2009年3月2日月曜日

NZの隅々を旅するの記5-7a

( Arahura River & bridge)

10月30日(火) Fox Glacier ~ Hokitika~Greymouth
朝、8時半発のインターシティ コーチバス(InterCity coachlines)に乗り、プナカイキへ。CHC から Queenstown、Queenstown から Fox Glacier までの路線は、Newmans Coach bus だが、Fox Glacier から西海岸を行く路線は InterCity になる。プナカイキで2泊するつもりだったが、プナカイキまで行くには、乗り継ぎ時間の関係でFox Glacier か Franz Josef Glacier(フランツジョセフ氷河)で1泊しなければならず、やむなくFox Glacier に泊まったといういきさつがある。網の目のように鉄道網やバス路線が張りめぐされて、いつでもどこからでも飛び乗れる便利な日本からすると、NZは、列車もバスも長距離はたいてい1日に1本しかないから、乗継などの計画をうまくしないと、とんでもないところで無駄足を踏むといったことになる。

途中、ホキティカ(Hokitika)で休憩時間があったので、街を散策。ジェイド・ファクトリー(Jade factory)を見学。NZ特産の翡翠(グリーンストーン:マオリ語でPounamu)の加工販売をしている大きなお店だ。石を削る行程など説明を聞いた後、製品は買わずもっぱら眼の保養。お店の一角で、海岸で取れる丸いきれいな石に絵を描いてそれをマグネットや置物として売っていたので、姉は、石マグネットをお土産にといくつか買い込んだ。

Hokitika からまたバスに乗り込んで、グレイマウス(Greymouth)を出たところで、アラフラ川(Arahura River)に架かる珍しい木造の鉄道と道路が共同になっている橋(Arahura Combined Road & Rail Bridge 1887年築)を渡った。せまい1レーンのその橋には、レールが敷かれていて、列車と車は、その橋(上部は木造)を共同で使わなければならない。もちろん1レーンなのでどちらかが通っている時は橋の前で待たなければならない。橋の両側に信号はない。見通しが良いから、向こう側に車も列車もないことを確かめてから渡ることになる。バスの運転手さんの説明では、昔、NZには、経費節約のために、あちこちにこんな鉄道と道路が一緒の橋が建造されたそうだが、この橋は、実際まだ使われているいくつか数少ない橋の一つらしい。この付近は今も、特に交通渋滞などとは縁が無いので使われている。人口の少ないNZならではの、こののんびりした歴史的木造鉄道路橋にいたく感心してしまった。観光化して、この橋がなくなったりしませんように、と願わずにはいられない。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

向こうに何も来てないのを確認して通過するって本当にのんびりしてますね!と言ってもそうしないと渡れないから仕方が無いですね!皆さん住民の方達がマナーが良さそう!
私も悪い癖ですが、息子の家に行くのに車1台しか通れない橋がありますが、私が車で橋の中ごろを走っている時、向こうからガラの悪いお兄さんがわかってて乗り込んできて私にバックしろと顎で言うの、その橋を渡るまいと思うのに近道だからついつい渡ってしまいます。でも、今の若い子はマナーの悪い子が多いです。話が飛んだ方向に行ってしまいました!

Silvereye さんのコメント...

NZには、レールは通ってないにしても、あちこちに1レーンの狭い橋があります。でも必ずどちらか一方が優先になっていて、もう一方には”GIVE WAY”の立て札が立っているので対向車が少々遠くにでも、見えた時は待たなければならないし、皆おとなしく待っています。こちらの人たちは、本当にマナーがいいので感心してしまいます。一方で、郊外はどこも100キロで走れるので若者の暴走も多く、激突事故が多いのも現実です。