Epicure Cheese
姪からメールで、NZ産のエピキュアチーズ(Epicure Cheese)とは、いかなるものなりや?との問合せがあった。日本のテレビ番組か何かで、世界の臭い食べ物比べ?で、世界で3番目に臭いものにランクされて、(でもすごく美味で)輸入禁止になっている?というので騒がれているらしい。そんな臭いNZ産チーズがあるなど、聞いたこともなかったので、すぐインターネットで検索してみた。チェダーチーズを缶で3年間熟成させたものが臭いのだそうだ。
どうやら、フォンテラ(Fonterra:NZ最大手の乳業会社で、世界一の乳製品輸出を誇る)が "Epicure Gold Cheese" という名前で生産販売しているらしい。チェダーチーズを3年熟成させたもので、"extra sharp flavor(かなり(痛烈に)強い芳香?)" と特徴を書いている。でも缶入りではない。
まずは、食べてみないことには、答えようがないのでさっそく、現物を買いに行って来た。普通のスーパーマーケットではまず見当たらないので、比較的高級な?スーパーマーケット、ニューワールド(NEW WORLD)やカウントダウン(COUNT DOWN)に行ってみた(*NZには、高層建ての百貨店はない)。缶入りはやはり見当たらず、メインランド(Mainland)ブランド の36ヵ月熟成の密封パック入り "EPICURE CHEESE" というのがあったので、とりあえず、これを買ってきた。臭いのは、缶入りのものだけらしいので、話しの種にはならないが、美味しさは、ピカイチということで早速試食。味は・・・何だこれって普通のチーズの味・・・強いて言えばいつも食べているお徳用チーズに比べて塩味が薄い、というかまろやか・・・それに少し強い味というか下の奥に感じる癖のある味(苦味?)というか、醗酵した味?がする???でもやっぱりチーズの味、どこがどう違うの?・・・私の味覚って、貧相なのかな~???
日本人ほどグルメな人種は、世界のどこを探してもいない(か、珍しい)のではないだろうか?日本では、どこの何が美味しいと評判が立つと、たちまちそのお店の前に行列ができる。私自身は、そんなグルメではないが、やはり日本の美味しいといわれるお店の味は、こちらのおいしいと言われるお店の味とは段違いにおいしいと感じる。
エピキュアチーズにしたところで、NZ人はほとんど知らないだろう。たいてい、普通のお徳用のでかいチーズを買って食べている(?)。紅茶にしたって、本場英国からきた人たちが多いから、いつも美味しい紅茶を茶葉で淹れて飲んでるだろうと思ったら大間違い。どこのお家にいっても、出されるのは、ティーバッグをカップに入れてお湯を注いだもの(それもカップ一杯溢れるようにお湯を入れてくれる)か、あるいは少しましな場合でも、ティーバッグをティーポットに入れて持ってくるのが関の山だ。
あ~!日本!美味しいものの天国!!!グルメ天国!!!!ドラエモンの「どこでもドア」があったら、すぐに食べに帰るのに~!!