2008年5月9日金曜日

NZの隅々を旅するの記1-3

1997年12月

2.Auckland (オークランド) からBlenheim (ブレナム)まで 
1997年の12月、日本から遊びに来た友人3人とオークランドからネルソンまで、バスとフェリーを使って旅をした。途中途中知人から知人を訪ねての旅で、宿は全て知人の家。Auckland からバスで
Hamilton (Waikato地方)へ、Hamilton では、知人の家2軒に二人ずつ分宿。(Hamilton は、NZで4番目に大きい都市で、NZで最長のワイカト川沿いに発展した、古い建物の街並みが美しい静かな地方都市)

次の日は、Waitomo Cave(ワイトモ洞窟) でGlow warms (土ボタル)を楽しんで New premouth 経由で Palmerston North へ(この時、自分が10年後にこの地に住もうとは想像もしなかったのですが)イラン人の知人宅で珍しいイラン料理をご馳走になり、 また、分宿。次の日、
Levin では独特の彫刻で飾られた Marae(マオリ族の神聖なる集会場)を見学したり、マオリ人の家族に招かれて楽しいひと時を過ごすことができた。(1年後に、別のMaraeに泊まる機会を得、大変印象的なマオリの儀式?を体験したことがある。機会があればそのことも後で、書いてみたいと思う。)

その後
Wellington へ。時間があまりないので外から有名な Bee Hive (parliament building: 国会議事堂、形が蜂の巣に似ていることからこの愛称がある)を眺めただけて、フェリーで南島へ渡った。南島の船着場は Picton (Marlborough 地方)にあり、そこから Blenheim へ出発。

Blenheim で泊めていただいたお家の主人は70 代?(もしかして50 代かもしれない・・こちらの人はとても老けて見えるから)と思しき Judy、とても穏やかで優しい英国出身の女性。お庭にはお花や季節の野菜が丹精こめて育てられていて、育てた野菜を採ってきてお料理をして供してくださった。英国人らしくとても質素(ほんとに質素)だが、暖かくてこんなに心豊かに感じさせられるのは何故だろうと思ってしまう。Judy の、お友達も数人訪ねて来てにぎやかなひと時を過ごした。
(マルボロ地方は、温暖な気候でOrchard (果樹園)やVineyard(ぶどう園)がたくさんあり、美味しい果物やワインで有名な地方。この地方にも、身逃してはならない美しい小さな街がたくさんある)

次の日 Judy と他数人と2台の車に分乗して
Nelson までドライブ。ドライブの途中、何度も何度も、車に轢かれてつぶれた鳥や獣の死体を見た。道路の脇はたいてい Bush(原生林)になっているので動物が飛び出してくることが多いらしい。中でもPossum (ポッサム) が多いように見える。Possum は、最初オーストラリアからネズミ退治のために輸入されたものの、はびこってしまい、NZ 固有種の Kiwi を絶滅の危機に追い込んだ pest (厄介者) として、嫌われているので轢かれても誰も同情しないようだ。その後、Blenaheim まで一緒に楽しく過ごした3人の友人は帰国の日が迫りオークランドへ戻っていった。

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