2009年3月22日日曜日

Festival of Cultures


エスニックカルチャー・フェスティバル
3月21日(土曜日)、街の中心スクエア(Square)で国際色豊かなエスニックカルチャー・フェスティバル(Festival of Cultures )が、催された。例年の行事で、テントの架設舞台では、エスニックな楽団の演奏や歌で賑やかだ。スクエアの中一杯に並んだテントには、エスニックフード、衣類、飾り物などが出店、たくさんの人々が食べ物をほおばりながらお祭りを楽しんでいる。
フードコーナーの前は、お昼過ぎとあってどこも行列ができている。お腹が空いていたので、とりあえず、どんな食べ物があるか見て歩く。おや?今年は、日本食の出店がない。去年は、お好み焼きのお店が大人気だったのに・・・そう言えば、浴衣を着て歩く IPC(International Pacific College)の学生らしき若者もひとりもいない。IPC名物の和太鼓の演奏もないようだ。何とも寂しい限りだ。目立つのはインド、フィリピン、マレーシア、イランなどの食べ物店。チャパティ、ケバブ、など買ってほおばりながらお店を覗いて回る。
NZは、政治難民を受け入れ、厳しい審査はあるが移民を受け入れる国だ。移民はそれぞれの出身国別に組織を作って、ともすると閉鎖的になってしまうようだ。チャイニーズ・ソサエティ、ジャパニーズ・ソサエティ、インディアン・ソサエティなど、それぞれの組織内での交流は盛んだが、なかなか本当の意味で欧州系、マオリ、その他のNZ人との交流は難しいのかもしれない。このフェスティバルも、こういった移民と、肌の色、言語、文化や宗教の違いを乗り越えて平和共存をしていこうという政府や自治体の努力のひとつのようだ。

0 件のコメント: