2008年6月19日木曜日

便利なシステム

EFTPOS
NZのEFTPOS(エフポス:Electronic Funds Transfer at Point of Sale)システムは銀行カードを使って買い物の支払いができるとても便利なシステムだ。銀行の預金残高を確認して即決済するから、クレジット払いと違って支払い、非支払い側の両方に安心だ。日本でも、2000年にデビッドカードという名前で似たようなシステムが導入されたが、使えるところが限定されているので、まだあまり一般化していないようだ。でも、NZでは、どんな小さな町の、どんな小さな個人経営の雑貨屋さんでも、パン屋さんでも、ほとんどのところで使えるので、現金を持ち歩かなくて済む。

もうひとつ、エフポスと日本のデビットカードとの大きな違いは、現金が必要な時は、規模の大きい店舗、スーパーマーケット、などで買い物した時、レジで現金も買える(?)ことだ。例えば50ドル欲しければ、”(Can I have) 50 dollars cash out please?”などと言えば、現金も(上限は知らないが)払い出してくれる。時に、レジの方から、「現金はお要りようではありませんか?」とご親切に聞いてくれる。もちろん、手数料など取られない。これは、ATM や銀行の窓口を利用しなくても済む(待たされたり、口座の種類によっては手数料取られたりする)ので、とても便利でいいアイディアだと思う。それに、お店にとっても、余分な現金を置かずに済むから都合がいいに違いない。

私も、日本にいる時は、外出する時お財布に現金が少なくとも3000円位入ってないと不安に感じたが、NZでは、2ドル、1ドル、50セントあたりのコインが4~5個(コインは駐車料金などに必要)も小銭入れにあるだけで平気で外出する。たまに、20ドル札がお財布(ではなくプラスティックのカード入れ)に入っていたりすると、すごくお金持ちになった気になるから不思議だ。

このところ、Auckland でアジア人(一人は中国人)の女性のハンドバッグを狙った引ったくり事件が相次いだ。アジア人は、ハンドバッグに多額の現金、あるいは貴重品をを入れているとでも思われたのだろうか。Kiwi は、前述のエフポスカードを使うから、まず、外出するのに多額の現金は持ち歩かない。最近、日本のニュースで、多額のへそくりをいつもバッグに入れて持ち歩いていた女性が引ったくりに遭ったという笑えない事件があった?ように思う(不確かな記憶で・・)。カードは、スキミングなどの危険性があるという一因もあるが、現金主義の日本では、デビットカードは、NZ の EFTPOS のようには普及しないのかもしれない・・・便利なのに~・・・

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

EFTPOSで現金の払い出しがスーパーで出来るって言う事は品物を購入した上になおかつ50ドルの現金を(勿論後に自分の口座から引き落とされるでしょうが)持って帰れるって事かしら?スーパーが銀行業務を兼ねているようなものでしょう?とっても便利!日本だとこんな事出来た日にゃ双方から手数料を取られる事と思います。なんて善良な国でしょう。羨ましい限りです。日本では引ったくりが後を絶ちません。特にボーっとした老女!どうも自分の事みたい!それほど持っては歩かないけどキョロキョロして歩かなくっちゃね!

Silvereye さんのコメント...

お店が銀行業務をしているのではなく、売り上げの多いところは当然現金の持ち合わせが多くなるから、物品を売ったのと同じにお金も売って(立て替えて?くれるといったほうがいいのかも?)商品の売り上げと一緒にその立て替えたお金も、後にではなく、即その場でお客の銀行口座から一緒に引き落とされるだけなので、持ち合わせの現金を減らす意味でしているのだと思います。だから、小さいお店は、持ち合わせがないからそんなことしないのです。きょろきょろして歩くと、持ってるんじゃないかと、反対に狙われるのでは?