2014年5月28日水曜日

旅の記12-16

北島の旅1-1
4月24日(木)Palmy ~AKL

4月12日、Dunedinから帰って来て、23日まで、姉たちは我が家で過ごす。

18日~21日は、イースターホリデー。

18日、Pukaha Mt. Bruce National Wildlife Centreへ行って、白いキーウィを見て、帰りにWoodvilleの町でアンティークとセカンドハンドショップ巡り。姉たちも私に負けず劣らず、アンティークショップやセカンドショップ巡りが大好き。

次の日は、BullsSansonでアンティークショップ巡り。その次は、Palmyで、セカンドショップ巡り・・・後は、家で小物作りをして過ごした後、24日(木)、AKLに出発。姉たちが27日8:30発NZ航空で帰国するので、その前3日間を、オークランドで過ごす予定。

24日:PMR(Palmerston North Airport)9:50 発
         AKL10:55
  
24~25日はNorth Shore に住むお友だちのレイコ &アラン夫妻宅に泊り、27日は、朝早い出発なので、26日はNovotelに泊ることにしている。

Rangitoro Island
AKL国内線空港には、レイコさんが迎えに来てくれた。まずは空港ホテルNovotelに寄り、姉たちのスーツケース2個を預ける。

その後、Devonportの街へ。まずは North Head へ。ランギトートー島(Rangitoto Island)が目の前に。

disappearing gun
North Headは、1885年頃、ロシアからの攻撃を恐れてオークランドのあちこちに作られた要塞のひとつだそうだ。そう言えば、オタゴ半島(Otago Peninsula)のTaiaroa Headも同じ頃、ロシアからの攻撃に備えて作られた要塞があった・・・
保存状態の良い、BL 8インチdisappearing gun(撃った後下の穴に降りて隠せるようになっている)。 
ANZAC Day

海岸沿いの公園には、アンザックデー(ANZAC Day:4月25日)の戦没者慰霊式をを行うためにたくさんの白い十字架が立てられている。

観光用の馬車。結構人気で、次々、お客を乗せては、戻ってきている。馬のお尻に袋がぶら下げられていて、馬の糞がその中に落ちるようにしているから、その辺り一面匂いのすごいこと!




Victoria Road
メインストリートのVictoria Roadにあった雑貨店で、学生の頃(1997年)、週末だけの店番のアルバイトをしていた。なつかしくて、探したけど、店主が亡くなった後、そのお店は人出に渡り、改装され、どこだったか?結局分からず仕舞い。

カフェでランチをした後、レイコさんのファームハウスへ。羊が8頭。ミルキー(わんちゃん)とサクラ(ねこちゃん)も大歓迎してくれる。ここはいつ来ても、心置きなくのんびりできて、素敵なお家。

久しぶりに会ったレイコさんと、おしゃべりは尽きない。

2014年5月21日水曜日

旅の記12-15

南島の旅1-11
4月12日(土)Lanach Castle~Palmerston North

今朝も入り江は霞んでいる。でも、原生林に囲まれて素晴しい環境。ここで3泊位したかったな~~・・・

朝食は、Stableで。昔、家畜小屋だった所を、宿泊とダイニングルームとに改装した建物は、ドアも、カンヌキ錠?見たいな頑丈なのが付いていて開け閉めに力が要る。

中に入ると、品の良い英国風紳士がテーブルに案内してくれる。メニューの中から、それぞれ頼んで、周りを眺める。10個ばかりあるテーブルの、半分以上、お客が居る。この人たちは、昨夜、どこでディナーを取ったんだろう?お城でのディナーは、17:00までに予約しなければならないから、どこかよそで食事してきたのだろうか・・

奥の方に階段があり、数人が朝食に降りて来た。上にお部屋がいくつかあるようだ。

しばらくすると、昨夜のInvercagillからのカップルが入ってきた。Good morning! Had a nice sleep? Oh, yes!

お城の中のお土産物コーナーで、チェックアウトを済まして、飛行場へ行く道を尋ねる。来た時と違う道を教えてもらって出発。


Camp Estate
途中、丘の上に素敵な建物が・・ア~、あれがCamp Estateだ!

昨日通った山道とは大違い。こちらの道Castlewood Road (map)は、広くて途中にたくさん家もあり、あっという間にふもとに着いた。なんてことは無い、DunedinからOtago Peninsulaに入ったら、すぐこの道に入れたのに・・・


Castlewood Road
やっぱり、GPS付ければよかったのに!回り道ばっかりして!ま、でも、違った道を探し探し行くのも旅の面白さ・・文句は言いますまい・・・

飛行場にレンタカーを返す前に、ガソリンを満タンいしなければならない・・・ほとんど空に近い車。ところが、オタゴ半島を出てから、国道をひたすら走れど、どこにもガソリンスタンドは見当たらない。

もしなかったら?と、ハラハラしながら空港へのわき道に入ってしばらく行った所に・・あった~~!小さな集落の小さなガソリンスタンド!ホ~~!

