2008年9月30日火曜日

NZの隅々を旅するの記3-2

                ( ファームの日没)
            
4月30日(土) オークランドでファームステイ
今回は、オークランドのノースショーシティ(North Shore City) のアルバニー(Albany)に住んでいるお友達夫妻の家にステイし、そこを基点にあちこち周ることにした。 Reiko & Allan 夫妻は、2000年頃、広い土地にファーム付きの大きな家を建てた。5部屋あるので、Reiko さんがB&B(希望すれば朝食だけでなく、昼も夜も食事を出してくれる)を始め、泊まり客の食事から旅行の手配、送り迎えまで、お世話をあれこれ細やかな気遣いでしてくれる。

夫妻で空港まで迎えに来てくれ、私たちは、2部屋に分宿、くつろいだ。ファームには羊が10匹、それに半分野生化したアンゴラウサギのバニー(*バニーは、残念ながら2006年に死亡)、たまに出てくるハリネズミなどに歓迎され?本格的ファームではないけど、ファームライフもちょっぴり味わえてのんびりできる素敵なお宅だ。夕焼けのファーム、朝靄の中のファームを望むお家で、忙しい日本から抜け出してきてしばしエネルギーの充電、命の洗濯。この夜は、お二人に久しぶりに会っておしゃべりに花が咲いた。
(*スライドショーをクリックしてマイ フォトに行くと公開アルバムを見ることができます。少しずつ旅の写真もアップロードして行きます。)

2008年9月27日土曜日

NZ事情 10

Daylight-saving time(夏時間)
NZは、夏時間が明日(28日)、9月最後の日曜日から始まる。今夜12時にスタートするので、1時間時計を早める作業をして寝なければならない。NZは北→南(*失礼!南極の間違いでした)に近いから夏の日照時間が長い。ここPalmyは真夏は夜9時半位まで明るいし、最南端のインヴァーカゴ(Invercargill)辺りは11時近くまで明るいそうだ。だから夏時間を採用することで大いにエネルギーの節約になるらしい。でも、明るいから時間を忘れてつい遊びすぎ、お腹空いたなと~感じて時計を見るともう9時過ぎていたなんてことになって、自分のエネルギー節約にはあまりならないかも??
*日本との時差は、明日、28日から4時間差になります。

2008年9月25日木曜日

NZの隅々を旅するの記3-1




4月29日(金)福岡~シンガポール
福岡を10時半に出て、シンガポールに15:40着。オークランド行きは、夜9時に出る。5時間ほどの待ち時間を利用して、シンガポール観光をすることにした。手荷物だけ持って、空港の案内所で、タクシー(cab)を紹介してもらい、運転手と、4時間足らずの観光の値段交渉。1万円(シンガポールドルで153.6ドル)で交渉成立。運転手の名前は、Eddy Lee さん。姉と私は、シンガポールの旅行経験があるけど、もう一人は初めてなので、主な観光ルートをザ~と周って貰うことにした。お決まりの、マーライオン公園から、オーチャードロード、アラブストリート、リトルインディア、チャイナタウン、などをドライブしながら所々で写真休憩。ランチ時は、彼が行きつけの地元の人しか行かないと思われる庶民的なフードセンター(写真上:horkers:屋台街)に連れて行ってくれた。Leeさんは、とても気のいい人で、私が、ドリアンを食べたいと言ったら、ドリアンを売っている屋台で食べごろのドリアンのカットしたものを買ってきてくれプレゼントしてくれた。

1999年3月、NZから帰国する時、シンガポール航空を利用し、ストップオーバーでシンガポール1人旅(4日間)をしたことがある。街を散策している時、屋台でシンガポール人の女の子二人が、ドリアンを丸ごと1個買って、2つ割にしてもらって手掴みでおいしそうに食べているのを見て私も食べてみたくなり、ドリアンの切り売りを買ってホテルに持ち帰った。味はともかくすごい臭いに圧倒され、少し食べただけで気分が悪くなりごみ箱に捨ててしまった。部屋中すごい臭いで、余計気分が悪くなった。後で、ホテルの注意書きに、「ドリアンの持ち込み禁止」とあるのに気付いたが、旅の恥は書き捨てでそのままチェックアウトしてしまった申し訳ない思い出がある。きっと、あの部屋は、しばらくあの独特の臭いがしみ込んで取れなかったに違いない(x_x;)。
今回のドリアンはさすが、現地の人が選んでくれただけあって、その独特の臭いは変わらないものの、ネットリ熟して美味しかった。今回は、ほとんど車から町を眺めながらの観光だったがけっこう楽しめた。8時まで観光し、その後、空港まで送ってもらい、21:00発、SQ 285に乗り込んでオークランドまで夜間飛行。(続く)

