2008年5月13日火曜日

NZの隅々を旅するの記1-4

1997年12月

Blenaheim から Christchurch へ
ここ Blenaheim(ブレナム) から夏休み真っ最中の私の、南島への貧乏一人旅が始まった。Christchurch (クライストチャーチ)を目指していた私にJudie が教えてくれた一番安い旅の方法は、定期的に出ている乗り合いのマイクロバスを使うことだった。これは、
Kaikoura 経由で Christchurch まで連れて行ってくれる小型バスで、観光客はあまり利用しないそうだ。でも、25ドル(ちなみにこの頃、1ドル80~85円くらい)と格安だった。10人ほどしか乗れないが、この時の乗客は6人ほどで、ドライバーは、道々マイクで観光バスのガイド並みにあれこれ説明してしてくれるので長い山道も退屈することもなく、途中美しいカイコウラの海岸を眺めながら、Christchurch まで(約5時間)あっという間だった。

(南島の面積は北島の約1.2 倍の広さで、人口は総人口の約4分の1。4分の3が北島に集中していることになる。だから、車で町から町へ移動する間、山や海や川、どこまでも広がるファームといった自然と羊や家畜だけでまず人を見かけることがない。日本では、どこまで行っても人がいないというのは北海道くらいではないだろうか。車で旅行する人は、町(あるいは村)から次の町まで何もないから、常に、車の燃料を気にしていたほうがいい。間が長い時は、たいてい、次のpetrol station (ガソリンスタンド)まで、~KMと標示があるから、心配だったら補充しておいた方がよい。この所々に出没する小さな町を散策して楽しむのもNZの楽しみ方の一つとしてお勧めしたい。)

Christchurchで、 i のマークの
Information Center に行き、宿泊や旅程を企画するについて色々アドバイスをもらった。日本人スタッフもいるので、英語に自信なくても心配ない。Christchurch は2泊の予定だったので、1泊20ドル前後のバックパッカーと、ホステルを2箇所紹介してもらい泊まることにした。何しろ、貧乏学生なのでホテルなんか贅沢なのだ。一人旅は気楽でいいけど、食事の時は、やはり味気なく淋しくなってしまう。その点、ホステルやバックパッカーだと、共同キッチンで食事の準備をしながら色んな国の人たち(結構、年配のカップルなども利用している)と仲良くなれるので楽しい。すぐ近く(と言われて歩いたらすご~く遠かった!!きっと、車の感覚での近く)のスーパーへ行って、食糧を買い込んで簡単な食事を作って食堂で食べる、これも格安旅行の醍醐味?かもしれない。

1日目は地図を片手に徒歩で、あるいはトラムカーを使ってゆっくり市内観光。次の日は市内から85キロほどのところにある歴史的な町
Akaroa へ1日観光をした。ここはかつてフランス人入植者の住み着いたフランス風の建物が美しい小さな町だ。アカロア湾を、この地域の野生動物や歴史について船長のガイドを聞きながらクルーズを楽しんだ。世界一小さなイルカやペンギン、切り立った崖に住む鵜などの海鳥を近くから見ることができる。歴史資料館には、マオリ族が使っていたという、魚の骨や、人間の骨(かつて、マオリは人肉食人種だったらしい)で作られた釣り針など保管されていて興味深い。

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