空港に着いて、車を所定の場所に駐車し、鍵をカウンターへ置いて、空港へ。

Dunedin空港13:25発でCHCHへ。ここでおよそ2時間待ち。15:40発の乗り継ぎ便でPalmyへは16:50着の予定。

CHCH空港に着いて、次姉は、命の次?に大切なパスポートや貴重品の入ったポシェットを席に置き忘れて飛行機を降りた。長姉がすぐ気付いて持って降りたけど、東京の繁華街で全財産?入れたバッグの忘れもの(落し物?)だか、をした(正直な人に拾われて無事に戻って来たけど)前科のある次姉を、懲らしめようと、こっそり3人で話し合って、知らんぷり

空港の待合室で、気付いた次姉は、血相変えて、「バッグ忘れた!お願い、空港のデスクに行って調べてもらって!飛行機の中の忘れ物で届いてるはずだから!」と、私に頼む。

「分かった。うん、でもちょっと待って。おトイレ行ってからね」「お願い早くして!」「分かった、分かった。」・・・しばらくじらした後、バッグを出してあげたけど、あんなにオロオロするのを、3人で無視して、ちょっとかわいそうだったかも?でも、2度あることは3度ある?ことのないようにお願いしますよ!

4月2日から始まった南島の旅も、今日でお終い。深刻な事態にはならなかったけど、ハプニングがあれこれあり、でも、無事に我が家に帰って来れて、最高に楽しかった旅を感謝!

2014年5月20日火曜日

旅の記12-14

南島の旅1-10-2
4月11日(金)Larnach Castle

ラナーク城はPortobelloに行く途中にラナーク城(Larnach Castle)
への道標があったので、運転手殿は自信たっぷりでGPSは使わなくて良いと言う(大丈夫かな~~・・・)

案の定、Dunedinからオタゴ半島へ抜ける分かれ道で、左に入るべきところを右へ入り、右往左往して、何とかオタゴ半島への道に戻った。そこから、しばらく走ると"Larnach castle→"と書いた道標。→に従って右に曲がる。やがてすごい狭い曲がりくねった山道を登って行く(Camp Road)。左側は、断崖絶壁だったりして、オ~こわ~~・・・1871年に建ったと言う・・・その当時、車も無かっただろうに、こんな山道を通ってそんな高い山の上にお城をどうやって建てたんだろう???

山の上に上がるにつれ、霧が出て周りは白く見えにくい。と、やがて、まるで国境の検問みたいなブースが道の真ん中にあり、中から顔を出した中国系の顔をした男性が説明してくれる。

Rhododendron room
ガイドマップに従って入って行くとやがて霧の中その後、車でお城の裏を回り、今夜のお宿になるロッジへ。

案内された部屋は、ロッジ(Lodge Rooms)の1階の左端の2部屋。角部屋Rhododendron room (部屋の周囲がベランダで眺望は抜群)と隣のKate's Room。

ベランダに出ると、壁板も床板も椅子も白茶けて、古くて、相撲取りでも立った日にはボリっと折れそう・・・
辺り一面霧(mist)がかかり、オタゴ半島の湾(Hoopers Inlet?)を一望に見下ろす景色はとても幻想的!この景色を見られただけでも、1泊の価値ありだわ・・・




お部屋に荷物を置いて、さて、お城めぐり。宿泊客は、無料で自由にお城の内外を見学できる。


ラナーク氏
まずは、ラナーク城の資料室。ラナーク氏(William Larnach)の等身大の人形。彼は、ビジネスマンとして、また、銀行家、政治家など、浮き沈みの多い人生をたどり、経済的破綻、2回妻を亡くし、3度目に結婚した若い妻が彼の息子と浮気したという噂もあり、1898年、国会内で、銃で自殺するという波乱の人生だったらしい。

「・・・1906年に政府が買い取り、精神病院として使われたのを始めとして、何度も売りに出され、持ち主が変わり、1967年、Barker夫妻がこのお城を買い取った時は、家具も何もなく、大変な荒れようで、人々から、狂気の沙汰だと言われた。一家は、荒廃したお城とお庭を、少しずつ、少しずつ、修復して行ったので、お城は再びDunedinのランドマークとなり、当地の観光業界に大いに貢献している。・・・」web siteより