2008年9月24日水曜日

Moonlighting

教師の夜のバイト
Is it okay for a teacher to moonlight as a prostitute?
"An Auckland primary school teacher is moonlighting as a prostitute, throwing her school bosses into a into a quandary over her future. The woman, a mother of two children in her 30s, is new to teaching and moonlights as a prostitute to boost her income....... " (
NZ Herald web newsより)

「オークランドの小学校で新任の女性教師が、夜は売春婦としてバイトをしていることが発覚し、学校は彼女に対する処遇に頭を痛めている。この女性は、30代で、二人の子供の母親。生活のためにムーンライティング(moonlighting:夜のバイト)をしている。・・・・」

この件に関してNZヘラルドのウェブニュースで賛否両論の様々な意見が寄せられている。NZでは、小学校教師の給料は非常に低いと言う。この女性が、子供二人抱えてバイトをしなければ食べていけない状況にあることは容易に察しが付く。だからといって、容認できることではないだろうが・・・

NZで売春が合法化された後、女性警察官が夜のバイトに売春をしていたということで、物議をかもしたことがある。以前、このブログでダニヴァークのメインストリートで娼館を開業する、というニュースについて触れたことあるが、娼館「ミダラな女たち」は、賛否両論の中で8月に開業し、ビジネスは順調に行っているらしい。

警官や教師が、夜のバイトに売春婦(夫もあり?)をするとしても、これが合法的な職業であれば、現職に支障をきたさなければ、やっても雇用側は、解雇できない?ということになるのだろうか?売春合法化で、税金を徴収できる、とか、性病予防効果があるとか、以前も意見があったが、果たして、本当にプラスなのだろうか?私には、やはり、男性に都合のいい法にしか思えないのだが・・・

2008年9月23日火曜日

NZの隅々を旅するの記3ー序章


北島の旅 (2005年4月29日~5月8日)プラン


2005年5月の連休を利用しての10日間、姉とその友達の、第2回NZ旅行の企画、ツアーガイドをおおせつかった。前回は、南島中心だったので、今回は北島を中心に周ることにした。シンガポール航空を利用したので、往きはストップオーバーの待ち時間を利用して、シンガポール4時間観光も盛り込んでみた。

旅程(itinerary)2005年4月29日~5月8日
4月29日: SQ 989  福岡発:10:30 
             シンガポール着:15:40
       4時間程のシンガポール観光
       SQ 285 シンガポール発:21:00
4月30日: オークランド着:10:25
5月 1日: ハミルトン経由ロトルア観
5月 2日: タウポ観光 
5月 3日: タウポ観光をしてオークランドに戻る
5月 4日: ムリワイビーチ
5月 5日: ベイ オブ アイランド
5月 6日: ケリケリ
5月 7日: SQ 286 Auckland 発:14:10
Singapore 着:20:45
5月 8日: SQ 990 Singapore 発:01:00
Fukuoka 着:08:00


