2009年5月14日木曜日

NZの隅々を旅するの記6-3

2008年1月3日(木) Nelson~Mapua
たった一晩で、この転げそうなロッジを去らなければならない(自分で立てた忙しい)プランに、少し腹を立てながら、宿のご主人夫妻に心からお礼を言ってチェックアウト。2年後くらいにモキヒヌイ川にダム建設の計画があるので、その案が通ればこのお宿も、ダムができる間休館しなければならないという。そうなる前に、もう一度訪れたいものだ。

幸い、良いお天気で、道の浅瀬も今日は、乾いて無事通過。目指すは、南島の北端のネルソン(Nelson)。ネルソンから海岸沿いに左に入り、モトゥエカ(Motueka)の手前、ルービー湾(Ruby Bay)にある マプア(Mapua)に宿を予約している。657号線をまたウェストポートまで戻り、6号線を左に北上する。そこからネルソンまでは、3時間余り、途中ほとんど、山の中のクネクネした道を通る。

南島は、東西南北の海岸に沿って街が発達し、人が集中しているが、真ん中は、空から見るとよく分るが、年中雪をかぶった南アルプスに続く山々やブッシュが西と東を分けている。北島に比べて土地の広さの割りに人口比率が少ない訳がよく分る。従って小さな町から次の街に行くまで、民家も建物も何もないところが続く。燃料は、ガソリンのゲージに警告サインが出てから次のガソリンスタンドに行くまではもつようにできているらしいけど、車で移動する時は、まず燃料を満タンにして出かけた方が安心だ。

ネルソンは、ブレナムと共に、北島の北端のタスマン海に面した美しい街で、NZで一番”太陽がいっぱい”のところ。従って果樹園、ワイナリーで有名。ネルソン・マルボロー地方(Nelson/Marlborough region )の美味しいワイン Sauvignon Blanc それにChardonnay や Pinot Noir はあまりにも有名。 さらに、おしゃれなアーティスト達の集まる街としても有名だ。

クリスマス休暇で、ネルソン市内の素敵なB&Bやホテルは、満杯。仕方なく少し西にはずれた街、マプア(Mapua)のB&B、マハナ・エスケイプ(Mahana Escape)に予約しておいた。海のすぐそばのつもりだったが、探しあぐねてやっとたどり着いたこのお宿は、家がぽつぽつと建ち始めた造成地のホコリの立つ道を上り詰めたところにあった。海は遙か彼方に見える。
(写真上:B&Bのお庭から望む海;アルパカ (*間違い訂正m(__)m:ラマではありません)が草を食んでいる)
しばらく、お庭に備えたテーブルで、女主人のもてなしの飲み物を頂きながら、遙か彼方のタスマンの海を堪能?する。
(写真右:B&Bのお庭でくつろぐ)
夕食は付かない、街まで降りていって、2階建てのカフェレストランを見つけて入った。今度は失敗しないよう、いちいち、どの位の量か聞きながら、3皿ほどオーダーし、シェアすることにした。シェアするから、とオーダーしたんだから、日本のレストランだったら、気を利かせて取り皿を4枚持ってくるのに・・・とぶつぶつ言いつつカウンターまでお皿をもらいに行く。注文したのは、カラマリ(Karamari)のフリッター(?って?何のことはない、イカのリング揚げ)。ピザ、それに、姉の大好物のチップス。これって夕食?と思いながら、地元ブレナム(Blenheim)のMoa beer で乾杯。
(写真上:B&Bの庭から見た夕焼け雲)

3 件のコメント:

SK さんのコメント...

うん、マプアの先っちょ、ラビットアイランドがすぐ望める所に、カフェがありますね。あのカフェが最高ですね。
入り江にヨットが何隻か碇をおろして、ここちよい風に、じゃっかん揺れているあたり、濃い青空と緑のラビットアイランドをバックにした景色が、息苦しくなるほど、素晴らしい。
一匹ペリカンが放し飼いで買われていて、いつもカフェのデッキで休んでいます。静かで、何時間でもいたくなるカフェです。行きましたか。

Silvereye さんのコメント...

Shunさん

お久の登場ですね!
そう!ネルソンの辺りは、Shunさんの奥方、いえ、表方?!のテリトリーでしたね。先に情報収集して行けばよかった!

サイトでいくつか素敵なカフェ見つけましたけど、書いている通り、1泊では、通り過ぎるだけで、どこもゆっくりできませんでした。次に行く機会があったらそのカフェ、是非行ってみます。

hiroppe さんのコメント...

日本とは全く違う景色!何だか広がりがありますね!息苦しくなるほどの景色って、どんなにか素晴らしいものなのでしょうね!経験してみたい景色ですね。