4月25日(金)Tiritiri Matangi Island
朝、ランチ用におにぎりを作って、5人でBird sanctuaryのTiritiri Matangi Islandへ。
North Shoreから近いGulf Harbour(Whangaparaoa Peninsula)から4km東、フェリーで25分ほどの所にある小さな島。フェリーに乗る前に、桟橋のたもとに備えてある泥落としで、履物の汚れを丁寧に落として乗船。Waipoua Forestに入る時と同じだ。
フェリーから島が見えてきた |
ワクワクしながらフェリーの一番上に上がって島が近付くのを見る。島に着くと、桟橋には、若い男性が1歳くらいの男の子を抱いて出迎えてくれた。奥さんらしい人もいる。島の管理人?一家でこんな何もない島に住んでいるのだろうか・・・
ここは、野鳥が自然の状態で保護されている。料金は、大人52ドル(シニア47ドル)。ガイドツアー(一人5ドルプラス)を頼んだので、島に着いたら、我々グループには、女性のガイド(ジェニー?)さんがついてくれて、まずはこの島の歴史から説明してくれる。
この島は最初マオリの2つの部族が、原生林を焼き畑を作り住みつき、やがてヨーロッパからの移民も猫やネズミなどと共に入りこみ、戦時中は、軍部が使用するようになったりと、野生の鳥たちの住める場所はすっかり荒らされてしまった。(history)
Robin |
絶滅した鳥、絶滅の危機に瀕した鳥たちなど、野生生物を保護するための計画、"Tiritiri Matangi Island Working Plan"が1982年に発足。
整備された道 |
1984年から94年までに、何千人ものボランティアによって、280,000本もの木が植えらた。年々、ボランティアは増え続け、ボランティア志願者の予約リストができたほど。支援者の手によって今も熱心な保護活動が行われている。
カカリキ |
政府の保護部門(DOC:Department of Conservation )と支援者(SoTM: Supporters of Tiritiri Matangi)との共同経営で保護活動が行われ、SoTMは、1800人以上の会員が登録されたNZ最大の保護活動グループとなっている。
恐れを知らないRobin |
砂糖水飲み場 |
その後、コースをたどる途中で小雨が降ったり止んだりしながら、ブッシュの中を歩く。
ガイドのジェニーは、本当に楽しそうに、熱心に話をしてくれる。道の途中に小鳥が、セッセっと何かつついている。ロビンRobinだそう。
砂糖水を飲むTui |
砂糖水飲み場には、小鳥たちが次々と飛んで来ては、頭を突っ込んで水を飲んでは、飛んでいく。
Bellbird |
ベルバードBellbird、サドルバック(Suddleback)、トゥイ(Tui)、ホワイトヘッドWhitehead、ファンテイルFantail、Kokako, Silvereye, Rifleman, Stitchbird, Kingfisher,Quail, Kakariki(Parakeet)など、深いブッシュの中の木の枝や、キャノピーに、見つけた鳥を説明してくれるけど、右から左に名前を忘れてしまう。
Takaheの親子 |
途中で他のグループと一緒になる。このグループのガイドをしていた男性は、彼女のパートナーだそう。ランチで、このガイド夫妻と一緒のテーブルにな、いろんな話を聞くことができた。二人で、引退後の生活をこうして楽しんでいるとても素敵なカップル!
Pukekoもたくさん |
今回の旅のテーマは、野性動物に会う旅。南の果てから北の果てまで、天敵がいないので、飛ぶことを忘れた鳥たちが幸せに暮らしていた無人の島、New Zealand。そこに、人間がやって来て、次々と自然を破壊し、野性生物を絶滅の危機に陥れてきた。この小さな島国を野性生物の楽園に戻そうと、たくさんの人々が、楽しそうに、幸せそうに、ボランティア活動をしている姿を見て来て、改めて、NZって、素敵な国だな ̄~と、心から嬉しく思った。老後、こういうボランティアをするのも悪くないな~~
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