コミュニティのガラ
金曜日(11月24日)の午後、スクエアエッジ(Square Edge)のクラフトグループの部屋で、作業をしていると、アートセンターのジョンが来て、明日、ロスリン(Roslyn)地区のコミュニティがガラ(お祭り:Gala)を開催するので、そこでクラフトグループの作品展示即売をしたらどうかと、もち掛けてきた。別のクラフトグループの組織の女性も来て、一緒のテントでしようと言う。
クラフトグループのメンバーのラマニやヤスミンは手作りのカードや栞をたくさん作っていて売りたいので大喜び。急きょ、土曜日は、11時から5時までテントの下で作品展示即売をすることに決まった。
土曜日、私も、これまで作った小物作品をかき集め会場へ。場所は、ライフ教会(Life Church)の横の、ノートン公園(Norton Park)。
ロスリン地区は、ブータンなどからの難民がたくさん住んでいる地域で、また住民の年齢層が若いので、「ロスリン教育とコミュニティ健全グループ(Roslyn Education & Community Health group:REACH)」が組織され、今日は、そのREACHが初めて企画したガラたとのことだ。
この辺りは、都心から離れた所にあるせいか、いまいち、人出が少ない。皆、無料のソーセージには行くけど、有料のクラフトやコーヒー屋さんにはなかなか来ない。
スパイダーをペイントしてもらっている男の子が二人ヤスミンのカードを見て、これも無料?と聞く。「有料だよ」というと、親を連れて来て「買って」とねだる。でもカード2ドルと聞いて、親は「ダメ」と、一言言って去って行く。多分、「今日は全て無料」と聞いてきた人たちだろう。皆、財布のひもは固い。
スリランカからの難民、ラマニは、たくさんのクリスマスカードや栞を作って所狭しと並べてるけど、あまり売れない。気の毒だから、私も栞を1枚買って、売り上げに協力。バングラデシュ移民のヤスミンも、全くカードが売れない。これも、1枚買って、売り上げ協力。で、私は?・・・というと、結局、何も売れず仕舞い。
お隣のテントでは、教会(St. David's Presbyterian Church:舌をかみそうな名前)からの協力出店で、無料で古本を提供している。私は、NZの雑誌"Women's Weekly"を5冊いただいた。やっぱり、無料は嬉しいものだ。だからって、時間かけて作った作品を無料で提供なんて・・・ね、できません。
終わり頃、背の高い ’美しすぎる(という表現-が日本で流行っていたと思うけど?-まさにぴったりの)”ポリスウーマンが来て「協力ありがとうございました。今度またこういう機会があった時、是非参加してくださいね。」と、お礼を言ってくれたから、感激。NZのお巡りさんは、ほんとに親しみやすくてかっこいい!国民からすごく親しまれ、愛されているのもうなずける。
お祭りで、歩いて回って見る側から、ストールの内側に座って売る側を初めて経験。ちっとも売れなかったけど、とても楽しかった。え~え~!もちろん、また参加させていただきますとも!