2014年6月4日水曜日

旅の記12-17

北島の旅1-2
4月25日(金)Tiritiri Matangi Island
朝、ランチ用におにぎりを作って、5人でBird sanctuaryのTiritiri Matangi Islandへ。


North Shoreから近いGulf Harbour(Whangaparaoa Peninsula)から4km東、フェリーで25分ほどの所にある小さな島。フェリーに乗る前に、桟橋のたもとに備えてある泥落としで、履物の汚れを丁寧に落として乗船。Waipoua Forestに入る時と同じだ。

フェリーから島が見えてきた
ワクワクしながらフェリーの一番上に上がって島が近付くのを見る。島に着くと、桟橋には、若い男性が1歳くらいの男の子を抱いて出迎えてくれた。奥さんらしい人もいる。島の管理人?一家でこんな何もない島に住んでいるのだろうか・・・

ここは、野鳥が自然の状態で保護されている。料金は、大人52ドル(シニア47ドル)。ガイドツアー(一人5ドルプラス)を頼んだので、島に着いたら、我々グループには、女性のガイド(ジェニー?)さんがついてくれて、まずはこの島の歴史から説明してくれる。

この島は最初マオリの2つの部族が、原生林を焼き畑を作り住みつき、やがてヨーロッパからの移民も猫やネズミなどと共に入りこみ、戦時中は、軍部が使用するようになったりと、野生の鳥たちの住める場所はすっかり荒らされてしまった。(history)


Robin
絶滅した鳥、絶滅の危機に瀕した鳥たちなど、野生生物を保護するための計画、"Tiritiri Matangi Island Working Plan"が1982年に発足。

整備された道
1984年から94年までに、何千人ものボランティアによって、280,000本もの木が植えらた。年々、ボランティアは増え続け、ボランティア志願者の予約リストができたほど。支援者の手によって今も熱心な保護活動が行われている。


カカリキ
政府の保護部門(DOC:Department of Conservation )と支援者(SoTM: Supporters of Tiritiri Matangi)との共同経営で保護活動が行われ、SoTMは、1800人以上の会員が登録されたNZ最大の保護活動グループとなっている。



恐れを知らないRobin
ガイド料金も、お店の売り上げも、全て、保護活動のための資金になる。ボランティアの方たちは、メンバーシップの会費(大人:年間25ドル)を払い、フェリー料金も払い、手弁当で、この島に来て、活動している。その代わり、野性生物と触れ合う機会を享受できる。

砂糖水飲み場
その後、コースをたどる途中で小雨が降ったり止んだりしながら、ブッシュの中を歩く。

ガイドのジェニーは、本当に楽しそうに、熱心に話をしてくれる。道の途中に小鳥が、セッセっと何かつついている。ロビンRobinだそう。


砂糖水を飲むTui
砂糖水飲み場には、小鳥たちが次々と飛んで来ては、頭を突っ込んで水を飲んでは、飛んでいく。

Bellbird
ベルバードBellbird、サドルバック(Suddleback)、トゥイ(Tui)、ホワイトヘッドWhitehead、ファンテイルFantail、Kokako, Silvereye, Rifleman, Stitchbird, Kingfisher,Quail, Kakariki(Parakeet)など、深いブッシュの中の木の枝や、キャノピーに、見つけたを説明してくれるけど、右から左に名前を忘れてしまう。

Takaheの親子
途中で他のグループと一緒になる。このグループのガイドをしていた男性は、彼女のパートナーだそう。ランチで、このガイド夫妻と一緒のテーブルにな、いろんな話を聞くことができた。二人で、引退後の生活をこうして楽しんでいるとても素敵なカップル!


Pukekoもたくさん
今回の旅のテーマは、野性動物に会う旅。南の果てから北の果てまで、天敵がいないので、飛ぶことを忘れた鳥たちが幸せに暮らしていた無人の島、New Zealand。そこに、人間がやって来て、次々と自然を破壊し、野性生物を絶滅の危機に陥れてきた。この小さな島国を野性生物の楽園に戻そうと、たくさんの人々が、楽しそうに、幸せそうに、ボランティア活動をしている姿を見て来て、改めて、NZって、素敵な国だな ̄~と、心から嬉しく思った。老後、こういうボランティアをするのも悪くないな~~

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