2008年6月10日火曜日

Auckland にて

              写真: レストラン、ハンティングロッジと葡萄園
Hunting Lodge
ランチを食べに友人夫妻とHunting Lodgeにでかけた。Auckland 郊外のAlbany の友人の家から車で20分足らずのところにあるこのレストランは、winery (ワイナリー) も経営していて自家製の美味しいワインと本格的なコース料理を提供している素敵なレストランだ。広大な敷地は vine yard (葡萄園) と豊かな緑に囲まれていて、静かでゆったりとした雰囲気で食事ができる。でも、メニューを見るとランチでも結構なお値段だ。でも、今日は、お友達のご主人がご馳走してくれると言うので遠慮なく?いただきましょう。a la carte menu(アラカルト)で3人それぞれ好きなものをオーダーした。

土曜日でお客が多かったせいだろうが、待つこと、小一時間。その間、お庭を散策してみる。周囲を取り囲むように何百本?も植えられたぶどう畑は既に収穫が終わり実は何もついてないが、葉っぱが黄色や赤に色づき、ため息が出るほど美しい。まるで、ミレーの絵に出てきそうな風景だ。裏庭に回ると、そこに緑色の葉がおい茂った木があり、木の下に、小さな緑の実が足の踏み場もないほど落ちている。あら!梅!?と思って拾ってみるとそれは、私の好きな feijoa (フィジョア) の実だった。皮をむいて食べてみると、おいしい!!お店で買ってきたものより味が濃くて甘酸っぱくてすごくおいしい。見上げると枝にもたくさん実がついている。どの実も鳥につつかれた痕がない。どうやらこの実は小鳥もレストランの人々も好んでは食べないようだ。車の中にあったビニール袋を持ってきて、友達とふたりでせっせときれいそうな実をたくさん拾っておみやげにした。

そうこうするうちにやっと食事が出てきた。私が注文したのはポッサムのラザニア。白い大皿の真ん中にチーズ入りのライスが盛られ、その上に小さなお肉の塊、赤や緑のcapsicum(ピーマン)やその他のrelish(付け合せ)やソースで美しく飾られたお上品?な一品。でも、よく見ると、ところどころ毛穴に残り毛?らしきものがつんつんと出ている。一瞬こちらも鳥肌が立ちそうな気分になる。食べてみると鶏肉?豚肉?みたいな意外とあっさりとした味だった。好奇心から頼んでみただけなのでもう二度と食べることはないだろう。かつて、オーストラリアから入ってきたポッサムも、増えすぎて NZ 特有の飛ばない鳥、キーウィを絶滅の危機に追い込んだペストとして嫌われている小動物だ。道路のあちこちでポッサムが車の犠牲になっているのをよく見かける。お料理が出てくるまでに小一時間かかったのでウェイトレスに「ポッサム狩りに手間取ったのでしょう?」とちょっぴり皮肉をこめて冗談を言ったら、きまじめに「いいえ、このポッサムはウェリントンから来ています」と応えた。(2005年5月記)

3 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

今度素敵なレストランに行ったときはお食事を頂く前にデジカメで撮影してブログに掲載して頂けたらもっと楽しめるかな!
日本はもう梅雨に突入いたしました。まだ福岡はそれほど梅雨の実感がありませんが、すでに大分県の九重町では土砂崩れで1人の犠牲者が出てしまいました。これから蒸し暑くなっていきます。

Silvereye さんのコメント...

そうです!待たされたからお腹空いて写真撮るのも忘れて食べてしまったのでした。残念!毛の出たところ撮っておけばよかったと食べてから思ったけど・・・時既に遅し・・でした!
今は、どこにでもカメラ持参であれこれ撮っていますよ。
こちらは、今から本格的冬に突入。でも、このところ暖かい日が続いています。
梅雨時、食当たりにはご注意を!
ブログ更新遅れてます。m(__)m

hiroppe さんのコメント...

そうみたいね!毎日待ってるよ!