2011年9月2日金曜日

Students from Namiki Secondary School 4-2






学校生活その4-2 

8月4日酪農場見学

朝礼の後、並木生徒たちは、酪農場(Dairy farm)体験に。Palmyの3校に別れて学んでいる生徒たちが、それぞれ貸切りバスで、Dannevirkeの ロジャー(Rodger Stevenson)さんのファームを訪問することになっている。途中、マナワツ渓谷(Manawatu Gorge )のタラルア山脈にある風力発電所(Tararua Wind farm)を見学。とても良い天気で、風もなく、200基近くある風車(turbines)が、ほとんど回っていない。風があることで有名なPalmyで、こんなことはとても珍しい。PNBHSの生徒たちは、数日ぶりに他の学校に行っている女子生徒たちに再会して、少々興奮気味。


ファームに着いたら、お手洗いは無いので、男性はその辺の草っぱらで立ちxxxするように・・・女性は、牧場主のお家のお手洗いを借りるようにとのこと。お家は、少々遠いのでバスで移動して行くことに。牧場主の奥さん、Mrs. Stevensonが案内してくれたそのお家は、周りを牧場に囲まれた奥深いとことにある。まず、敷地に入る時、門と門の間に、鉄のパイプが10センチ間隔で横向きに10本ほど渡してあるのに気付いた。踏み外さないように気をつけて渡らないと、パイプの間に落ちそう・・・家畜が敷地内に入ってこないようにするためだそうだ。まだ真新しい大きな家は、お手洗いが、ガレージや各寝室に、5つもあった。すごい家!
トラクター3台に各学校の生徒毎に分乗して、乳牛がいる牧草地に行き干し草を与える所を見る。
その後、お腹の大きい乳牛が出産するための囲いのある牧草地で、出産風景を見ることに。囲いの中は、既に生まれたばかりの赤ちゃん牛とお母さん牛が5~6頭いる。
奥さん(Mrs. Stevenson)が、歩きまわる大きなお腹の乳牛1頭を、追いかけている。なんと、この雌牛、歩きながらまさに赤ちゃんを産もうとしているのだ。



お尻から、片足と赤い舌を出した鼻の先が見える(写真左手前の牛)。ロジャーさんが、「前の片足が出てもう一方の足は逆にお腹の中に入ったままなので、難産だ」と説明する。


奥さんは、この牛を誘導して酪農施設の有る所まで連れて帰った。ロジャーさんと手伝いの男性と二人がかりで、ロープを赤ちゃん牛の足に結び踏ん張って力一杯引っ張り出した。でも、赤ちゃんは、長い舌を出して、もう息をしていない。ロジャーさんは、「ダメだ。これまで」と、つぶやく。



お母さん牛は死んだとも知らず我が子を、一生懸命舐めてきれいにしてあげている。何とも、つらい光景だ。一部始終を見ていた生徒たちは、皆、シーンとしている。緑豊かな牧場で牛が草を食んでいる様子は、傍から眺めていると、のどかで平和だけど、でも、こんな過酷さも、牧場の自然の一つなのだ。(You-Tubeに動画をupしています)





搾乳(milking)















冷いミルク貯蔵タンクの中の絞りたてミルク。ロジャーさんの「舐めてみてごらん」という言葉に、エ?いいの~~?と思いながら、指を突っ込んで舐めてみると、濃いクリーム成分がいっぱいで、美味~~!!



酪農見学は、思いがけず、乳牛の難産に遭遇して、生徒たち共々、酪農家の大変さを少しだけ体験させてもらえた。日頃、乳製品を何気なくいただいていたけど、もっと感謝していただかなければ・・・・・牛さん!農家の方々!ありがとうございます!!!

1 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

こんにちわ!久々にブログを訪問して、一気に読んで終いました。何時の間にやら素敵な仕事を見つけて、生き生きと生活している様子!流石ですね!!貴方にぴったりの仕事ですね。雪が降った日から読み始めました。此方は9月になっても、蒸し暑い日が続いています。NZの教育制度は日本も是非とも真似して欲しいところです。中学、高校と本当にしっかりとした教育が要求される日本です。
乳牛の死産も、少し酷かも知れないけど、命について考えるいい課題だったかも知れません。私の方は、今日は兄の法事で大分の方に行ってました。私も急に兄を亡くし、子供がいない人なので、私達兄弟が大変です。義姉は、兄より8歳年上で、兄が元気な時から認知症を発症し、兄が一人で介護をしていました。喪主であるべき義姉が役目を果たす状態じゃないので、兄弟が協力して49日を終わらせたところでした。帰ってブログを久しぶりに読んで、感激しているところです。
これを足がかりに、仕事が継続してあるといいですね!そちらは寒そうなので、風邪をひかないように、健康に注意して、働いてくださいね!次のブログを楽しみにしています。