2010年9月12日日曜日

Pipe organ concert

パイプオルガンコンサート
12日(日曜日)、パーミーの中心街にある由緒ある教会 All Saints' Anglican Churchで、 パイプオルガンコンサートがあるというので、出かけて行った。NZ自体、国として成り立ってまだ200年ほどだから、そんなに古い教会ではないけど、1914年に建てられたというこの教会の中を一度見てみたいと、ずっと思っていた。その教会でパイプオルガン演奏を聞けるなんてまたとない良い機会だ。

入り口で25ドル払って中に入る。クライストチャーチのキャセードラルチャーチ(先週末の大地震で崩壊を免れたのでホッ)も素晴しかったけど、ここも素晴しい。英国ゴシック建築の教会は、赤いレンガの壁と木造の高い天井、明りとりのステンドグラスの窓が4方にいくつもあって、美しい。でも、もし、大地震が起こったら、この建物もひとたまりもないかも?

パイプオルガンは、1929年に設置されたという。演奏者は、国際的に演奏活動を行っているアメリカのオルガン奏者 カルロ・カーリー(Carlo Curley)。オルガンの前に座った彼は(背中が曲がりちょっと太り過ぎ?)、マイクを持って、ユーモアを交えた司会をしながら演奏する。ヘンデル、バッハ、ベートーベン、モーツァルト・・・聞きなれた曲が耳に心地良く響く。パイプオルガンの音は、いつ聴いても荘厳で素晴しい。
4時過ぎ、最後の曲を奏でている頃、突然教会の中が明るくなった。朝から雨模様だったこの日、太陽が顔を出したのだ。教会の後部のステンドグラスの窓を通して、光の筋が、パイプオルガンを照らす。スポットライトを浴びて演奏しているみたいで、荘厳さもいやましたよう!感動!
それにしても、たった25ドルで、世界的奏者の素晴しい演奏を聴けるのに、教会の椅子を全部埋めるほどの聴衆がいないなんてもったいない話だ。

15分の休憩の間に、パイプオルガンの前に行ってしげしげと眺めていたら、カルロさんが戻ってきた。あわてて「ごめんなさい。おじゃまして。」と言ったら、「どうぞどうぞ、ちっともかまいませんよ」と言ってくれた。気さくな人だ。
彼のCDが25ドルで売っていたけど、残念ながら入場料払ったら現ナマがない。ので、買わずに帰ったけど、サインをしてもらって買いたかったな、とちょっぴりミーハー的気持もなきにしもあらず。

彼、最後に「また次の機会にお会いしましょう」と、言ったけど、あんなに太っていては、健康が心配だ。身体に気をつけて、素晴しい演奏旅行をずっと続けてもらいたいものだ。

1 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

お久しぶりです。元気そうで何よりです。
もう、春ですか!何しろ二月遅れでブログを訪問しています。心配してるかもと思いつつのご無沙汰でした。こちらはやっと寒くなりました。秋をあまり感じないまま冬に突入です。