2010年5月21日金曜日

Budget and Tax reform 2010 in NZ

25年ぶりの税制大改革

昨日、国民が注目する中、 国会で2010年の予算案とともに、25年ぶりと言われる大税制改革が発表された。税制の見直しで、所得税(income tax)減税と消費税(GST)引き上げをすることで、赤字削減と景気回復をねらったもののようだ。

大まかな内容は:

1.所得税減税  
$14,000まで 12.5%から10.5%へ引き下げ  
$14,001~$48,000  21%から17.5%へ引き下げ  
$48,001~$70,000  33%から30%へ引き下げ  
$70,001以上     38%から33%へ引き下げ

2.消費税引き上げ  現行12.5%から15%へ引き上げ

3.企業税  30%から28%へ引き下げ

4.年金への減税と受取額の引き上げ

その他諸々

経済学無知の私には、今回の税制見直しが、どう生活に影響するかよく判らない。

13年前初めてこの国で暮らし始めた時から比べると、この数年の物価の上昇には、目を見張るものがある。以前は、12.5%の消費税込みのお肉や乳製品など、毎日の必要品がすごく安い!!!と、日本と比べてとても暮らしやすいと、実感したものだ。

でも、今は、違う。ほとんどのものが、日本と比べて大差ない、か、かえって高いと感じるようになった。10数年前は、1週間20ドルもあれば一人食べるのに十分だった。300万円も出せばけっこうな1軒家が買えた。

科学技術分野での有能な人材がリストラされる話を聞く。仕事がなく、海外流出する有能な若者が増えている。今回の改革で、どれだけ経済効果があるのか、NZの行く末がとても気になるこの頃だ。

2 件のコメント:

hiroppe さんのコメント...

政治家がきちんとしている国は羨ましいです。この頃の日本と来たら、お粗末この上ない体たらくです。全てが公約とは反対の事ばかり、詐欺師そのものです。誰か救世主が現れないかしら!

Silvereye さんのコメント...

NZでは、政党同士がお互い批判し合うことがあっても、国民が、首相の悪口を言ったり、政府を信頼しないといった雰囲気が無い様に、私には感じられます・・・
日本の首相は、国内外からバカにされているような・・・。情けないですね。