音楽で心豊かにしてもらえた日曜日の午後だった。

2009年5月3日日曜日

Manawatu Garden Festival

マナワツ・ガーデンフェスティバル
5月2日(土曜日)、フィールディング(Fielding)でマナワツ・ガーデンフェスティバルが開催さるということで、早速出かけて行った。Fielding は、以前紹介したことがあるが、NZで最も美しい街としてランキングされたことのある、パーミー郊外にある小さな街だ。

マーケット巡りが大好きな私は、週末にあちこちで催されるマーケットに行ってお買い得品を見つけるのが楽しみの一つだ。このマナワツ・ガーデンフェスティバル、内容は、普通のマーケットなのに、フェスティバルと銘打っているだけで入場料を取る。大人10ドル~!?エ~!!と、思いつつここまで来たからにはしょうがない、と、腹をくくって、連れと二人分20ドル也の入場料を払い中に入る。

会場、マンフィールド・センター(Manfield Centre)の中は、食品、大工道具、ガーデニング用品、家庭用品、植木、本、衣類、果実酒、オーガニックと銘打った木の実や石鹸、などなど、さまざまなお店と、大勢の入場者でひしめき合っていた。

果実酒のお店には、イチゴ(Strawberry)、フィジョア(Feijoa)、プラム(Plum)、パッションフルーツ(Passion fruit)ブルーベリー(Blueberry)、アプリコット(Apricot)、その他実にさまざまなフルーツできたワインがずらり。ウ~ン!美味しそう~!!でも、買うつもりはないので、さすがに全種類試飲するのは、気が引ける。フィジョアと、パッションフルーツ、それに薦められてイチゴだけを頂いてみる。どれも、甘いフルーツの香りがして美味しい。
次に目に付いたのは、小鳥のための餌箱やお家。餌箱の屋根に、TUI TAKEAWAYS(トゥイのお持ち帰り)としてあるユーモアに、思わず顔がほころぶ。トゥイは、とても美しい声で鳴くNZ在来種の小鳥だ。
ブリキや、石ころなどの廃品を利用して作った、小鳥のための巣箱が、”小鳥のための掘っ立て小屋”(Bird shacks:)と銘打って売っているのも可笑しく楽しい。
結局、買ったのは、野菜をデフォルメした飾り物。カボチャ、イチゴ、ナスなどたくさんある中で気に入ったブロッコリーとカリフラワーの置物、2個で25ドル也。名付けてブラシカ夫妻(Mr & Mrs Brassica:アブラナ科夫妻?)は、今キッチンの窓に鎮座して家族の一員、ではなく二員?になった。

2009年5月1日金曜日

NZの隅々を旅するの記6-1

2008年1月1(火)
CHC~Arthur's Pass~Hokitika
クライストチャーチ(CHC)国際空港で姉たちと合流し、予約しておいたレンタカー(Thrifty:5日間$584.89)ですぐ出発。前回、ウェストコースト(West Coast)のグレイマウス(Greymouth)から列車の旅をしたコースを、逆方向からドライブしながらアーサーズパス(Arthurs pass)を通り West coast へ。途中、カフェでランチ休憩。渓谷を休み休み写真を撮りながらのんびりドライブ。列車から見た高架橋を下から遥かに見上げる。すごい高い!道路から見下ろす対岸の川床には、自然の温泉が湧くところがあり、(男性らしき?)数人の裸の姿がチラリと見えた~!! (写真:南アルプスが遥か彼方に。アーサーパスへ向かって)

今日はお正月なので、少し張り込んで、豪華?なホテルで過ごしましょう、ということでホキティカ(Hokitika)とグレイマウスの中間地点にあるB&B、5つ星のカピティ・リッジ(Kapitea Ridge)というホテル(2部屋:$860)に予約しておいた。お正月だからかかなりお高い。ウェブサイトで見たホテルは、ことの他素敵だった。期待を胸に、また、舗装されていない道路を登りしばらく行くとホテルの入り口と思われる看板があり、細い道をかなりドライブしたところにドーム型のちょっと変わったホテルが見えてきた。特徴のあるお宿を見つけて泊まるのが、旅行の楽しみの一つだが、写真や説明とは大違いということもママあるので、実際に実物を見るまでは心配だ。 (*写真:ベッドルームのひとつ)

お部屋はまあまあ、でも写真とはずいぶん違うな~。ベランダから見る海は、遥か彼方だ。このホテルの宣伝文句、「ベランダから、パノラマ的なタスマン海の景色と日の出日の入りが見られる・・・」に魅了されて、予約したのに、(時期にも因るのだろうが)夕日は、ベランダから身を乗り出してやっと左のブッシュの間から見える程度で、海岸まで(遠いので車で)出て行かない日が沈むところは見えないということが分った。何だか、だまされた感じ・・・ツアープランナーとしては、高いホテル代を出させて申し訳ない気持ちになる。 (*写真はベランダから身を乗り出して撮った夕日)

朝食しか付いていないので、夕食は、ホキティカの街まで出かける。前回の4姉妹のかしまし旅行で寄った街だ。今回はバスの時間を気にしなくていいので、ゆっくり商店街をウィンドーショッピングしながら、街角にあるレストランに入り、メニューを見てそれぞれ頼んでみる。私と姉は、ホキのフリッター。他の二人は、鹿肉や牛肉料理。


運ばれてきたお皿を見て、また一人ずつ頼んだことを、後悔した。ホキは、白身のでかい魚だ。それを1匹分、4枚におろしフリッターにして盛ってある。横にはたっぷりと、付け合せのポテトや温野菜。4人分?ありそうなすごい量だ。私は、見ただけで、胸が一杯になり、切り身を一切れ食べただけでもうお腹一杯になってしまった。

最初に姉たちと旅行した時、一人一皿取るのは止めようという教訓は今回も生かされなかった。ふと、横のテーブルのグループを見ると、中に一人太った女性が同じものを食べている。食べてしまうかどうか、時々そっと観察していたら、いつの間にかお皿は空っぽ。やっぱり!!だから、こっちの人はあんなに太るんだ!と納得。お料理の写真を撮り忘れたのが残念。