2014年2月5日水曜日

Funeral and burial service

葬式と埋葬式

昨日、2月4日、友人のお葬式に参列した。癌を患い、3年ほどの闘病生活の末、1月31日金曜日、安らかな永遠の眠りについたMさん・・今年の12月で65歳になるところだった。

お葬式は、10時半からTerracehaven Chapelという葬儀場で執り行われた。その後、出棺。NZは、火葬(cremation)、埋葬(burial)のどちらか選択できる。宗教上、Mさんは、埋葬なので、共同墓地での埋葬式にも、他の出席者と共に参列した。

Kelvin Grove Cemeteryという、36ヘクタールの広大な墓地。参列者の車20台ほどが、ずらりと並んで入って行く。広大な墓地には、一列何十?かの墓石が横並びに並んだ墓地が何列も何列も果てしなく続く。各列にも墓石にも、番地が付いているわけじゃない。これでは、墓参に来ても、目的の墓を見つけるのはとても困難に違いない。

ずっと入って行った、一番奥に、3~4列ほど、まだ空き地があり、その一角に長方形の、お棺が入るだけの穴が掘られている。穴のサイズに組まれた四本の金属パイプが、その周りに置かれ、ベルトが2本、長い方のパイプ2本の両側に渡して巻きつけられている。このベルトにお棺を載せて、スルスルと地面に降ろすのだ。

6 feet under(お墓の深さ:183cm下:死亡したと言う意味に使われる)という言葉があるけど、覗いてみると、なるほどかなり深い・・2メートルくらいありそうだ。お棺が降ろされ、ベルトは両端に引っ張られ、抜かれた。

お棺の上に、数人が水を撒く。次に、カゴいっぱいに用意された花弁を、ひとりずつ手に掬い、お棺の上にパラパラと降る。お棺は、たくさんの美しい花びらで見えなくなるほどだ。

その後、代表者の祈りと詠唱。それが終わると、力のある男性数人が、横に積み上げられている土を、シャベル(shovel)で穴に戻して行く。

お棺と美しい花がだんだん土に埋もれて行く。小1時間かかって、穴は埋められた。墓石が出来てくるまで持たないだろうけど、花束が、2つ、捧げられた。

乾いた土盛りを見ていると、何だか、堪らなくなる。Mさんは、土の下で、やがて朽ち果てて骨になり、何十年も何百年も、残るのだろうか・・死んだら、肉体は滅びるもの・・・なのに、等身大の骨を残す必要などあるのだろうか?彼女、あの世から、自分の肉体が埋められているのを見てどう感じているのだろう?

私は、絶対埋葬は嫌だ。子孫に墓守の面倒を掛けたくないからお墓も必要ない。人は土から生まれ、また土に還る。火葬してもらって、灰にして、庭の樹の下にでも撒いてもらえばいい。カルシュームだから、樹のためにはなるでしょ?以前、姉にそう言ったら、「貴方の灰じゃ、環境破壊するからやめないさい」だって!失礼ね!どういう意味?!

お葬式の後に、こんなことを書くのは不謹慎かもしれない。Mさん、ごめんなさい。でも、彼女なら解ってくれるでしょ?

May your soul rest in peace.

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