2010年1月19日火曜日

NZの車事情1

Stone Age Car
10月から11月にかけて日本に帰った時、道路を走る車という車が、どれもピカピカで新しくまぶしかった。

我が家の愛車、フォード、テルスター(ナント!1990年製ワゴン車!!)を、私は、“石器時代の車(Stone Age Car)”と呼んでいた。エアコンもカーラジオ(これは壊れて)もなし、窓もドアも手動オープン。車検を半年に1回しながら、息も絶え絶えに酷使され、ついに先日、街のど真ん中でスーとエンジンの音が掻き消えダウン。いよいよ引退の時期が来たようで、ついに年末に買い替えるに至った。でも、NZでは、こんな石器時代的車が、ごく普通に街を走っている。


スーパーなどの駐車場で停めてある車には、古いばかりじゃない、サイドミラーやバンパーに至るまで、クモの巣だらけ(写真)!っていうのもザラだ。まるで、何年もお蔵入りしていた車が出てきました・・・みたいだけど、そんなことはない。毎日乗っているのだ。Kiwiは、まず、車を磨かない?掃除しない?そんなこと、一向に気にも留めない?日本から来て、姉が初めてそんな車をたくさん目の当たりにしたときは、さすがに、カルチャーショックだったらしい。



10数年前、Aucklandで、友人の家に遊びに行った帰り、そこに遊びに来ていたKiwiに車で送ってもらったことがある。その車は、ホンダ?だったか、スバル?だったか、の赤い色の小型車。年式は、恐ろしく古いようで、よく見ると、私の足元の床は腐食して大きな穴があいていて、道路がもろに見える。彼はその車を友人から800ドル(約5~6万円)で買ったと言い、”Japanese car's beautiful!”と絶賛しながら、その小さなポンコツ車で100キロ(法廷速度)出すので、私は生きた心地がしなかった。


こんなポンコツ車でも、不要になる?と、あちこちの路上や家の前に置いて、SALE $3,800 など紙を貼り付けて売っているのだからまた驚きだ。週末になると、メモリアルパーク(Memorial Park)の前の駐車場は、こういった中古車のセール会場と化す。以前は、パークの入り口前には50台以上の車がSale の紙を張って駐車していたが、メモリアルパークを訪れる人々の駐車の邪魔になるとして、パークの入り口数十メートル以内ではセールスをしてはいけないことになった。今は、少し左の方の広場に移動してはいるが、週末は、相変わらずたくさんの車が並んで、それを見に訪れる人、売る人で賑わっている。


NZでは、カーディーラーを通さず、持ち主がそれぞれ勝手な値段をつけて個人売買する事が盛んに行われている。日本じゃ、ポンコツとして、処分料を払わなければいけない?ような10年以上(多分もっと?)前のトヨタ車に5000ドル(30万円位?)とか値段がついているから驚くが、車なしの生活が考えられないNZで、輸入車に頼るしかないNZの車事情だから、いた仕方ないことかもしれない。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

私の車も現在29万キロ以上走っています。私のメンテナンスが良いせいか(?)、故障もせずに、グレーだから掃除しなくても汚れが目立たないし、燃費は抜群いいしとても気に入ってるのに、主人の友達がワーゲンのゴルフを買ってくれと言って、主人はそれをOKしたらしくて、私の貧乏人に超向いている車は近い将来買い換えられそうです。私の安い給料で、ローンで買った車だけにとても愛着があります。この車、まだまだ走るのに、かと言ってどこにも売れない、廃車になるのかしらと思うと、とても切ない思いです。NZだったら、まだまだ高く売れそうなのにネ。と言うよりも誰か、ただでも乗って欲しい気分です。

Silvereye さんのコメント...

こっちに持って来て売れば、間違いなく高く売れるのに~!もったいないね~~!

結局、輸入にかかる手数料その他で、20万円くらいかかるみたいだから、こちらで、中古車が、すごく高いのも仕方ないのです。