2011年3月17日木曜日

Japanese Association in Palmy

パーミーの日本人会発足
クライストチャーチ大地震の後、まだ復興の大混乱の中にあって、今度は、日本が!とてつもない地震、大津波、原発爆発、の三重巨大災害に見舞われた。史上最悪のシナリオで、日本は、今、大打撃を受け、沈没しそうな非常事態となっているようだ。

遠く離れたここNZも、毎日日本の大地震のニュースで、クライストチャーチ地震のニュースは、隅に押しのけられた状態だ。クライストチャーチのために、何か出来ることを、と考えているうちに、今度は、愛する母国が!!!両国の災害ニュースに、パニックになったのは私だけではなかった。ここ、パーマストンノース(愛称:パーミー)に住む数人の日本人が、NZと日本のために何かしたいとの思いで、立ち上がったのだ。

数日前の新聞の一面に、大きな写真入りで、パーミー在住日本人の女性グループが、Japanese Association of Palmerston North を立ち上げた、趣旨の記事が載っていた。いずれも、家族で、結婚して、あるいは仕事を得て、パーミーに永住している人々だ。

これまで、パーミーで2~3人の日本人しか知らなかったので、もっとたくさんの日本人が住んでいるということが分かり、すごく嬉しかった。

すぐに、会長のChiho さんに連絡を取り、お会いし、お話を伺った。曰く、先月のクライストチャーチの地震をきっかけに、自分たちにもできることを何かしたい、との思いがつのり、親しく交流のあるお友だち数人と、話し合ったとのこと。そして、「パーミーに住んでいる日本人同士が、交流の機会を持ち、情報を交換し、日本の文化を伝えるために、日本人だけの閉鎖的な集まりではなく、日本に興味ある人たちとの交流も含めて、活動して行きたい」との趣旨で、同志を募り、7人の役員で会を運営することになったそうだ。まだ、立ち上げて3週間ほどで、すでに、会からクライストチャーチに、多大な寄付金や物資を送ったという。

今、世界中に散らばっている日本人が、母国のために、何かお役に立ちたい、と願っている。いえ、日本人だけではない、前例がないくらい、多くの国と地域の人々が、同じ気持ちを持って援助の手を差し伸べてくれている

聖書の「善きサマリア人」のたとえ話のように、敵対意識を持った国同士でも、困った時は助け合う気持ちを、困難の時だけでなく、いつも持ち続ければ、地球のあちこちで、宗教やイデオロギーの違いから、憎しみ合い、殺し合う人々も、いなくなるだろうに・・・・

日本が、戦後の荒れ野原から、あるいは、阪神大震災など、数々の災害から、不死鳥のように蘇って平和な国として繁栄してきたように、また、今受けている災い、困難を克服し、見事に立ち直って欲しい。そして、その大和魂を、愚かな殺し合いで、あるいは、専制政治で、国を、国民を、滅ぼして行っている、どこぞの国や指導者達に、見せつけてやって欲しい・・・

と、心から思う。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

世界中の方達から、大きな勇気と、暖かい援助をしていただき、私達日本人は本当にありがたく思っています。多くの命を無くしました。しかし、原発が想定外のダメージを受けこれから又二次災害が起きるのでしょう!原発は怖いです。何とか外の方法で電力を確保できないものなのでしょうか?又、巷ではミネラルウォーターが不足してきました。赤ちゃんのミルクはミネラルウォーターでしか作ってはいけないという、政府からのお達しがあったのです。目に見えない敵とこれから先長い長い戦いを余儀なくされそうです。

Silvereye さんのコメント...

日本の人口を賄うためには、原発は必要悪?

もちろん、太陽熱電や、風力発電などが、理想的でしょうけど、それなりに問題があり、それを解決していくためには、膨大な資金と努力が必要でしょう。

でも、これからは、日本だけでなく、世界中で、原発への反発がますます強くなり、きっと、hiroppeさんの言うように、太陽熱利用など、見直されていくようになるのではないでしょうか?

本当に、日本は、今、史上、最大の難局に立たされていますね。

政府と国民が一体となって、問題を解決していかなければならない時ですね。