2013年5月28日火曜日

旅の記11-9

北島の旅 2
3月31日(日)Stonyridge Vineyard

今日は、オーガニック栽培で世界的に有名?なワイナリー、Stonyridge Vineyardに、ワインツアーとランチを予約。あまり頼りにならない?ナビゲーターの次姉に地図を見てもらいながら何とか目的地に着いた。

長姉がガイドブックで見て行きたいと希望したワイナリー。昨日行った近代的建物のCablebay Vineyardと違って、1980年代に創立したというStonyridgeは、アイビーが覆い尽くすアンティークな建物が素敵な雰囲気だ。

11時半の予約だったけど、11時に着いてしまった。まずは、様子を見ようと、建物の右側に回ってみる。狭いカウンターがあり、ワインの試飲ができるようになっている。その裏側にはテーブルや椅子がセッティングされ、すでに数人がワインを楽しんでいる。

建物の裏は、ブドウ園(vineyard)。収穫はまだのようで、vineyardの周りは鳥避けネットで覆われている。

観光客がワイナリーを背景に写真を撮れるよう額縁様の枠が置いてある。

11時半になると、どっと人が押し寄せて来た。この人たちもワインツアーに行くのかな?カウンターに行って予約ししていた旨を告げると、タンクトップに短パン姿の中国人らしき痩せた若い女の子が来て、案内してくれるという。他には?あれ?誰も来ない。ツアーは、試飲付きで一人10ドル。

彼女は、試飲用の赤と白のワインボトルと、グラスを3個持って、我々をオリーブの樹が植えられている丘に連れて行った。自己紹介をし、オリーブのこと、ワインのこと、その他あれこれ、早口でまくしたてる。曰く、オークランド大学で、ワイン学を学び、ここで働いている。若く見える?けど、30歳だ・・・云々・・・

ブドウ園の番人?
結局、ワインの貯蔵所などには連れて行かず、オリーブの樹の下で、ここのVIP Clubメンバーになれば、食事もワインも20%引きで楽しめるし、その年のヴィンテージワインが市場に出回る(と$300くらいになる)前に、100ドルで入手できる・・・・などなど、ワインの宣伝に終始。3人で30ドル払って、飲めない姉たちは試飲もしないし、それで宣伝ばかり聞かされたんじゃ・・・1杯5?ドルだかの試飲だけにした他の客たちは賢かった・・・

その後、ランチ。「日本人のシェフがいますので、時間があれば、彼が顔を出すかも?」と言われて、テーブルに案内された。3人でシェアするつもりで、シーフードプラター(Seafood platter)50ドル也をオーダー。

結構なお値段だから充分な質量だろう・・・やがて運ばれてきたお皿を見て、見事にこの期待は裏切られた。

見ただけで食欲が失せる色合い、干からびたような小さなエビやイカ、小さな切り身の赤身のサシミ?・・・これ・・もしかしてマグロ?スモークトチキンらしきものもある・・・それらが、古そうなサラダリーヴズ(スーパーで袋入りで売っている)や、強い臭い匂いがするモヤシ、などの野菜と共にほんの少しずつ盛られている。昨日のCablebay Vineyardの素晴しいお料理の印象が残っている後だから、強烈に失望。

3人とも、ましそうなところを選んでつついて食べたものの、結局、ほとんど食べ残してしまった。NZでは、美味しいシーフード料理はあまり期待できないとは思っているけど・・・たまたま選んだお料理が悪かったのかもしれないけど・・・刺身?が載っているからこれは、日本人のシェフが作ったものに違いない。顔を出してくれたら、ちょっと一言、言いたかったのに、出て来なかった。でも、せめて、食べ残しを見て、不味かったかな~~?と、研究心を持って欲しいよね・・・

それでも、一応有名なワイナリーだから、姉たちは、お土産に、ワインを日本に送ってもらうことに。送料200ドルで8本まで送ってもらえるという。1本35ドルするワインを6本送ってもらうように頼んだ。ワインの味音痴?の私は、試飲したワインと、普段買って飲んでいる10ドル前後のワインと、正直、どこがどう違うのかよく分からない。で、自分用には、1本も買わなかった私に、姉たちが1本プレゼントしてくれた。35ドルもする!ウワ~~、こんなの飲んだら口が腫れそう・・・

あまり期待し過ぎたせいかもだけど、Stonyridge Vineyardは、がっかりだったな~~・・

お宿に帰る途中、ビレッジに寄り、今夜と朝用に食料を購入。

お宿に帰って、これまで良く見ていなかった泊り客への注意書きを読んでみる。

このお宿は、貸し別荘、ということなのか、基本的に最低限のものしか置いていない。3泊なのに、トイレットペーパー各トイレに1個。シャンプーリンスなど小さいのが3個ずつ。バスタオル3枚。ハンドタオル3枚。足りない分は自分で補え、どこもきれいにして元の状態に戻して帰れ、と書いてある。

キッチン用品は揃っている。でも、ティーバッグは3個だけ。塩コショーもない。もちろん、シーツなどは変えてくれないから、必要ならガレージに置いてあるらしい洗濯機で自分で洗濯しろということらしい。この家(この島全体?)は、上水道が通ってないので、タンクのため水を使うからか、冷蔵庫には、5リットル入りの真水タンクが置いてある。

出入り口の鍵は、裏の方にあるドアの前の柱に取り付けてある暗証番号付きの箱に、出かける時、チェックアウト(に誰も来てはくれない)の際に、その箱に返して行かなければならない。暗い時は、番号が見えないので、懐中電灯を持参のこと。ゴミは、まとめて、できれば、フェリービルの所のゴミ箱に捨てるように・・・等々。

これでは、車で来れない旅行者はどうする?トイレットペーパー持参しろって!?!シーツやタオルも洗えって!?ゴミはフェリーターミナルまで持って行って自分で始末しろって~~?!これで1日517ドルのレートは、高過ぎだよ~~!!

あれこれ、後から分かってもしょうがない。予約する前に、こういうことは、伝えて欲しかった。今回はお宿選びも大失敗・・・

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