2010年11月24日水曜日

NZの隅々を旅するの記9-3

9月28日 Tekapo 2
テカポ(Lake Tekapo)の町を散歩。町、と言っても、メインストリートは、端から端まで歩いて2~3分とかからない。お土産品店、観光案内所、ガソリンスタンド、カフェ、レストラン、ホテル、など最低必要な施設が並んでいる。10年ほど前は、人口300人ほどだったのに、今は400人ほどに増えたらしい。来る度に、どんどん土地が開拓されて、湖と反対側の丘の上には家が林立し、様変わりしているのには驚かされる。

この後、大好きなプカキ湖(Lake Pukaki)までドライブ。テカポより、もっと深いエメラルドグリーンが印象的な湖。テカポもプカキも、氷河からの水が溜まってできた湖で、底に沈んだ氷河の岩石粉によって水の色がエメラルドグリーンをしているのだそうだ。長い長い湖に沿ってドライブしていると、あれ?何やら途中に建物ができている。去年来た時、砂利と雑草だけで何もない平地だったところが、何と!展望台になっていた。マウントクック(Mt. Cook)が、見える良い場所だ。残念ながら、今日は、風が強く曇っていて、クック山は雲の中(写真:Lake Pukaki。Mt.Cookが見えるはずの対岸を望む)。

あきらめて、帰路の途中にあるサーモンファーム(Mt. Cook Alpine Salmon Ltd)に行こうとしたが、ファームに通じる道は、何故か、閉鎖されていて入れない。氷河の清流に育つここのキングサーモンは、世界でも最高品質を誇る。「湖畔レストラン」で、供されるサーモン料理はここから仕入れられたもので、とても美味しいと人気だ。

次に、天文台のあるマウント・ジョン(Mt. John)に行こうとしたが、ここも入り口は閉ざされている。「私有地につき、アクセス禁止」と看板がある。どうやらここからは、夜のスターウォッチングツアーの入り口らしい。

ここもあきらめて、次は、テカポを見晴らせる丘の上にスパ(Alpine Springs)ができているというので、行ってみた。施設の中には、カフェがあり、その外には、アイススケートリンク、温水プールがある。岩場を覗くとプラスティック製の大中小の温水プール。日本の温泉に慣れてる身には、どうも入る気になれない。スパもお呼びじゃない。ということで、ここは見学のみ。
降りて行くと、この施設の横のブッシュの入り口に、Mt. Johnへの登山口があった。ここから登れば、頂上からテカポの景色を眺めることができるのだろう。往復1時間半。でも、すでに6時近く。登るのはあきらめて、湖畔を散歩しながら「湖畔レストラン」で食事をすることに。湖は風でかなり波が荒れている。

湖畔を歩いていると、草地に、カモメの群れが休んでいる。近づいても逃げようともしない。人慣れしているのだろうか?
まっ白でふっくらしたお腹にグレーがかった羽根、くちばしと足は黒い。とてもかわいい(調べてみると、どうやら、猫やイタチ(ferret)に襲われて絶滅が危惧されているNZネイティブの黒嘴カモメBlack-billed Gullらしい)。
やがて「湖畔レストラン」に。今日は、席は空いていた。でも、7時過ぎにはまた団体さんで一杯になるとのこと。私は、納豆が食べたくて、納豆サーモン丼なるものを頼んでみた。これが、すご~~い醤油辛くて、とても食べられず、ほとんど残してしまった。ちょっと、「湖畔」さん、観光ガイド本で、美味しお店として紹介され、すっかり人気になって、多忙で、質が落ちたんじゃありません??がっかり・・・

お宿に戻り、お部屋から、夕日が落ちるまで湖と山の変化を見るのもまた楽しきかな。(写真:お部屋から見えるテカポ湖)

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