螺旋階段を昇りながらたくさんのお部屋を一つ一つ見て回る。


屋上への急勾配の階段
何度も人出に渡って荒れ果てたお城をここまで修復し、アンティークな家具調度のコレクションと共に、一般公開した現在の持ち主Barker家の人々の努力に、感嘆せざるを得ない。


屋上につながるせまいコンクリートの螺旋階段を上がると、お城全体が見渡せる。

屋上から下を覗く




屋上








屋上から見る庭園






お庭を歩き回って見る。残念ながら今は季節的にお花が少ない時期。

Stable


ロッジのそばのStable(かつての家畜小屋)は、宿泊施設と朝食用のダイニングルームになっている。

ディナーの前まで、時間がたっぷりあるので散歩。



お城の前に行くと、靄の中で、白いウェディングドレスに包まれた花嫁が花婿に抱き上げられた写真を撮ってもらっている。


お城の前にはたくさんの人だかりどうやら結婚式があったようだ。こんなミストの中での結婚式も幻想的で悪くないかも・・・

dining room
ディナーは、お城の中のダイニングルームなので、少しおしゃれなピンクのブラウスを1枚持参して来た私は、着替えたけど、姉たちは、「旅行用のカジュアルな物しか持って来てない!言ってくれればいいのに!あんたんだけおしゃれしてずるい!」と、文句タラタラ・・・お城に泊るんだから、それくらい予想して、持って来てよネ~~;


お城に入って行くと、恭しく礼服?に身を包んだ若くてハンサムな男性が、書斎みたいな部屋に案内してくれて、食前酒の注文を取る。私は、NZが誇るソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)を。

そこへ、カップルが2組入って来て、彼が紹介してくれる。それぞれ食前酒を飲みながら、自己紹介。1組は、Invercargill(インヴァカーグに近い発音)から来たカップル。もう1組はアメリカからきたカップルで、Camp Estateに滞在しているらしい。

やがて、ダイニングルームに案内される。昼間見学したお部屋のひとつだ。ちょうど8人用のテーブル。もっと、他にお客がいたらどうするんだろ?

それぞれ、メニューを見て注文。私は、サーモン。やがて運ばれたお皿の上には、でかいサーモンがドンと乗っている。他の人たちのも似たり寄ったり。



アメリカ人のカップル
さりげないけどとても洗練されてお洒落な雰囲気の素敵なアメリカ人の奥さんは、隣の姉に、しきりにサラダが酸っぱいと顔をしかめながら、姉にも試しに食べてごらんと勧める。さすが、アメリカン、気さくで、屈託がない楽しい女性。


和気藹々と食事をしながら、おしゃべりに花が咲く。Invercargillからのカップルは、結婚50周年で、子供たちがお祝いにここでの宿泊をプレゼントしてくれたのだと言う。

食事は、いまいち?だったけど、アンティークで素敵な雰囲気の中でのディナー。ちょっと優雅な気分になれて良かった!  

2014年5月19日月曜日

旅の記12-13

南島の旅1-10-1
4月11日(金)Otago Peninsula~Dunedin

 昨夜の残り物のチップスは、やっぱり食べる気にならず、(ゴメンナサイもったいないことをしました・・・)と、心苦しくゴミ箱へ・・・

10時にチェックアウトして、再びDunedinの街へ。まずは、ギネスブックに載った、世界一急な通り、Baldwin Streetへ。

以前来た時、遠くから眺めただけだったので、今回は、もちろん上まで行くよ!

ところが、運転手殿は、怖気づいて?歩いて行く!と言う。え~~!あんな遠い所まで歩くの~~!!??

ヘ~ヘ~・・・途中休んでは、下を眺める・・・ワ~~!すごい!聞きしに勝るアングル!

結構たくさんの観光客らしき人々が、ワイワイ登ったり、降りたり・・・1台の車がブ~~とふかしながら上がってまた降りて行く。

登りつめた所は、左右に道があり、人家につながっている。頂上にある家の人たちは、いつもこの坂道を往来してるんだ。すごいね・・・

坂の頂上には、石のベンチ付きの壁画があり、若い女性のツーリスト3人が。ブラジルから来たとか・・・しばらくおしゃべり。

ベンチの横に「・・・Baldwin Streetは、350メートルあり、勾配約19度(35%:詳細)チャールズケトル氏がデザイン。新聞社創設者のウィリアムボールドウィン氏にちなんで命名された・・・」

