2010年4月15日木曜日

Research whaling?

調査捕鯨の名を借りた商業捕鯨
長いこと、日本の南極海への調査捕鯨船の必要性に対して、疑問がいっぱいだった。なぜ調査捕鯨で、年間1000頭近いクジラを捕獲して解体しなきゃいけない??!

日本政府のはっきりした回答がないまま、反捕鯨国との対立の溝は深まるばかりだ。NZ、オーストラリアの日本の調査捕鯨批判をいつも身近に感じ、肩身の狭い思いの中で、はっきりした根拠を知りたいと思ってきた。

そして、やっと、納得いく、説明にたどりついた。これまでは、何となく、おかしいと思っても、はっきりした科学的根拠も得られないまま、捕鯨反対の意見に反論できず、いらついていた。でも、今、「南極まで来て鯨を乱獲する日本の調査捕鯨に名を借りた官民癒着の商業捕鯨」である、と、はっきり反対の意思表示ができる。

興味のある方は、米本 昌平(Shouhei Yonemoto)氏による記事を是非読んでみてほしい。日本の水産庁と日本捕鯨協会との癒着図がくっきりと見えてくる。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2417
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1330

参考:米本 昌平氏
1972年京都大学理学部(生物科学専攻)卒業、76年三菱化成生命科学研究所社会生命科学研究室入所、89年同研究室長、99年同・科学技術文明研究部長、2002年科学技術文明研究所長、2007年から東京大学先端科学技術研究センター・特任教授。専門は科学史・科学論。主な著書には『バイオエシックス』(講談社現代新書)、『先端医療革命』(中公新書)、『遺伝管理社会』(弘文堂)[1989年度毎日出版文化賞受賞]、『地球環境問題とは何か』(岩波新書)、『クローン羊の衝撃』(岩波ブックレット)、『知政学のすすめ』(中公叢書)[1999年度吉野作造賞受賞]、『現代社会と優生学』(共著、講談社現代新書)、『独学の時代』(NTT出版)、『バイオポリテイクス』(中公新書)[2007年科学ジャーナリスト賞受賞]などがある。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

けしからんと同時に日本の恥だ!調査捕鯨とばかり思っていた。今の日本の政治、情けないことばかり、お母さんから未だにお小遣いを貰っているような男が首相だもんね、其れを選んだ馬鹿な日本人、この先、日本はどこに流れ着くのだろう?ギリシャの二の舞にならなければいいのですが。
本音、今の政治化を一掃して正しい政治をして欲しい!

Silvereye さんのコメント...

この記事を読んだときは、さすがにショックでしたね。これまで、日本は、少なくともおとなしいけど、正直な国と思ってきたのに!

環境団体も、調査捕鯨も、すべてお金のために動いている、言わば持ちつ持たれつの腐れ縁!という実態。

知らぬは、国民ばかりなり。

この憤り、どこのぶつけたらいい??!!