2008年9月21日日曜日

Sakura Festival


IPCの桜祭り

昨日(9月20日、土曜日)、Palmy のIPC(インターナショナルパシフィック大学)で恒例の桜祭りが催された。マナワツ川(Manawatu River)にかかるフィッツァーバート橋(Fitzherbert Bridge)を渡って左の方に丘を登っていくと右手にIPC のメインキャンパスがある。橋を渡って右に行くとマッシー大学(Massey University)。そのマッシー大学に通って日本語を勉強しているキャサリン(Catherine)に誘われ、彼女の友達も含め4人でIPC に出かけた。金曜日まで雨が多かったのでお天気が心配されたが、幸い良い天気に恵まれ、たくさんの人出だ。
IPC は、以前ブログでちょっと紹介したことがあるが、日本とNZの共同プロジェクトによって設立された初めての私立国際大学とのことだ。門のところで、浴衣を着た日本人の女子留学生たちが桜祭りのプログラムを配っている。門から入って桜並木のなだらかな坂道を歩くと左に大きな池、右側にちょっと他の大学とは雰囲気の違う三角屋根に特徴のある黒の縁取りの窓枠が目立つ建物が眼に入ってくる(写真)。この建物は、スワンゲストハウスと呼ばれている。1980年代初め頃、このアオカウテレ通り(Aokautere Drive)に、スワン家(Swann family)が建てた大邸宅だったそうだ。1988年に、どういういきさつか、日本の教育企業が買い取りこのスワンハウスを中心に大学キャンバスを開発していった。学生の約半分が日本人留学生で占めれれていて、桜フェスティバルは、キャンパスを一般に開放し日本の文化を伝えるのが一つの目的のようだ。

八分咲きの桜並木が鏡のように映る池の周りを散策しているうちに、昨日の雨で泥状の芝生に靴がめり込み泥だらけ。瀟洒なスワンハウスの前の広場で何やら人だかりがしているので覗いてみると、和太鼓のパフォーマンスが始まった。日本人の学生に数人他の国の学生も交えてのパフォーマンスは、華奢な女の子たちからは想像もできないほどパワフルだ。その後、ヨサコイダンス(よさこい節の踊り)も披露され、満場の喝采。

お腹がすいたので、フードコーナーのテントに行くと、国際色豊かな軽食を買うのにどこも行列でいっぱい。比較的空いていた日本食コーナーできゅうり、炒り卵、鶏ミンチの3食弁当(5ドル)とやらを買って食べた。お腹空いていたせいか?なかなかの美味だった。カルチャー教室では、茶道、書道、折り紙、ゲームコーナーなどがあり、中でも一番人気で行列ができていたのは、着物(浴衣)を着て写真を撮ってもらうコーナー。キャサリンとその友達は、長い間辛抱強く待って、日本のどこかのお城の写真を背景に、日傘をさした浴衣姿で写真を撮ってもらって大喜び。着物コーナーの宣伝に、Kiwi らしい男の子が、左前に浴衣を着て立っているのは、マ、ジョーダンか、ご愛嬌?でも、キャンパスを浴衣を着て歩いている女の子が多かったが、中に1人、浴衣を左前に着付けて得意そうに歩いている女の子を見たときには思わず、まじまじとそのかわいい顔を見入ってしまった。これはジョーダン??ではないらしい・・・「あなた、日本人?なら着物の着方ぐらいちゃんと学んでから着なさい」と、思わずオバタリアン根性で言いたくなったのをグッ~とガマン。・・・ここは、NZ、誰もそんなこと気にしない!気にしない!

以前、オークランドで、ただ外国語を学びにいく目的だけで語学学校に行く若者ばかり見てきたので、今日は桜祭りを見に行って(左前の浴衣は別にして)、IPC で、環境学や福祉学、ビジネスなどの学科を専門に勉強し大学の学位を取る日本の若者が多いのを目の当たりにして少し嬉しくなった。(*スライドショーも見てください)

2008年9月14日日曜日

My favorite 10

             (スーパーマーケットで silveside:1kg6.98ドル)

Silverside
シルバーサイドは、牛の臀部の堅い肉の部位のことで、NZやオーストラリアでは、塩漬け肉に使うことからコーンドビーフの代名詞になってしまったらしい。スーパーマーケットにいくとこの部位の牛肉の塊(生のまま)を塩漬けにしたものがパックされて売っている。この塊肉を、たっぷりのお湯で煮込んで塩分を抜き、スライスしてサンドイッチや、その他あれこれお料理に使う。1kg 7ドル位なので、この物価高の折に、とてもありがたいこと。