帰りがまた大変。道路の両側にある歩道は、階段になっている所もあり、歩きやすいようになっている。でも、すぐそばにある家々は、観光客に覗かれていやだろうな・・・

坂を下りた左側にあるお店。2ドルで坂を往復した証明書を発行してくれるそうだ。中に入ると、陶器と葉書を売っている。無愛想なおじさんから、姉たちは葉書を買い、でも証明書はもらわず次の目的に向かう。

次は、オルヴェストン邸(Olveston House)。David Edward Theominが、ロンドンの当時注目を浴びていた建築家Ernest Georgeに依頼して19004~1906年にかけて建てた、35部屋の邸宅。

Davidが収集したヨーロッパやアジアの貴重な家具調度その他美術品で埋められた邸宅は、1966年、娘のドロシーの遺言で、Dunedin市に寄贈された。David Edward Theominが生まれ故郷イングランドのブリストル近郊の村Olvestonにちなんで名付けた。

邸宅は、丘の上にあり、邸宅内の見学は、ツアーでのみできるとのことで、ツアーは、時間が決まっていて、1時間ほど待たねばならず、外観とお庭だけを見学して、またの機会に?と、あきらめて、植物園(Dunedin Botanic Garden)に。


植物園は、平地の広い庭を通り丘の上に登って行くと、アフリカ、アジアなどの国の固有植物を植えたテーマパークや、鳥類ケージ、などがあり、かなり歩く。なだらかな山道だけど、入り組んでいて、下に降りようと出た所は、たくさんある入り口の一つで、また、そこからかなり歩いてやっとカフェにたどり着き、ランチ。


さて、そろそろ最後の宿泊地、Larnach Castleへ行かねば。

2014年5月18日日曜日

旅の記12-12

南島の旅1-10
4月10日(木)Otago Peninsula


ホテルの前の入り江は、夕方と朝見ると、引き潮なのかいつも浅瀬になっている。海辺の美しい景色が見られるモテルのつもりだったので、少々がっかり。

今日は、半島の端、Taiaroa Headにある Royal Albatross Centreへ行くことに。


昨日のペンギンプレイスと違い、こちらは、Otago Peninsula Trustによって運営されている。世界で唯一、本土でアルバトロスを観られるところだそう。
(5月13日現在、Royal Albatross Centreのウェブサイトは、ハッキングされている可能性があるので開かない方が良いようだ。)

10時頃着いたら、ビルは、11時半にオープンとしている。仕方がないので、建物の周りを歩いて周る。灯台が見える。風が冷たくてすごく寒い。


ダニーデンが見える側のビーチに降りて行く階段がある。ずいぶん下まである・・・ということは???行きは良い良い、帰りは?でも、意を決して降りて行った。ビーチを見下ろせる3メートルほどの高さの所に展望所がある。

アラ?何か海で泳いでる?あ~、ペンギンだ!隣にいたおじさんが、「脱皮中のペンギンですよ」と言う。エ~?脱皮中のペンギンは海には居ないでしょうに・・・ウン、あれは、脱皮した後ですよ。



かわいい!ひとり(1羽)で、行動してるの?!リング付けてないから、完全な野生のyellow-eyed penguinだ!こんなに近くで見ることができるなんて!ラッキー!

右の方の岩の上には、sea lionが、数頭、ひねもすノタリノタリしている。(実際、fur seal とsea lionの区別は難しい。fur sealは、sea lionより小さい・・?)


そのそばでNZ固有種のparadise duckの夫婦が餌をついばんでいる(白い頭のきれいな方がオス)

受付でクラシックツアーとやらに申し込んで、中に入り、展示されている写真や解説を読んでいると、隣の部屋に呼ばれた。既に10数人がそこに座っていた。ここでも、ガイドによるalbatrossやペンギンの講義があり、その後、このグループで、建物の裏に案内されてalbatross見学ツアーが始まる。


山に登って行く途中に、石牢がある。「・・・ここTaiaroa Headは、1880年代、ロシアが太平洋海軍基地をウラジオストックに建設したという警告を受けて、作った要塞で、岩で要塞と地下トンネルを作っており、この辺り一帯にあったバラックと牢の内で残った唯一の牢・・・・」と説明が。

山の上にある小屋に案内される。小屋の窓には、albatrossのヒナを観られるように、望遠鏡が置いてある。かなり遠い草むらに白い物が・・・あれがヒナ??時々空を旋回していた親鳥が餌やりに戻ってくるからヒナに違いない。

あまり遠くて、ヒナも親鳥も、ほとんど見えず、がっかりして山を下りて来た。建物の中のカフェでランチ。

外に出て、灯台の辺りを見ながらやっとalbatrossが数羽旋回している様子を撮ることが出来た。

帰り、昨日のPenguin Placeに寄り、ツアー料金(47ドルX4人分)を払ってお宿に戻る。

夕食は、近所にあるフィッシュンチップス(Fish 'n' Chips)のお店でtakeaway。数種類注文・・・紙のでかい包みをもらって帰って見たらすごい量!この国では、何でも大量に来ることを忘れてた・・半分位残ったよ・・・明日の朝食・・・??

