2010年6月24日木曜日

A flock of Tui

トゥイの群れ
パーミー(Palmerston North)のエスプラナード公園(Victoria Esplanade Gardens)は、家からRiver Dale 川の土手沿いを歩いて20分位のところにある。往復40分、散歩コースにちょうどいい距離だ。

この頃、雨が多く、少しでもお天気が良い日は、エスプラナード公園までよく散歩する。この2日間、とても良い天気で、続けて公園へ。

広い公園内の、ローズガーデン(Rose Garden)とカフェ・エスプラナード(Victoria Cafe Esplanade)や温室、などの施設がある広場との間は、様々な大木が壁のように仕切りを作っている。その中でも、ピンクの花が咲いている樹の辺りには、花の蜜を吸うためか、トゥイが群れをなして飛び交っている。50~100羽?くらいはいるようだから、その鳴き声 も半端じゃない。

トゥイは、NZのネイティブバードで、とても美しい声で鳴く。のどに白い丸い綿毛(写真を拡大すると見えるかな?)をたくわえている姿が、聖職者みたいだから、別名 Parson Bird 。木から木へ、花の蜜を吸って飛び回る。街中で、これだけの数のトゥイが、鳴きながら飛び回っているのを見るのは、とても珍しい。花が終わりトリミングされ茶色い枝ばかりのバラ園は、まるでトゥイ園に様変わり。木の椅子に座り、しばし、時を忘れて鳴き声に聞き惚れる。

カフェで、Rush Munro の Hocky Pocky アイスクリーム、シングル3ドル也、を買って、舐めながら帰る。のんびりと、リラックスしたひと時を感謝。

2010年6月14日月曜日

Manawatu Wine & Food Festival

マナワツ ワイン ・ フード 祭り
週末の土日(12日、13日)、我が家から車でほんの1~2分のところにある、競馬場の施設
Awapuni Racing & Function Centre)で、ワイン・フード祭りが催された。北島の東南部のワイナリーや食品メーカーが展示即売する。昨年も行って、大したことなくて、少々がっかりしたけど、今年はもっと規模が大きくなったという宣伝に惹かれ、また出かけて行った。
今年は入場料一人20ドル。ちょっと高いけど、試飲用のグラス付き。首からぶら下げられるようにプラスティックのグラスホルダーもくれた(左写真)。

会場には、ホークスベイ(Hawkes Bay)、ワイララパ地方マーティンバラ(Martinborough)のワイナリーや果樹園からワインやオリーブオイル、ジュース、ファーマーの乳製品、ハム、コーヒー等の展示即売、他にインド人のインド食品、ワッフル、ハンバーガー、ソーセージ、コーヒー屋などが並んでいる。会場の1片側では、ジャズやポップスの歌や演奏。反対側の隅では、新聞の料理欄でおなじみの顔、料理研究家のへスター(Hester guy)が、料理の実演。

試飲用のグラスでワイナリー巡り。6~10種類くらいのワインを全部試飲するわけにはいかないから、各ワイナリーで、1種類ずつ試飲していくことに。

Sauvignion Blanc, Pinot Noir, Chardonnay, Syrah, Riesling・・・このくらいしか、なじみ
がないので、他は敬遠。値段は、20ドルから高いもので60ドルくらい。正直、ワインを美味しいと思って飲んだことはあまりない。高いワインを試飲しても、これが美味しいの?スーパーマーケットで、6ドル前後で安売りしているワインとどう違うの?と思ってしまうのは、やっぱり、ワイン通ではないから?

結局買ったのは、バージンオリーブオイルとアップルサイダービネガー。(写真上)
写真のワインは、スーパーマーケットで6ドル前後で買ったものばかり。いずれも、ホークスベイやマーティンバラのワイナリーのもの。ワイナリーが増えすぎて、ワインがだぶつき、いつもこんな安売りをしている。今日の試飲で、高いものも、安売りのものも味に大差ないと判った?のが大いなる収穫かも?

2010年5月31日月曜日

Red Cross Book Fairs

赤十字ブックフェア
赤十字が、資金集めのために全国4地域(Auckland, Hamilton, Palmerston North, Timaru)で開催する、寄付によって集められた本のセール(ブックフェア)も、今年で21回目を迎える。

この週末 金曜日から日曜日(5月28、29、30日)まで、アリーナ(Arena)のイベント会場のひとつ Barber Hall で開催された。

土曜日、pip firing の帰り、アリーナのブックフェア会場に行った。この前キャットフェアがあったところと同じ会場だ。

入場料は無料。中に入ると、白い買い物袋(plastic bag)を手渡してくれる。そのすぐ横では、手作りの小物を売っている。赤十字の手作り品は、いずれもボランティアによる献品なので、すごく安い。でも、今日は、そこは素通りして、まっすぐに本のコーナーへ。ジャンル毎に分けられれてはいるけど、膨大な量から欲しい本を探すのは容易ではない。広い会場をザ~っと一回りして、スペシャル会場と書いてある隣の部屋へ。
クラフトのコーナーを見つけ、陶芸関係の本を探す。あった~~!3冊見つけた。この部屋は少し高い値段がつけられている。それでも一番高いので6ドル、後は4ドル、3ドル、2ドル。NZは、本類がやたら高くて、ペーパーバックでも60ドル位する。

