2012年1月9日月曜日

Trip to Carterton in Wairarapa 1

1月5日 White kiwis at Pukaha Mt. Bruce
白いキーウイバード Mauriora 


カジン(以後Bと称す)は、元旦朝、やっと平熱を取り戻した。6日は、Bの趣味の模型飛行機飛ばし全国大会(The 64th Model Flying NZ Nationals 2012)がある。コンペの場所は、パーミーから、車で3時間ほどの所にあるワイララパ地方(Wairarapa Region) のカータトン(Carterton District)。私は、途中、エケタフナ(Eketafuna)にある プカハ マウントブルース 野生動物保護センター(Pukaha Mount Bruce Nationa Wildlife Centre)に寄って、クリスマスの1週間前に、生まれた2羽目の白いKiwi birdを見に行きたいので、Cartertonで1泊を所望。


プカハ マウントブルース 野生動物保護センターには、2010年、北島北東部、オークランドの北30キロ程の所にあるLittle Barrier Islandからブラウン キーウィバード30羽が運び込まれ、保護され、絶滅の危機にあるキーウィを増やそうという試みがなされている。これまでの2シーズン(11羽、13羽)に合計24羽のヒナが孵り、順調に育っているという。その中の2羽が、まっ白い羽根に覆われたwhite kiwis。


5月に生まれた最初の白いキーウィは、マオリ語で、マヌクラ:Manukura(chiefly status:高い地位にある者、リーダー)。2羽目は、マウリオラ:Mauriora(sustained life)と名付けられ大切に育てられている。


写真で見ると、本当に真っ白で卵のように丸々として、つぶらな目に長いくちばし、無垢でかわいらしい。大人一人20ドルの入場料。受付の女性に、「white kiwiを見ることできますか?」と尋ねたら、「運がよければ、起きている所を見られますけど、赤ちゃんだから餌やり以外はほとんど眠っています」とのこと。


ここは一度来たことがあるので、大体中の様子は分かっている。Kokako (右) のケージを見て、Kiwi Houseへ。


まるで倉庫の入り口のような建物のドアを開けると中にまたドアがあり、「ドアを開けて中に入る前に30数えて暗闇に目を慣らしましょう」「写真を撮る場合は、フラッシュは禁止」など、注意書きがある。暗闇でフラッシュなしに写真を撮る設定が分からないので、写真を撮るのはあきらめる。


中に入り、暗闇に目が慣れてくると、広いガラス越しに2羽のキーウィがいるのが見えた。1羽は、じっと餌をつついている。もう1羽は、忙しく動き回っている。キーウィのウィンドーの次は、絶滅の危機にある、日本のヤモリみたいなトゥアタラ(Tuatara)。やがて小さなガラス越しの窓に白い物が・・・


エ?キーウィの卵?違う!これが、White Kiwiだ!!寝てる・・・・やっぱり~~!!!運が良くなかった?!残念!


white kiwiは、アルビーノ(albino)変異によるものではなく、両親の遺伝子によるものだそうだ。2羽の父親が同じということは確認されていて、2羽が同じ白い色の劣性遺伝子を伝えていることから、おそらく母親も一緒だろうと予測されている。今、3個目の卵の孵化を待っているけど、また白いキーウィが生まれる可能性は大?と、期待されているようだ。



キーウィハウスを出て、清らかな水の流れと森の緑が織りなすマイナスイオンが一杯のエアを胸いっぱいに吸い込みながら、ブッシュを歩くと、本当に気持ちがいい。



川の浅瀬には、NZ特有種のでかいウナギ(eals:マオリ語でTuna)が、虹マス(Rainbow trout)と一緒に泳いでいる。(以前来た時のウナギの方が、もっとでかかった・・・・・)


トゥイの好きなフラックスの花がたくさん。



ここ、マウントブルース(Mt. Bruce)では、絶滅の危機に瀕しているNZ特有種の生物が、イタチやポッサム、猫などの捕食動物コントロールプログラムのもとに大切に保護され、個体数(population)を増やすことに成功している。


もっともっと白いキーウィが生まれてキーウィ人口が増えることを願って、Mt.Bruceとお別れ。一路、Cartertonへ。

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