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日本人としての誇り
楽しい時は、あっという間に過ぎる。4週間の里帰り旅行から帰ってきたら、こちらは晩秋で寒い。さっそくエアコン(heat pump)のお世話になることに。
留守の間、植物の水やりを、近所に住むインド人の家庭の二人の兄弟に頼んでおいたので、まだ固い蕾だった鉢植えのカニサボテンもピースリリーも元気に花を咲かせてくれている。ありがとう!僕たち。
隣家からはみ出ているフィジョアの木から、たくさんの実が落ちて地面に散らばっている。持ち前の'もったいない'精神から、きれいな実を拾い集めて、冷凍したりジャムにしたりして保存。
また、ここ、パーミーで、ゆっくりとした時が流れて行く。
南半球の最南端に位置して、周りを海に囲まれたNZは、アフリカからの移民が押し寄せることも無く、中国から流れてくる空気汚染に悩まされることも無く、非核法(nuclear free policy)の下に、原子力発電の危険性に悩まされることも無く(参考)、世界でも、最も安全な国の一つと言えるのではないだろうか。もっとも、NZは、日本と同じ地震大国ではあるので、その危険性は大きいけど。
それだけに、世界に於ける日本の情勢を、インターネットで見るにつけ、日本の未来は一体どうなるのだろうか?とても心配になってくる。
日本の文化や清潔な環境、まじめな国民性、工芸、手仕事、食べ物、など、世界に誇れる素晴しい物が多々あり、誇らしい気持ちになる。
それなのに、日本のマスコミは、嫌韓・嫌中感情を煽る記事ばかり載せ、それに乗せられた人々が、ヘイトスピーチをするのは悲しい。
日本人の多くが、インターネット、テレビや新聞、雑誌、などにより、嘘っぱち記事、あるいは政府の言いなりになる記事を鵜呑みにしているように思える。
もっと、世界に向けて、真実を発信して欲しい。どんなに、他国に、中傷誹謗を受けようと、武士の魂を忘れないで、悪事を憎んで人を憎まず、偏見のない毅然とした態度で世界の人たちに接して欲しいと思う。
氾濫したニュースや記事の中から真実を探すのは難しい。それでも、インターネットが普及したおかげで、調べようと思えば、検索エンジンをフル活用して、ある程度の事実をつかむことはできる。
世界の事情の裏の裏を知ることは、とても困難だけど、マスコミの情報に振り回されないよう、真実を突きつめる努力は怠らないようにしたいと思う。
かくして、いったん、パソコンに向かうと、私は、時の経つのも忘れてウェブサーフィン(web surfing)をする。日本を想いながら。
http://www.mag2.com/p/news/
https://tanakanews.com/
友人の結婚式参列
昨日(18日、日曜日)、友人の結婚式に参列した。歩いて5分の所にある近くのセントマシューズ教会(St. Matthews Church)で、2時から。たった5分とは言え、フォーマルなドレスを着て、暑い中、歩いて行って汗ビッショリになりたくない・・・ので、車で行くことに。
15分前に着いたら、式場の入り口で、若い男性二人(花嫁の息子たちだった)が、式次第をくれて、式場(会堂)に案内してくれる。会堂の中で、花婿(NZ人)がお出迎え。ニコニコと、幸せそう。花嫁は、中国系マレーシア人。さすがに参列者も、国際的・・・アジア人、黒人、ヨーロッパ人系と、様々。二人は、この教会のメンバーなので、教会員の参列者も多いに違いない。
司祭(preast)・・は、女性だ・・・のあいさつの後、息子に付き添われて入場してくる彼女の姿を見たとたん、胸がキュンとして、涙腺が緩むのを感じる。花婿も花嫁も再婚同士で、人生の激動を乗り越えて結ばれたということをよく知っているだけに、心から祝福したいと思う。
花嫁には、成人した3人の息子(孫も2人)がいて、ページボーイや、受付などを務めている。
式次第に従って、まずは、Amazing Grace歌う。大好きな歌だ。
Declarations(結婚の誓約)・・・司祭の祈り・・・聖句リーディング・・・誓約の言葉 (・・take you to be my wife(husband), to have and to hold from this day forward, for better, for worse, for richer, for poorer, in sickness and in health, to love and to cherish until we are parted by death・・・・聞きなれた言葉だ)
心引き締めて誓った言葉・・・も、やがて、忘れ去り、別れて行くカップルが何と多いことか(自分も含めてだけど--;)・・・
その後、リング交換・・・司祭の宣言・・・そして、You may kiss your wife・・・・背の高い花婿は、小さな花嫁に、ひざを折り曲げてキス。微笑ましい光景に、皆も、司祭も、思わず笑って・・・その後、結婚証明書にサイン・・・We welcome you now as husband and wife. pray, and we will pray with you.
手に手を取り合って祭壇から歩いて来る、幸せいっぱいの紅潮した頬のふたり、人生最高の日に違いない。
式は、30分で終わり、この後、教会心尽くしのアフタヌーンティー。一口サイズの、ケーキ、サンドイッチ、カナッペ、それにフルーツパンチ、小さな花嫁人形が飾られたまっ白いウェディングケーキなど、とてもお洒落な雰囲気で素敵。食べながら、そばにいた女性とおしゃべりに花が咲く。彼女は、ハミルトンから来たとのこと。花嫁の友人で、香港出身だそう。
6時から、タウンにある中華料理店で披露宴。円卓を囲んで、私のテーブルには、アフリカ人っぽいカップル、キーウィ男性と中国人のカップル、キーウィ男性とフィリピン人の奥さんとその娘。それに、Otakiから来たという花婿の友人など・・・2人の多彩な交友ぶりがうかがえる。
オークランドから来たという隣のフィリピン女性と、すっかり打ち解けて、おしゃべり。一緒に写真を取ったり電話番号を交換したり・・・花嫁花婿を通して交友関係が広がる。
願わくば、たくさんの人たちに、愛され、祝福されたこの日を忘れず、仲良く、苦楽を共にして、一生を添い遂げて欲しい・・・と、祈りつつ、まだ明るい9時過ぎ、家路へ。