こんな写真がたくさんの本などはもっとするんだから、とてもまともには買えない。その他、するかどうかもわからない手芸関係の本も、この際、買っておこうとつい欲が出る。

見ていたらきりがないので、あまり欲張らないことにして会計へ。若いアジア系の女の子が二人いて、計算し始めた。
「に~し~ろ~は~・・・」
「あれ~~?日本語~?!」
「日本人ですか~?!」
「学生さん?IPCでしょう?」
「はい、そうです!^^」。
こんなところで、ボランティアで働いている日本人の学生に会って、とても嬉しかった。パーミーの社会に溶け込んで、大いに活躍して欲しいと思う。

今日の収穫、締めて14冊で54ドル也。すご~~く、得した気持ち~~!!v^^v

2010年5月30日日曜日

Pottery and Pit firing 2

さて結果は?
陶芸クラブのシュリーンから電話があり、土曜日に pit firing の作品を掘り出すと言う。土曜日(29日)9時半からと言うことで、Rangiotu の シュリーン の家に、サマンサとまた出かけて行った。

掘り起こし始めると、中はまだ火が消えてなくて、煙が出て来た。髪の毛を置いていた壺を一つ取りだしてみたら、まだよく焼けていない。下の方の新聞紙は燃え残ったままだ。
おがくずの層が厚過ぎたせいか、おがくずはほとんど燃えていなかった。結局作品を元に戻して、もう一度火を点けることに。

掘り起こしてる間、シュリーン は、鶏小屋から、鶏を4羽、逆さに足を持って出て来た。私は、鶏が死んだのかと思ったけど、違った。彼女は、庭の隅に行って、鶏の頭をナタでたたき切り始めた!私は、思わず目をそむけてしまった。
(写真左:白い鶏の羽根が見える)彼女は、その鶏を家の中に持って行った。しばらくすると、かごに鶏の羽根をいっぱい入れて抱えてきて、火の上にばらまいて燃やした。彼女は、鶏を飼って卵や鶏を売っているようだ。

これで2回目の実験だそうだ。色々経験してうまくいくようになるのだろう。結果は、またのお楽しみで来週に持ち越し。

2010年5月23日日曜日

Pottery and pit firing

陶芸 事始め
友人のサマンサが陶芸を始めたと言うので、先週土曜日、一緒に陶芸クラブに見に行った。場所は、Palmyの郊外の町、フィールディング(Fielding:地図参照)にあるマナワツ陶芸クラブ(Manawatu Pottery Society)。

全国陶芸組織に属する1クラブで、活動の一環として、広く陶芸を知ってもらおうということで、誰でも参加できる。教室ではなく、その道の先輩から色々教えてもらいながら好きな物を作っていくという自由な雰囲気がとても気に入った。第1第2土曜日の月2回だけなので、怠け者の私にはちょうどいい。少し遠いけど、サマンサと交代で車を相乗りし行くことにした。

まずは、お試しで、色々教えてもらいながら、子供心に帰って粘土遊び。と言っても、想像するより、ずっと難しい。捏ねては、作り、作っては、壊し・・・4時間くらいかかって、お皿がやっと1枚何とかできあがる。後は、乾燥させて素焼し、色付けしたり模様を描いたり・・・あ~^^なんだか、楽しそ~う!

Pit firing
昨日、土曜日は、1会員のお宅で*pit firingをするというので興味津津出かけて行った。場所は、Fieldingとは逆方向、国道56号線を南に30分ほど車で行った郊外の集落ランギオトゥ(Rangiotu) にある。ランチは、potluck (持ち寄り)ということで、ツナと梅干し入りおにぎりを作って持って行った。広い裏庭の真中に、既に数人が穴を掘っているところだった。 10人ほど集まり、皆で協力しながらけっこう大きな穴ができた。
その中におがくずを敷き詰め乾燥させた作品を埋め込んで行く。作品の周りには、出来上がりの面白い効果を期待して、色んな物が投げ込まれていく。 コーヒーや紅茶のかす、塩、海藻、藁屑、家畜の糞、中には自分の髪の毛(写真左)を持って来て置く人も。

その上からまたおがくずを乗せ、シュレッドされた紙や新聞紙、小枝を乗せ火を点ける。
炎が上がると、次々に樹の枝、材木の切れ端、古本など、積み上げて、炎は、近くの樹の枝を燃やしそうなくらい、大きく燃え上がった。
皆で持ち寄った食べ物でランチタイム、カレー、マフィン、パンケーキ、おにぎりなどたくさん ・・・おにぎりが珍しがられ、大人気!10個しか作ってこなかったので、俵型1個を半分に切っ て焼き海苔で巻いて・・・でも、たちまち売り切れ!
影が伸びてきた2時過ぎ、炎は、今サツマイモ(kumara)を入れたら良いのに~~と思うような良いおきびになる。






