2008年5月20日火曜日

NZ事情 4


不動産ブーム
Riverdale 沿いの家

NZはこの7~8年、不動産売買のブームで家の値段は高騰してなかなか下がらない。家のmortgage (ローン) は、9%以上(預金利息が8~9%)で、若い人は家を買うのもままならないようだ。11 年前、私が Auckland に住んでいた時、500万円も出せば小さな家(と言っても最低100坪はあるだ ろう)の1軒も買えると、不動産の安さにびっくりしたものだ。 先週散歩をしていたら、Riverdale 沿いの大きな家が売りに出ているのに気付いた。週末に出る、不動産の新聞広告(紙面10ページ以上にびっしり売りに出た家の写真が載っている)にこの家が載 っていた。土地の広さは、書いていないがおそらく 200~300 坪というところだろう。
広告の説明によると:4double bedrooms +HUGE rumpus room, 3 separate living areas, 2bathrooms, large 3 garaging, exceptional family living・・・4ダブルベッドルーム、広いランパスルーム(子供の遊び場にもなる多目的室)、3つの独立した居間空間(それぞれの寝室に付随しているのかな?)2浴室、広い3台の車が置ける車庫、家族用リビングルーム・・・ざっとこんなところだ。

tender(入札)で買い手を募集しているが、401,000 ドル以上のカテゴリーに載っていたから、日本 円ですると、85円で計算して3400万円以上になる。数年前だったら、この家も1500万円くらいで買えたのだろう。10年ほど前、隣とくっついてカーテンも開けられないような狭苦しい100坪ほどの土地に 建った家を、1億円で売り出してたちまち売れてしまった日本の住宅事情からすると、うらやましい ほど安いと思われるだろうが、(かつて、一生に7度は引越しをするというのが一般的な Kiwi の生態(?)だった)NZの庶民には、高騰した不動産と mortgage で、好きな引越しもままならないようだ。

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