2013年7月10日水曜日

旅の記11-13

北島の旅 6
4月4日(木) Kauri Museum

今朝はホテルで朝食をすることに。コンチネンタル15ドル也。ヨーグルト、ミューズリ、フルーツ、トースト、ジュース。好きな物を選んでよいというので、お皿を持ってコーナーのテーブルに取りに行く。何だ~これ~~!ヨーグルトもフルーツもミューズリも全部箱入りあるいはカップ入り。スーパーマーケットで買ったものをそのまま置いてあるだけじゃない?!これなら、残ってもまた翌日出せるし、洗わなくて良いし・・・便利に違いない。南島のWilderness Lodgeとは、えらい違いだ!

さて、今日は、MatakoheKauri Museumへ。
Whangareiから1号線を下り、12号線へ入る。GPSを入れようと、あちこち触るけど、ウンともスンとも言わない。昨日、悪口言って消したから、怒ってスト起こしたのかな?GPS も携帯もないのでは、さすがに不安なので、Rentadentに行って、Colinに、「GPSが動かない」と言うと、彼、機械の裏側のどこかを触った・・と、思ったら、アラ、ONになった!エ~~どこ触ったの~~?!・・裏にスイッチがあるよ・・結局、彼に行き先をセットしてもらって一件落着。Colinは、「携帯もないし、日本語のGPSが必要だね~~?!」とニヤニヤしながら言う。嫌ナヤツ~~;

さて、今日は、どうやらすんなり現地へ着いた。小雨模様でお天気悪いけど、結構たくさん人がいる。入場料、大人25ドル、シニア、20ドル。こう言う時は、もちろん、ニコニコシニアです~~^^vと申告。

トイレに行くと、その手前の部屋に屋久杉とカウリの樹を比較した展示があった。何だか嬉しくなる。

展示室がたくさんあるので、マップ片手に、まずは、Sterling Wingへ。

Sterling Wing
1880~1920年当時の植民地時代風の、家具や飾り物、食器類が、当時の衣装を着たマネキンと共に再現された6室。

1820年代のウェッジウッド(Wedgwood)の素晴しい食器の数々。


Bride's bedroom。カウリをふんだんに使ったベッドや家具類。






Smith Wing
カウリの樹の大木や様々な製材用工具、カウリの樹伐採のために働く人たちが住んでいたブッシュの中の小屋など、開拓時代をしのばせるものが一杯。

カウリの樹をくり抜いたバスタブもある。






Volunteers Hall
展示室の端から端まである世界一大きなカウリの板。22.5メートルだって!

ドミニオンビール醸造会社(Dominion Breweries 1930創業)の創始者 Sir Henry Kelliherの委託で製作された会議室用、テーブルと椅子。樹齢1800年のカウリを使い、マオリの伝統的模様を組み込んだ重厚な家具。





Otamatea Boarding House
1910年にKaipara Districtに建てられた2階建ての宿泊施設の実物大のレプリカ。Matakoheは、Kaipara港(Kaipara Harbour)に出入港する船を利用して1900年前後にヨーロッパからの移民(Pakeha)が往来した町。

建物の中は、泊り客の部屋や会議室など、再現されていて、とても興味深い。(*ちなみに、Kaiparaのkaiは、food, paraはking fernのことで、マオリのある首長が、この地で、甥が、king fern の根から採ったスターチを食料にしていたのを見て付けた地名だという。)

Sawmill Exhibit
当時のカウリ製材所の展示室。


Kauri gum collection room
世界一のカウリガム(amber:琥珀)のコレクション室。1万年~3万年前のカウリの樹脂の化石でいっぱい。カウリガム(琥珀)で作ったアクセサリーや像など、貴重な作品の数々!”すばらしい”!

昆虫(ゴキブリ?)が閉じ込められている。4千3百万年前のものと推定されている石炭にくっついて掘り出されたカウリガムもある。


Tudor Collins Wingには、カウリの樹で作った家具が一杯。


 見どころ一杯のこのミュージアムは、じっくり見ろうと思うと、2時間以上たっぷりかかる。もう一度ゆっくり見に来たいところだ。

少々疲れたところで、最後の出口から出た所は、お土産品店・・うまくできてる。あれこれ物色していると、突然ハンドマイクを持った男性が、「Mitsubishi car NO.xxxxx・・・」と呼びかける。一瞬、ア~~、私の車に違いない!ドキ~~!・・・窓から外を見ると、駐車している車のライトが点けっぱなし!やっぱり私だ~~;・・・「ハ~イ!私です~~!ありがと~~!」と、男性に応えながら、ダ~~と外へ飛び出した。ライトを消して、キーを差し込み、エンジンをかける。ハ~~、バッテリー上がってない~~!良かった~~!