トタンと土を載せて火を消す。開けて作品を取りだすのは、多分1週間後の日曜日のお楽しみ。と言っても、私の作品は、乾燥できていないので、この中にはない・・残念!だけど、10時過ぎから、3時くらいまで、pit firingの初体験!大いに楽しませていただいた。
*pit firing:地面に穴を掘って、その中に乾燥させた作品を入れ木屑や紙類を載せて焼くという、陶芸の原始的な焼き方。電気がまなどを使うのと違った、出来上がりが一様でない面白さがある。

2010年5月21日金曜日

Budget and Tax reform 2010 in NZ

25年ぶりの税制大改革

昨日、国民が注目する中、 国会で2010年の予算案とともに、25年ぶりと言われる大税制改革が発表された。税制の見直しで、所得税(income tax)減税と消費税(GST)引き上げをすることで、赤字削減と景気回復をねらったもののようだ。

大まかな内容は:

1.所得税減税  
$14,000まで 12.5%から10.5%へ引き下げ  
$14,001~$48,000  21%から17.5%へ引き下げ  
$48,001~$70,000  33%から30%へ引き下げ  
$70,001以上     38%から33%へ引き下げ

2.消費税引き上げ  現行12.5%から15%へ引き上げ

3.企業税  30%から28%へ引き下げ

4.年金への減税と受取額の引き上げ

その他諸々

経済学無知の私には、今回の税制見直しが、どう生活に影響するかよく判らない。

13年前初めてこの国で暮らし始めた時から比べると、この数年の物価の上昇には、目を見張るものがある。以前は、12.5%の消費税込みのお肉や乳製品など、毎日の必要品がすごく安い!!!と、日本と比べてとても暮らしやすいと、実感したものだ。

でも、今は、違う。ほとんどのものが、日本と比べて大差ない、か、かえって高いと感じるようになった。10数年前は、1週間20ドルもあれば一人食べるのに十分だった。300万円も出せばけっこうな1軒家が買えた。

科学技術分野での有能な人材がリストラされる話を聞く。仕事がなく、海外流出する有能な若者が増えている。今回の改革で、どれだけ経済効果があるのか、NZの行く末がとても気になるこの頃だ。

2010年5月10日月曜日

Cat Show

飼う?飼わない?

飼い猫が死んでそろそろ2年半になる。まるでクイーンのごとくふるまう我がまま猫だったので、もうしばらく飼うのは嫌だと思ってきた。今、また、猫を飼うかどうか、迷っている。
土曜日(8日)は、SPCA(動物虐待防止協会)に猫を見に行った。ここに居る猫は全て、迷い猫か、生まれて捨てられていたり、飼えなくなった人が持ってくる言わば、世の中の厄介者猫たち。どうしても、里親が見つからず、病気だったり、歳を取り過ぎていたら、いずれは安楽死が待っている。

日曜日(9日)は、アリーナで開催されたキャットショー(Palmerston North Cat Club Annual All Breeds Show)を見に行ってみた。猫のブリーダー、あるいは、猫愛好家たちが、愛猫を競い合う。入場料大人4ドル。会場には、色んなペットグッズが売っている。


NZ、Australia から来た猫の審査員たちによって、評価が行われている。(写真:Oci Catの審査)
(写真:水入れを枕に居眠りExotic)
いずれも、よく手入れされ、優雅に誇り高くしなやかで、のんびりと寝そべっている。高い値段で取引されるか、猫っ可愛がりされている幸せな猫たちだ。SPCAで見た、寂しげに、物欲しげに鳴く猫たちとは大違いだ。
(写真:ブリーダーのアンドリューさんに抱かれたBritish Shorthair)
私は、動物は、嫌いではない。子供の時から、いつも家には、迷い猫や犬が住みついたのを飼っていたから、可愛い犬や猫を見ると可愛いと思うし、抱きたくなることもある。でも、舐めるようにかわいがるほどのペット愛好家ではない。飼う以上は、責任もって最後まで面倒を見て、見取ってあげないといけないのだから、いい加減な気持ちでは飼えない。それに、旅行に行く時は、どうする?ペットホテルに預けて行く?(留守番がいたのだけど)旅行中に死んだ飼い猫のことを思うと、それもつらい。

(写真:毛がないsphynx アグリ~~!)
そんなことを考えると、やはりペットを飼うことに、躊躇してしまう。でも、家人はまた猫を飼いたがる。猫を飼うって?毎日面倒見るのは誰?えさをやるのは誰???!!!というわけで、決定権は私に委ねられている。さて、どうしたものか??