2010年12月31日金曜日

NZの隅々を旅するの記9-8b

Wilderness Lodge 2
10月3日午後
1.テスと羊たち
ホテルに戻ると、ゲリーが、羊の毛刈りの実演を見せてくれると言う。今日は、アメリカ人のカップルは、ジェーンだけで、ご主人のアランは、出て来ない。どうやら、お疲れで、お部屋で休んでいるらしい。

ゲリーは、我々をファームに連れて行って、テスに、何やら命令する。テスは、イギリス原産の牧羊犬ボーダーコリー犬(Border Collie)だそうだ。テカポ湖のそばの牧羊犬の記念碑銅像もこのボーダーコリー犬だ。
ゲリーの掛け声で、テスは、はるか彼方のファームの隅にいる羊のところに、脱兎のごとく飛んで行った。羊の周りを、無言で(吠えないで)、左に、右にと、グルグル回って、羊たちを威嚇しながら、まとめている。

間もなく、10数頭の羊をひと塊りにまとめて、グルグルまわりを回りながら、徐々に、徐々に、こちらに向かって連れてくるのが見える。

ついに、1頭も逃さず、ゲリーの所まで連れて来た。お見事!

いずれも大きな雄の羊(ram)たち。大きな角があるメリノ(Merino)等、他数種類の羊たちが勢ぞろい。







フサフサした長い毛の羊。暖かそう~~!








ゲリーは、その中の大きな角を持ったメリノの雄(ram)1頭を、抱きかかえてお座りさせ、ひとりひとりに、後ろから角を持って抱かせる。私の番になって、恐る恐る抱いたら、すごい!毛がベタベタして、大きくて、重い!心臓がパクパクしているのが、もろに伝わってくる。羊は、大きな体をしていても、蚤の心臓たというのがよく分かる。それで、いつも集団行動をするので、牧羊犬1匹で十分彼らを統率できるのだろう。

(*ここで、今年は終わりです。皆さま、1年間、ありがとうございました。佳き新年をお迎えください!^^/)

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