2008年5月16日金曜日

語学学校と日本の若者 2


Massey Univ.(Palmy)の卒業式

今週、月曜日(12日)から金曜日(16日)までマッシー大学の卒業式が、例年のように歴史的な建物、Regent Theatre で催された。私は、昨年、卒業式のある1日に出席する機会に恵まれたことがある。英国の伝統にのっとった式が、素晴らしい荘厳な Regent の舞台で行われた。黒い角帽に黒いガウンを着た卒業生たちがひとりひとり学部長から祝福と卒業証書を受けるのを見るのは他人の子供たちと言えども思わず涙が出そうなくらい感動的な光景だった。

私自身がNZの大学で学んだたった2年間だけでも大変な思いをしたという経験から、卒業式の重さがひしひしと伝わってくるからだ。結構年配の卒業生もいた。マオリ人の学生は、民族衣装の鳥の羽根で覆われたガウンを着て誇らしげに舞台に立った(写真上:2007年5月撮影)。卒業名簿を見ると外国からと思しき学生も多い。中国人の名前もたくさんあった。でも、日本人の名前は、探したが、見つけることができなかった。

今年、ここ Palmy のMassey からは、1500人以上の学生が卒業していくという。新聞に掲載されている名前を探してみたが、日本人らしき名前は全くない。Palmy には、たくさん日本人学生がいるのに、Massey に学ぶ学生はひとりもいないのだろうか?正規留学と言うと、日本人は皆、米国や英国に行く?それとも、留学とは、日本人にとっては、語学を学ぶことなのだろうか? 中国人がどんどん大学の専門課程を終え、NZの色々な企業に就職しているのを見るにつけ、日本人は?と、寂しい気持ちになってしまう。日本の若者に、もっと目的意識を持って海外に学びに行って世界で活躍して欲しいと思うのは、私だけだろうか。

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