2010年10月26日火曜日

Stockcar racing

ストックカーレース
土曜日23日(夜7時~)、かねて、興味があった、ストックカーレーシング(Stockcar racing)なるものを初めて見に行った。ウィキペディアによると、世界でも、米国、カナダ、英国、NZ、ブラジル以外に、この競技はあまり行われていないらしい。

場所は、パーマストンノースの代表的スポーツ競技場、地元ラグビーチーム(Manawatu Turbo team)のシンボル、風力タービン(Wind turbine)が、1本立っているFMG スタジアム(Farmers Mutual Group Studium)。入場料大人25ドル也を払って、プログラムをもらい中へ。陽が落ち始めると、だんだん寒くなる。


毛布やクッションを持参の人も多いが、一方でタンクトップ1枚等、薄着の若者が多いのには、いつもながら(NZでは、(私には)すごく寒い日?でも、夏の恰好のままの輩が多い)驚く。土曜日で、家族連れで楽しんでいる人々が多い(写真:すぐ前に座って楽しんでいる、2男3女の子宝を連れた若夫婦)。

ストックカーは、比較的狭い楕円形の競技場で行われる。カーブのある狭い競技場でスピードを競うので、当然激しくぶつかり合う。したがって、車も特殊だ。

スティールパイプで囲われたレース専用に作られた特殊な車体に、激しくぶつかっても危なくないよう、もちろん窓ガラスはない。前に格子状の枠があるだけだ。 車の天井に乗っている広告のついた四角いものは、単なる飾りではない。平たい面に受ける圧力で車を地面に押し付けて安定させる大事な役目をするそうだ。

競技場の中はラグビーなどの競技用に緑の芝が敷かれている。その周りは土で、散水車(写真の赤いトラック)が時々ぐるぐる回って水をまいているが、お天気が良いのですぐに乾く。

オートバイやサイドカー、ミニカー(minisprints race:左写真)の競技も交えて、21競技。やはり、興奮するのはスーパーストックーヒート(Superstocks - Heat1~3)。15周(15 Laps)する間に、リタイアする車が多い、まさにヒートする競技だ。

グリーンの旗が振られて一斉に20台くらいのストックカーが走りだす。爆音とともに泥をはね上げながらカーブをひと塊りになって飛ばす。一番後ろの高いところに座って見ているのに、車が跳ね飛ばした砂埃と泥が顔に目に降ってくる。前の方の席に人が座っていないいないはずだ。何が飛んでくるかわからないから、危険なんだ。

壁に激突して火花を散らす車。





あらら、どこからかタイヤが外れて転がって来た。何やら金属片もころころ転がっている。




壁に垂直に立ち往生の車。





固まって走っていた車の中の一台が曲がりそこなってくるりと回転すると、そこへ、次から次へ車が突っ込んで競技は中断。走行不能になった車が次々とレッカーで引かれて退場。

煙を吐く車






何度も中断しながら、無事残った車の中の勝者が、チェッカーの旗を持って、火を吹いてリタイアした車をしり目に誇らしげに会場をぐるりと一周する。

チーム競技だと、もっと激しいぶつかり合い、車が何台も重なり合う興奮シーンが展開されるらしい。今日はそれほど激しいぶつかり合いはなかったものの、それでも、火花を散らし、火を吹き、煙を吐いて走る様子を見て、大いに興奮し、楽しんだ。って、結構、私もストレス溜めてる??

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

何だか凄いレース!ヤッパあなたは男に生まれてくれば良かったって感じだよ!
たいがいレース場って舗装されてるジャン!
土埃をあげながらのレースって何だかアーリーアメリカのような景色だね!

Silvereye さんのコメント...

今、毎週末このレースがあっているようです。

是非、グループレースってのを見に行きたい!!
小さな車が、いっぱいぶつかって、ガッチャンガッチャン重なってるところ、まだ見たことないので!