2014年5月15日木曜日

旅の記12-11

南島の旅1-9-3
4月9日(水)Otago Peninsula

入り江の向こうにDunedinの街を見ながら狭いくねくね曲がった海沿いの道をしばらく走るとやがてPortobello (マップ)。チェックインしてモテルの人に聞くと、4時からPenguin Placeというところで、黄色目ペンギン(Yello-eyed Penguin)やワイルドライフのツアーがあるという。3時半、急げば間に合うだろうと、荷物を部屋に置いてすぐ出かける。

4時に少し遅れて着いたら、ゾロゾロ人が建物の中に入って行く。ガイドらしき人が、どうぞ入って、と言うので、続いて入って行くと、劇場のように椅子が並んで皆座っている。我々が席に着くとすぐにガイドさんが、説明を始めた。

ペンギンやアホウドリ(albatross)のNZでの生態や保護状況を説明。ここは、民間経営で、1985年にHoward McGrouther氏がペンギンを保護するために始めたそうだ。

その後、イエローアイドペンギン(yellow-eyed penguin)を保護しているリハビリ舎の外から見学。ここでは、何らかの理由で親を亡くした赤ちゃんペンギンや、病気、傷ついたペンギンを保護飼育している。保護されたペンギンは、腕にメタルのリングを付け、元気になって自然に戻された後も、保護観察され記録されている。

4月は、若いペンギンの脱皮(脱羽?moulting)シーズンで、脱羽している間は、防水機能が無くなるので海に餌取りに行かない。結果3~4キロ痩せるとか。ここでは、もちろん餌をもらっているのだろう・・丸々してる。


その後、オンボロ?マイクロバスで山の中へ。山の上から、下の方に広がる遠い海岸(Bushy beachよりもっと遠い)を見る。目を凝らして見ると、ペンギンらしき?ものが動いていたり、fur sealが寝てるらしい影があったり・・

fur seal?
sea lion?
近くの岩場には、fur seal(sea lion?が・・・ひねもすノタリノタリかな・・・

山を歩きながら、あちこちに作ってあるペンギンの巣の近くを見て回る。

2匹(鳥だから2羽と呼ぶべきか?)が、じっと並んだまま直立不動。そばには、白い糞が・・・何を考えているんだろうね~~・・哲学者みたい・・・


腕にリングを付けているから、一度保護され放されたペンギンたちだろう。人が近付いても逃げない。あんな下の方にある海へ毎朝出かけて行って餌を取り、またこんな山の上にある巣まで、あのヨチヨチ歩きで岩場もモノとせず往復するバイタリティ!とてもいじらしいから、守ってあげたくなる!


ペンギンがあちこちで巣作りをしているのを見るために、長~~いトンネル状の道ができている。所々、覗ける所があって、そこから、ペンギンの様子を観察する。

彼らに必要な、シェルターや巣作りのための安全な場所を、人間が、開拓破壊してった。ペンギンプレイスでは、科学的なリサーチをしながら、ペンギンの生態を探り、保護し、植樹をして、あるいは害になる動物を駆除し、ペンギンや野生動物を保護するために様々な活動している。こう言った保護活動の資金は、ツアー料金(一人49ドル)で賄われているという。

ペンギンやキウィバード、その他、飛べない鳥たちは、天敵の居なかった地の果てのこの国でのんびり暮らしていたのに、人間たちが(猫やネズミなども伴って)やって来て彼らを絶滅、あるいは絶滅の危機にさらしてきた。だから、NZではこう言った固有の動植物(natives)の保護活動が活発に行われている。

バスで、Penguin Placeに戻って解散。ガイドの女性に、「私たちまだ料金払ってないんですけど、どこでお払いしたらよいの?」と聞くと、もう事務所は締まっているので、できません。次の機会にでも払ってください」と言う。なんて、大らかな人だろう!

「きっと、明日、払いに来ます。ありがとう!」

夕食は、モテルの人お勧めのレストラン "1908 Cafe" へ。アンティークな雰囲気が素敵な店で、オーナーっぽい女性が、テキパキと機知に富んだ応対ぶりでかっこいい。食事は、NZでは、普通の少し上?でも、姉たちは、昨夜のレストランのシーフードスープの方が美味しかったという。