作り方は、そこそこの家庭で、色々ありのようだ。

A家のレシピ:
肉の塊が十分沈むくらいの鍋にお湯を沸かし、シルバーサイドを入れてしばらくボイルした後、お湯を捨て、塩分を除き、また水を入れ、適当な塩加減になり柔らかくなるまでコトコト煮る。後は、スライスして温野菜を添えて、マスタードなどをつけて食する。ご馳走になって、想像より悪くはなかったが、何度もボイルするからせっかくのビーフの旨みも流れてしまうのでは??というのが正直な感想。
B家のレシピ:
鍋に水とmolt vinegar(酢)を1対2, syrup(シロップ) あるいはhoney(蜂蜜)を適当に、 cloves(粒の丁子)も適当に入れ、好みで玉ねぎ(皮をむいて丸ごと)やニンジン(大きく切って)、セロリ、パセリの茎などの野菜を入れてボイルする。(分量は、肉の塊の大きさによるので、Kiwi 風?に何でも適当に)沸騰させないよう、コトコト煮ること1時間半から2時間。串を刺して、ス~と通るようになったらできあがり。これは、酢と蜂蜜の甘み、肉の塩味がバランス良く効いて、おいしい!イケマス!塩味が少し気になる向きには、水、酢、蜂蜜の分量を増やすことで、緩和できる。酢で煮ているので、冷蔵庫で長く保存できるようだ。

2008年9月7日日曜日

父の日

             オハキア空軍基地(Ohakea Air Force Base)
Kite Day(凧揚げデー)
NZでは、9月の第1日曜日が、父の日。ここPalmyでは、親子で凧揚げを楽しんでもらおうと父の日の一行事として、カイトデー(Kite Day:凧揚げデー)を開催する。会場のオハキア空軍基地(Ohakea Air Force Base)は、NZ最大の空軍基地。ここで、航空ショーも数年に一度開催される広大な基地だ。
今日は、好天だが、あまり風がないせいか、凧の揚がりが悪いようだ。昨年に比べて参加者も非常に少なく、凧もこれといって目立つものが無かった。3ドルの入場料を払って見に行ったけど少々がっかり。でも、創意工夫した凧を揚げて競うためではなく、父子あるいは親子のリクレーションだからそんなものでしょ、と一人納得。
ヨチヨチ歩きの子供たちが、お父さんと小さ凧を揚げて楽しんでいる様子はとてもほほえましい。でも、世話するお父さんも結構大変だ。これでは、父の日というより、子供の日?

2008年9月4日木曜日

NZ事情9 春の兆し

        (写真:ほぼ満開の plum treeにMonarch butterfly)
9月病

今年の冬は、例年にない寒さで、大雨、大雪、雹、竜巻に嵐、がNZ全土を席巻し、洪水、地すべり、積雪による道路閉鎖、等等、大きな被害をあちこちにもたらした。南島の羊たちも、深い雪の下に埋もれた草を食むことができず辛い思いをしただろう(*いえ、辛い思いをしたのは飼い主の方たち)
8月の終わりからやっと良いお天気が続くようになり、人間よりいち早く春を感じ取った植物や昆虫、小鳥たちが既に春の訪れを知らせてくれている。プラムの木は9月の声を聞くか聞かないうちに薄いピンク色(*よく見たらピンクではなく白色でした)の小さな花びらを次々と開いてほぼ満開となった。これも敏感に春を感じ取って孵化した*モナークバタフライ(monarch butterfly)が、蜜を求めて花から花へと忙しく飛び回りながら春の訪れを知らせてくれている。あちこちで、シャクナゲ(rhododendron)、椿(camellia)、マグノリア(magnolia)、が次々と花を咲かせ、寂しい冬枯れの立ち木の間で華を添える。よく見ると立ち枯れ(*ではなく、落葉樹ですね)の木々にも新しい芽が吹いている。長雨でたっぷりと水分を根っこに吸収したゴムの木(Gum tree:eucalyptus)の老木もこころなしか葉っぱの緑が少し色濃くなったように見える。

春はやっぱりいい。長い、暗い、寒い、冬の後、人の心も花や蝶のようにふわふわと、軽くなって、ワ~!春だ~!!と叫びながらお陽様の下に飛び出したくなる衝動に駆られるらしい。これを、5月病(spring fever)と呼ぶそうだ(落ち込む逆の現象もある)が、ここNZでは9月病?
(*モナークバタフライ:NZのあちこちでたくさん見られる外来種の蝶)