出口で、受付にいたKiwiの中年の女性が、日本人ですか?と親しく声をかけて来た。・・そうです。・・・ 私は、屋久島に2度行ったことがあるんですよ。あそこは素晴しい所ですね!何度でも行きたいところですよ。・・マ~、そうだったんですか!私は、九州の出身ですけど、まだ行ったことないんですよ・・など、しばらく楽しいお話をしてミュージアムの外へ。

ミュージアムの敷地内には、カウリの樹で建てられた当時のポストオフィスも移転して展示している。

その向かい側には、当時のままの教会も。その隣のカフェで、ランチ。

さて、帰りましょ。と、元来た道を戻りながら、途中で給油しなければと思いつつなかなか給油所が見つからない。12号線へ出て、30分ほど走ると、やがて道のわきにガソリンスタンドと食事マークのある標識があり、左へ曲がれのマーク→。左へ曲がる・・・家も何もない田舎道へどんどん入って行く・・・悪い予感がして、Uターン。

元の12号線へ戻り、また走り始める。しばらく行くと、また同じ標識が立っている。性懲りもなく、また→に従って右へ。またまた、田舎道で、道を聞こうにも家も見当たらなければ人ももいない。少し家の集落が見えた所で出て来た車の女性に、尋ねると、まだずっと先へ行くと、スーパーマーケットのあるショッピングセンターがあり、そこを通り過ぎてずっと行くとありますよ・・・。

やがて見つけたショッピングセンターを過ぎると、とたんに家も何もないまっすぐな道路がどこまでも続くのが見える。またまたた、悪い予感してショッピングセンターに戻り、小さな銀行があったので尋ねると、やはりもっと先まで行けという。元来た道を戻るべきか、はたまた、教えてくれた道を行くか?ここまで来たからには、行こう!

しばらく、何もない道をひたすら走る・・と、やがて右手に、大型トラックが数台停まっている給油所らしき敷地が・・・そこへ入って行く・・・トラックの運ちゃんに、どうやって給油するんですか?・・・ここは、トラック専用の給油所だよ。あんたの車はもっと先にあるガソリンスタンドだよ。・・・エ~~、まだ先に行くの~~?!

また、しばらく走る。あった~~!やっと、スタンドがあった。満タンにして、ここから、12号線に出る近道は?と、尋ねると、また、来た道を戻るしかないという・・・・ナ~~ンてこと!もう、日が暮れそう><;!しょうがない…また、来た道を戻ってやっと12号線へ出た・・・と・・・ナ、ナンッテコト!200メートルも行かないうちに、左手にCALTEXのガソリンスタンドが~~!!!

GPSに、近くのガソリンスタンドを教えるらしいボタンがあったのに気づいたけど、めんどくさいから使わずに走って来た結果がこれ。ガソリンスタンドと食事のマークの標識は、近くの小さな村が、おらが村のカフェとガソリンを使って、金落としてけろと、経済発展を狙って自分の所に人を引き込もうという魂胆に違いない。そう思えば、少しは、地元にお金を落としてあげたんだから、決して無駄なドライブではなかったのよ・・・そうそう、人生無駄なんて一つもな~い!

Whangareiにもどり、車をスーパーマーケット(Pak'n Save)の駐車場に置き、韓国人経営の日本食レストランで、夕食用にお寿司の持ち帰りを作ってもらってホテルに戻る。

その後、レンタデントのColinに電話。明日は、車を空港に取りに来てもらうように約束していたけど、朝暗いうちに出て迷って飛行機に乗り遅れてははいけないので、タクシーで行きます。車はホテルに取りに来てください。・・ 空港までは、20分もあれば十分だし、GPSを使わなくてもまっすぐの道で迷うことなく行けるよ。・・・20分くらいだったらタクシー代も安いし、いいんです・・・分かったOK.ほんじゃ、元気でね・・・

サ、明日は、6:50発の飛行機だから、5時に起きるよ。レセプションにタクシーと5時のwake-up callを頼んで、荷物の整理をして、しばし、これまでの珍道中の旅の話で賑わって、お休み~~

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