2009年8月13日木曜日

NZの隅々を旅するの記7-終章

2009年1月6日Pahiatua~Palmy
2008年12月19日に始まったNZ北島東南部の旅も今日でお終い。お宿Clarermontの管理人さんにお礼を言ってチェックアウト。管理人さんの話では、ここのアパートメントユニットが、売りに出ているとか。別荘兼投資物件として、なかなかいいところ?と、ちょっと興味をそそられるが、残念ならが先立つものが・・・


さて、これからパーマストンノースに帰るのだが、途中、小さな町や村で寄り道(地図)するのもまた楽しみの一つだ。Greytown は、こじんまりした素敵な町。ここに寄りたかったのに、うっかり通り過ぎ、次のCarterton で、ウィンドーショッピング。かわいい図書館(写真上)が目に付いて、シャッターを切る。ここにもTuiの看板をかけたホテル(写真下:1924年立としている)がある。

次は、Pahiatua へ。Maori語でPahi は、resting place、atua は、god 、つまり「神の休む場所」。ここは、マナワツ-ワンガヌイ地方(Manawatu-Wanganui Region)のタラルア地区(Tararua District)になり、ここからパーマストンノースまでは1時間ほどだ。Pahiatua は、1944年に、第2次世界大戦で迫害されたポーランド人の難民を受け入れた場所で、その後そのままNZに住み着いたポーランド人も多いそうだ。

Pahiatua のメインストリートにある赤い(マーティンバラへ行きがけ撮った写真を載せている:1888年立)CLUB HOTEL は、マーティンバラへ行きがけ見て、とても興味をそそられたビルなので、迷わずここでランチをすることに。





中に入ると、すぐ横にKARAOKE の文字が目に付く。ここは、めったに観光客など訪れない?田舎町。このパブに、夜集まってワイワイ飲みながらゲームをしたり、カラオケに高じたりするのが、唯一土地の人たちの楽しみなのかもしれない。




スヌーカ(玉突き)の台の上にはTuiのマークのライト。この左横のドアを開けると、中に数台ゲーム機が備えてあって、数人若者が遊んでいた。




古めかしい煙突のついたストーブの前に手書きのメニューが。メニューの後には、Tui Brewery のでかい写真が張ってある。





カウンターは、カウボーイ?見たいな雰囲気の土地のおじさんが二人ほど座って何やら飲んでいた。額に、ビールの銘柄のラベルがたくさん飾ってある。アフリカ系?と思われる女性がカウンターの中にいて、注文を聞きに来る。メニューから、サラダ付きフィッシュンチップス、トーストサンドイッチ、など注文。ここの持ち主である、マスター自ら食事を持ってきてくれ、親しげに話しかけてくるので、あれこれ、興味深いホテルについて聞いた。すると、彼は、食事が済んだらホテルの部屋や設備をあちこち見せてくれると言う。

ラッキー!とばかり、私たちは、カメラ片手にマスターの説明を聞きながら、見て回った。階上には、15部屋ほどあっただろうか、いずれも、古い60年代のハリウッド映画にでも出てきそうな、室内装飾で、トイレお風呂は、共同。




1階の奥の方は、意外と広く、ディナーパーティーができる広いレストランには、バーとライブ演奏ができる舞台があり、たくさんのテーブルには、すでにナフキンやカトラリの準備がしてあった。そして、ここにもTuiのマークのソファが。






裏の物置部屋には、変な形の機械が置いてある。聞くと、昔の洗濯機?!だとか!どうやって使うの???


宿泊代は、1泊40~50ドルと言う。泊まるのはね~・・・イマイチ、躊躇するけど、すごくワクワクするホテル見学をさせてもらって得した気持ち。(*このホテルは、1888年に建ったのだから、1889年創立のTui Beer をいち早く取り入れた当時流行のかっこいいパブホテルだったのだろうと勝手に想像。)


Pahiatua とWoodville の中間に位置するMangatainoka には、NZで一番?親しまれているトゥイ・ビール会社(Tui brewery:1889年創立) の本家本元の歴史的建物がある。Tui(Tui:NZ特有の美しい声で鳴く小鳥)ブランドの、帽子、Tシャツ、ジャケット、その他あらゆるものを販売している。ビールそのものは、美味しいと思わない(*あくまで私の個人的見解です)けど、Tuiブランド製品は楽しい。Tuiマークの看板を掲げたホテルは、全国至るところにある。多分、1889年にできたTui beerを飲ませるパブ兼ホテルを経営するのが流行ったのだろう。本家本元のTui Brewery and Cafe は、パーミーから近いので、そのうち訪れる機会があるだろうと、時間の都合で割愛、山道を通り抜けパーミーへ。
(*これで今回の北島南東部の旅は終わりです。次回は、4月に訪れた人気の観光地Mt. Cook~Lake Tekapo~Methvenの旅の記です。今回の旅で(通り抜けただけのところもあるが)行った地方(*地図参照)は、2(Auckland )、3(Coromandel)、5(Rotorua)、6(Bay of Plenty)、7(East Land)、11(Hawkes Bay)、12(Manawatu)、15(Wairarapa)でした)

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