2009年3月6日金曜日

NZの隅々を旅するの記5-7b

              (Pancake Rocks)

10月30日(火)続き Greymouth~ Punakaiki
西海岸(West Coast)は、年間通して雨量の多いところで、西と東を分ける山脈の西側は、NZ特有のニカウ(Nikau :NZ特有の椰子の樹)やポンガ(Ponga:ファーンの樹:*このブログのタイトルの写真がポンガ)が密生したブッシュが続く。東側は、逆に乾燥して赤茶けた山肌が多い。

ポンガやニカウの密林(bush)を右に、紺碧のタスマン海を左に見ながら、バスはいくつものUピンカーブの道路をひたすら走り、やがて午後2時過ぎ、プナカイキに到着。運転手さんに予めホテルの名前を言っておいたので、ホテルの前で我々4姉妹を降ろしてくれた。
ホテルは、海岸沿いの崖に段々に建っているロッジ式ホテル、プナカイキロックスホテル&ビラ(Punakaiki Rocks Hotel & Villas*現在 Punakaiki Resort に名称変更になっているようだ)。この辺りは、あまりレストランもないので、着いてすぐホテルのレストランに夕食を予約。部屋は、海岸に向かって道から降りた斜面に建っているいくつかの並んだロッジのひとつ。クイーンサイズベッドが二つ。ベランダから見下ろすタスマン海の水平線が、何だかなだらかな丸みを帯びているようで、地球の一部だということを感じさせる。

パンケーキロックス(Pancake Rocks)は、ホテルから300メートルくらいのところにあるという。荷物を置いて早速行ってみた。道路から突き出た岩石の公園?みたいなところだ。名前のようにパンケーキを幾重にも重ねたような茶色く荒削りの岩だらけの景観を見ながら、迷路のような道をたどっていく。真ん中辺りの一番高いところから周囲を展望してみる。海は穏やかで風もなく、左右に長く広がるビーチは、人っ子一人いないし、ゴミ一つ落ちていなくて美しい。でも、どの岩の隙間からも水が噴出す様子はない。どうやら、大潮の満ち潮の時、しかも天候が余り良くないときで、波が荒い時でなければ岩の間から吹き上げるしぶきを見ることはできないらしい。満ち潮の時間がホテルのロビーに書いてあるのを後で気付いたが、時間的に、1泊では潮の吹上を見るのは無理だということが分った。パンケーキロックスで噴出するしぶきを見たいなら、大潮の時間帯の下調べをして、しっかり予定を立てて来なければいけない。
夕食までのひと時、ホテル前の海岸を散歩する。石がゴロゴロした海岸で、どの石も波に洗われて丸くスベスベしている。ホキティカで売っていたマグネットはこれらの石ころを使ったものだろう。白い石や縞模様の大理石のような石が多く、あまりきれいなので、次姉はたくさん拾って日本に持って帰ると言う。「石で、荷物の従量制限超えるんじゃないの?」と言うと、「その時は捨てて帰るからいいの。」・・・ま、お好きなように。

今夜は特別オーダーした、ワインクーラーに冷えたNZ産のスパークリングワイン(sparkling wine)リンドァ ロゼ(Lindauer*これ、スーパーで10ドルくらいで買えて安くて美味しい) で乾杯。つまみは次姉の好みで必ずテーブルに乗るポテトチップス。水平線に沈む夕日を見ながら、例のごとく何品かシェアしての食事は格別だ。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

本当に不思議な風景が多いね!風邪と海水が作った産物だね!海岸に落ちている丸っこい石、私も欲しいな!綺麗な色でペインティングしてみたい!

Silvereye さんのコメント...

では、少しお土産に拾って集めておきましょうか。いえいえ、自分で来て、好きなだけ拾って帰ってペイントした方が良いに決まってます~!!